たまたま日経の土曜版でシュトレンのランキング特集(シュトレンはドイツのドレスデン起源のクリスマスによく食べるパンケーキのようなお菓子)をやっていて、あれってワインにも合うよなあと思っていたところ・・・
土曜日の夜に勝沼のとある居酒屋で一升瓶ワインを飲んでいたのだけど、そこにメンバーの一人が勝沼のとあるワイナリーで作っている(勝沼のワイナリーはこの手のお菓子を作っているところもいくつかある)本日から発売というシュトレンを持ってきた。お店の了解をもらって切り分けて食べたところ・・・甲州のワインにもよく合っておいしい。
元々勝沼の一升瓶ワインは、密造酒を防ぐために税務署が主導して「組合」を作り、その組合ごとにワインを作って・・・というのから始まっているので、どぶろく風(?)のワインが多く、はやりの辛口のすっきりしたワインとは異なるものも多いのだけど、最近はソフィスティケートされた(?)今風のワインも多い。そこの居酒屋では赤と白をそれぞれ飲んだが、びっくりするくらいおいしい。一升瓶にはワイン名のラベルなんかはなくて、酒税法上最低限必要な製造社名、容量等を記載した小さなラベルが張っているだけ、である。
これが山梨でなぜか残っている無尽の会合(無尽というのは江戸時代の頃の話で、現代日本では廃れたものとおもっていたのだけど、山梨では県庁所在地の甲府でさえ無尽が未だに残っている。)といっしょに発達して・・・らしいのだけど、話がそれました。今日の話は日本のシュトレンと日本のワインでも、すごくいけるものだ、というお話です。よい一週間を。