バレエとユーロ

 ボーやさん、こんにちは。

 ええ、バレエのファンなんです。・・・・と言いたいことなんですが、この世界、オペラもそうでしょうが、極めるときりがない(お金的にも、暇的にも・・・)ので、私の場合は、新国立劇場と東京バレエ団のみチェックという地産地消型(?)で、他は滅多に行かないです・・・・・が、そこそこ見ていると、やはり、同じ演目の別ダンサー版、別演出家版とかを見たくなるのが人情で、そういう場合だけ、上記ルールを逸脱(?)しています。あとは、「本場で見ること」ですねえ・・・・

 ウンター・デン・リンデンのStaastoperでマラーホフ版のシンデレラを観るって、最高ですねえ。あのとき行けなかった分の劇場は覚えてないのですが、やはり、ここがプロイセン王国以来の劇場ですし・・・・。私もStaastoperで観るのが夢です。さらに、外国のバレエ団でプリンシパルになっている日本人は全員(?)でも観てみたいです。・・・中村祥子さんは、今回来日してたかも知れなかったけど、でも・・・というとこみたいですね。

 新国を見ていても、日本におけるオペラとバレエファンのシェアは7:3くらいでしょうか。やはり、オペラ好きの方が多いですね。この板でも、「旅行は手段」というオペラファンは実はたくさんROMしているんではないかと思いますけど、あれも本場で観ようとして、はまると怖そうで(?)手を出さずにいます。バレエの好きなところは、人間、セリフなしの踊りだけであれほど感情表現できるものか・・・と感心するのと、生オケに合わせて踊って、素晴らしい衣装と舞台装置とまあ、贅沢な「お芝居」だからというところでしょうか。いずれにしろおっしゃるとおり「たくさん観る」のが大事で、その点ヨーロッパの人は恵まれていますね。

 数年前のユーロ絶好調の時に「ユーロは存続できるか?」という本が出て(私は最近になって「ユーロ崩壊」を唱える人たちの主張はほとんど聞かないのですが。)考え方に共感を持てるので好きな本なんですが、まず、(通貨ユーロの存在根拠になっている)マーストリヒト条約というのは「脱退」の規定がない不思議な条約だ。ということと、もし、ユーロが崩壊するとなると、ドイツが「新マルク」みたいなのを作って出ていく時以外はあり得ないだろう。という話で、私もそう思います。結局、ユーロというのは「欧州マルク」みたいなものだから、色々言っても、ドイツが最後まで支える。と信じています。ドイツ人が聞くと絶対いやがる言い方をすると、某独裁者が銃と戦車を使ってできなかったことを、平和裏に成し遂げた。訳ですしね。

 そのドイツは今は景気は「絶好調」みたいですしね。結局、他国の「しくじり」の結果であるユーロ安で儲けているんだから、世話ないですけど。

 が、いかんせん、欧州まで行く暇が当分なさそう。で、せっせとユーロを買って、とりあえずはMMFで運用・・というとこですね。 

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1件のコメント

  • オペラ・バレエとユーロ

    高島たいらさん、こんばんは。

    お返事ありがとうございます。

    私は、1990年に国内での鑑賞を諦めて以来、ほぼ、完全に国外鑑賞に移行してしまったので、新国立劇場に行った事がないのです。

    住居が関東の周辺部分にあるので、東京の劇場に行くには、交通費、プログラム代、幕間のお茶代、日によっては、夕食代などの観劇周辺コストが5000円~1万円必要になりますし、家から新国立劇場までの移動には片道で3時間弱掛かります。

    一方、季節変動はありますが、夫婦2人でヨーロッパに10泊程度の観劇旅行に行く総コストは、ケチケチ旅行をするので、(1ユーロ=150円程度の時でも)約40万円~48万円です。
    単純に総コストを公演数で割った、一公演当たりのコストは2万円~3万円ですので、日本で楽しむ方が安くなる為には、2万円程度のチケットでぎりぎり同等になります。それを考えると、海外勢の引越し公演は殆ど相手にならないですし、新国立劇場の公演でもそれほどお安いとは言えない状況です。

    残念ながら、介護問題が起こってここ2年程はヨーロッパに行けなくなっていますが、1ユーロ=110円なら、航空券代を除いた、現地での消費部分(全コストの約半分)が2割以上安くなる訳ですから、一公演当たりのコストを1.8万円以下に抑える事も可能と思われます。

    そういう意味では、新国のチケット代金はちょっと高すぎると思います。

    ***

    バレエは極端に観劇体験が少ないので、食わず嫌いになっているのかも知れません。ただ、Bejart だけはちょっと見に行っておけば良かったかな~?と思っています。どちらかというとモダン~近代な物の方が取り付き易そうな気がしています。

    YouTube でしか見た事はありませんが、"in the middle somowhat elevated" だったか、そういった題名の踊りの断片を、初演の頃に Guillem が踊ったものと、Zakhalova のもう少し新しい映像とを見比べた事がありますが、新しい物は動きの切れ味が更に鋭くなっていて、Guillem の物でさえ古く感じ、同じ振り付けでも時と共に大きく変化するのが衝撃でした。

    ***

    私は技術屋ですので「ユーロが崩壊する」なんて考えて見た事もありませんでした。
    図書館にあれば「ユーロは存続できるか?」という本を読んでみようかと思います。

    もうすぐ定年という世代なので、日本政府の財政問題に対する対応が物凄く不安でもあり、不満でもあるのですが、高島たいらさんが「全力で」ユーロ買いをなさっていらっしゃるとのお話を聞き、「私もそうしたいよなー」と思いつつ、虎の子を注ぎ込む対象と時期の判断でビビッている所です。
    今は千載一遇のチャンスの様には感じていますが、、、

    私の場合は「全力」ではなく、差し当たって「半力」~「3/4力」位で老後の生活費への影響を分散させようか、といった態度で世の中の動きを眺めています。

    又、趣味のお話お聞かせ下さい。

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