質問「馬肉の生レバー」は?

上で書いているように馬肉のレバ刺しを出している店が徒歩圏内にあるのでもし危ないのならそのような理由をついでに教えてください。

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1件のコメント

  • 16/07/10 15:09

    感染の確率が少ないだけ

    極論すれば、魚も同じ。
    生食は、食中毒のリスクが必ずつきまといます。

    サバだって同じで、(北)九州以外の日本では生で食べません。
    また、生で食べることを知ると驚く人がほとんど。
    これは寄生虫のためです。

    何故、地域限定かと言うと、
    ・新鮮なので、気にすることはない。
    これは細菌性の場合に言えることですが、実は
    サバの場合、
    ・主な原因生物であるアニサキスは内臓に生息し、
    そこから筋肉(可食部)への移動に時間が掛かるので、
    上記鮮度は重要なのですが、これは北陸や太平洋側でも
    同じこと。

    この原因は最近わかり、対馬海流にいるアニサキスは
    内臓から筋肉に移動しにくい。

    この生物は胃壁に穴まで開けますが、ヒトでは間借りも
    できないため(ここの業界用語で言えばトランジット)、
    そのうち、居場所の悪さに気がついてくれ、その前に
    破壊し尽くしますが、いつかは出ていってくれます。

    馬肉も同じ。回虫さんには住み心地が悪いのでしょう。

    細菌やウイルスに限らず、高等生物にも種の壁は存在します。
    これがなければ、人類はとうの昔に絶滅していたかも知れません。
    一方で、交通網の発達、人の移動、未開地の開発、食生活の
    変化、食生活における経済効率の重視(狂牛病がさいたる
    もの)などが、これまで地域限定だった病気を一気に
    拡大する危険性(実際している)があります。

    人類が長い間築き上げた食文化って、実は科学的根拠もあり、
    優れたものなのです。さすけねえさんのエネルギーの源泉で
    あるアルコール(エタノール)だって、日本酒の場合、米に付いた
    カビ(麹)さんが居なければこの世には生まれては来なかったはず。
    元々は危険なカビを、我々のご先祖様が安全なものに変えてくれた
    おかげです。

    日本の場合、自己責任という言葉が成り立ちにくいのでしょう。
    何事もお上が決めないと、ことが進まない。馬肉だって食中毒の
    危険があるが、それを最小限に抑える方法も知っている、または
    わかっているので、認められている。しかし、調理法が悪く、
    食中毒が頻発すれば、または、新種の病原体が発見され、
    その被害者でも出れば、国は禁止に出るでしょう。

    法律で規制するところが、日本らしいやり方ですが、すべて
    自己責任にして良いか否かは難しい問題です。

    卵だって、サルモネラ感染はゼロではありません。
    日本以外の国では生卵を食べる習慣はほとんどないのですが、
    生を加工して食材にはします。危険性はわかっているので
    鮮度が重要になってくるのです。

    結局は程度の問題で、ブタレバーと言うよりも豚肉を生で食べないのは、
    子供の頃から親に言われてきたことなのですが、それが伝承されなくなった、
    さらに、ウシの禁止がブタに流れるという想定外の自体になった。それに
    慌てた厚労省の役人が政治家を説得し、禁止になったのだと思います。

    馬肉はリスクが少ないにと、消費量が少ない、地域限定で、食べる人は
    食べ方を知っているからでしょう。実際、がんじがらめの規制を敷けば、
    人間は食べるものがなくなります。

    なお、私は生(動物)肉は決して食べません・・・。

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    さすが詳しくありがとうございます

    知人の和食の板前がカツオのたたきを作るとき皮と身の間に寄生虫があるからたたきにするとその虫を調理中のやつを大昔見せてくれました。

    同様に知人の中華職人が豚のレバーを炒めると寄生虫の通過穴が出てくるってこれも。

    人間も寄生虫が通れば穴が開くのでしょうね。

    成功を祈る!

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