勝沼のメルシャンの「ハーベスト・フェスティバル」は10月の土日、計五日間に渡って行われますが、九日の雨の日に行ってきました。ちなみにこの日は午前はここで過ごした後、そのまま中央線で上諏訪まで行って、すでにレポートした「呑みあるき」に参加したので、さすがに帰る頃には相当酔っぱらっていましたが・・・・。
http://blog.chateaumercian.com/fun/event-and-news/pdf/2010HF.pdf
勝沼ぶどう郷駅は着いてからの交通が極端に悪いので、シャトルバスの類があるか・・・というのが大きなポイント(?)になるのですけど、上記ちらしのとおり、シャトルバス完備。ただ、10:00発は分かるのだけど、それから先は分からない。・・・ということで、前もって電話でタイムテーブルを聞く方がいいかも・・・・。
相当な雨が降っていて、どうなるものか・・・と思っていたものの、現地の会場は、屋外の試飲コーナーにテントを張って、あとはレストランを開放という形。最初にグラスを200円で買って、その後も有料でいちいちお金を払うのが面倒。ここの場合、試飲レベルを超える量(?)をついでくれるので、間違いなく割安(?)ではあるのですけど・・・。
このシャトーメルシャンは今年改装して、記念すべきお披露目の年・・・のはずだったのに、会場ではどこも触れられていなかったけど、例の不祥事の件でキリンビールの100%子会社になった・・・つまり、「独立」が失われた「記念すべき年」にもなって、なかなか胸中複雑なものでしょう。
塩尻にも畑があり、ここの売りは桔梗が原のメルローなんですが、いかんせん、白ワイン派の私には意味がない。まあ、普通に甲州を飲むのが無難・・・・。そして、日本製シャルドネではこれはというものに当たったことがないのですけど、ここはシャルドネにも熱心で、今回も作り始めて10年近くになる福島の新鶴のシャルドネをお勧めというのだけど・・・・飲んでみたけどぴんとこない。それでも、あまり作っていない。というこの新鶴シャルドネのスパークリングワインを一本GET。また、試飲会場では価格帯ごとにお得に飲める「三種類チケット」というのも出していますが、こだわらずに勝手に選んで飲んだ方がいいかも・・・・。
ちなみに山梨は山梨県産の甲州とマスカット・ベイリーAの新酒は11/3まで販売してはいけないとなっているので、ここでも当然販売はなし。実は樽で試飲はOKとかいくつか抜け道があるのですけど、もちろん甲州でボトルは2009年以前のものしか売ってない。・・・・そんなものか。
甲州は比較的単純な香り(と私は思います)で、やれライチだのかんきつ類だの「うんちく系の香り」はあまりしないと思うのですが、そのうんちく系の香りを引き出したのが「きいろ香」という商品。時々東京でも見ますが、ちょっと変わっていておいしい。別のところで書きますが、今年は別のところで衝撃的なうんちく系香りのする甲州ワインがあって、甲州、といっても、いろいろと研究が進んでいる。・・・・・
地元産品の模擬店とかはないけれど、おいしいチーズ屋さんとか、どちらかと言うと洋風で勝負している。展示館では過去の「甘口葡萄酒」を作っていたことへの「反省」なんかも読みとれておもしろいです。工場見学そのものはしませんでしたが、きちんとした「フェスティバル」で合格点ですが、お金のやりとりが面倒なので1500円くらいで試飲自由の方がいいけどなあ。
ということで、6~7杯・・・こうなると酔ってしまっていて試飲の域を越えていますが・・・・飲んでから、勝沼駅に戻り、午後からの日本酒に備えて、下り電車に乗ったのでした。