また来たい街公州を駆け足でめぐる -釜山発茂朱リゾート・公州旅行記11-

公州の街はわかりやすいこぢんまりとした街だ。
かつての百済の都、熊津にあたる。そして、唐、新羅連合軍に滅ぼされた国だ。
その街で、韓国観光公社のガイドブックにあった写真の武寧王陵は是非見ておきたかった。
何度か、韓国旅行のプランで公州は計画の段階で行き先としてあげていたのだが、最終的にははずれていた。
今回、ちょっと様子見に公州まで来た。という感じだ。

タクシーは、すぐに古墳群公園の駐車場に着いた。
料金は2200ウォン。
時間はすでに、10時近い。
古墳群は、かなりきれいに整備されていた。
資料館に入り、武寧王陵の石室にも入り写真を一枚だけ撮った。
そのあと、古墳公園の中を歩く。
武寧王陵の石室入り口も見ることが出来た。
ここは密封されていると聞いた。

古墳公園のインフォメーションで国立公州博物館の所在を聞いた。
英語でここから歩いて5分と聞いた。

確かに、道路沿いに5分ほど歩くと公州博物館らしき建物が田圃の中に見えた。しかしここでタイムアップ。
博物館は移転したばかりだそうだ。

今回はあきらめる。
車はほとんど走っていなかったが、運良く、タクシーを捕まえる。
市外バスターミナルへと告げる。

時間はすでに10時半を回っていた。
残り時間、あと2時間である。

無事市外バスターミナルへ着いたのだが、実はとんでもないバスターミナルだった。(笑)
ターミナルは、古い建物で、地下一階地上二階。
ところが二階へ上がっても地下へ降りても、バス乗り場へのドアは固く閉まっているのだ。
少々焦った。
一度外へ出ると、バス乗り場への外側の入り口があってそこからはいるのだ。
切符売り場も建物の外にあって、窓口2つだけ。
本当に、公州初心者泣かせのバスターミナルだった。

無事、東大田行きのチケットを購入。
バス乗り場へ行くとバスが。
運転手に、東大田というとこのバスは違うという。
西大田行きだという。
果て困った。
時間がない。
そこで、儒城に行くかと聞くと行くという。
それで解決。
儒城から大田駅までタクシーを飛ばすことにする。
行きのバスが儒城オンチョンに止まったことがヒントになった。
汗をぬぐいながらバスに乗った。

11時前の出発だった。
もう時間がない!!









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  • 旅の終焉。公州、儒城、そして大田駅へ -釜山発茂朱リゾート・公州旅行記12-

    バスは出発する。
    西大田行きバスは、気がせいているみなみやまを尻目に
    おもしろい動きを見せた。
    まず、錦江沿いに、右岸を大田に向かって走る。川向こうに公山城がよく見える。そして、バスは川を渡って市街地へ入り、公山城の裏側、最初に大田からのバスが到着したところにバスが止まったのだ。
    乗客を乗せ、バスは発車、しばらく行くとバスが大きくUターンする。
    これで、進行方法が逆となる。
    おもしろいパターンだが、時間を気にするみなみやまにとっては、あまり楽しくない時間だった。
    そして、再び、走り出した市外バスは行きと同じ錦江左岸の片側1車線道路を寄り道をしながら走り続けた。

    ふとバスが止まった。
    乗客が降りる。
    不安がよぎった。
    バスは広い道路沿いに止まっている。
    運転手に、儒城オンチョン?と聞く。
    ネー。

    うっかりしていた。
    儒城までは、時間が早いのだ。
    そして、バスターミナルではなくて、幹線国道沿いだ。
    このバスは、あと大田西部バスターミナルに行けばよい。
    わざわざごみごみした狭い道路を入って儒城バスターミナルへ行かないでいいのだ。
    うっかりしていた。
    あわててバスを降りる。
    こういう隠し球があるのがおもしろい。

    すぐに、タクシーを拾った。
    当然助手席に乗る。
    行き先をテジョンヨクという。
    ネー。

    ハングルマルモルラヨを言っておく。

    おもしろ運転手だった。
    途中、韓国特有の河川敷道路を驀進するのだ。

    初めて、大邱だったか?河川敷の道路を見て笑ってしまった。
    日本では、許可されない道路が韓国ではちゃんと存在している。
    車優先であれば、住宅や商店を取り壊して道路を造るよりも確実に渋滞緩和につながる。
    韓国らしい発想だと思っていたが。

    タクシーは、快調に河川敷を走る。
    カメラを出して写真を撮るというと運転手は笑っていた。
    変な外国人だと思ったのだろう。
    おかげで時間は、予定よりも早く大田駅に着いた。
    料金は81000ウォン。
    正解だった。
    カムサムニダ。
    12時前に大田駅に到着できたのだ。
    あとはKTXで釜山へ向かうだけ。
    しかし、そこにはまだ試練があったのだ。(笑)











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    大田駅のフードコートでオーストラリアの青年にキムパプをおごってもらう。(汗)

    -釜山発茂朱リゾート・公州旅行記http://www.geocities.jp/southyamajp/index.html
    13-

    少々焦ったが、12時には大田駅に着いた。
    計算通りであるとは言い難い。
    しかし、駅舎の写真を撮る余裕はあった。

    さらに、今朝から食事はしていない。
    駅1階のフードコートで食事をすることにする。

    今回の旅行は、計画が緻密すぎて、食事は貧困だ。(笑)
    まだ新しい食堂にはいることにする。
    店の外に、大きなメニューの写真が飾られている。
    その写真を、外国人がのぞき込んでいる。
    こういう時は、すぐに声をかけるみなみやまである。
    ただしその外国人は男性。
    韓食になれていないと思ったのだ。

    そのまま二人で、レジに行き注文をする。
    レジの女性がカルククスというとウドンはあるがカルククスはないという。
    それでキムパプを注文する。
    彼は、レジの女性に、外の写真を指さして、さらにカレーのような感じでルーが赤色系の料理を注文する。
    レジの女の子は当然連れだと思って、一緒に計算する。
    そして、なぜか彼が料金を払った。
    それでいいのかというと、彼はそれでいいという。
    ま、いいか。

    それから食事をしながら、カタコト英語で話をする。
    実は、彼はオーストラリア出身で29歳。
    エンジニアリングの??の研究者のようだ。
    大田に住んで、1年になるという。
    彼は独身で、これからヨンドンポの友人を訪ねていくという。
    友人は男性だそうだ。
    ヨーロッパは行ったことがあるが、日本へ来たことがないそうだ。

    彼は、韓食は食べられるという。
    ところが、つきあわせのキムチとたくわんはダメだという。
    笑ってしまった。
    やはり、1年住んでも漬け物系は苦手なようだ。
    ということで、ランチタイムはおしまいだ。
    2階の改札に行き、彼が先にホームにはいる。
    グッドラック!
    あとでわかったが、彼のチケットはヨンドンポ行きのムグンファのチケットだった。
    中年のおじさんが、青年におごらせてしまったのだ。
    割り勘の習慣がないという韓国で、仕方がないが、少々心が痛んだ。
    というよりは、確信犯だったかもしれない。

    アナウンスは、盛んに機械的に釜山行きKTX列車の遅れを放送している。

    釜山では1時間前に出国手続きとなっている。
    列車が遅れると、その時間に間に合わなくなってしまう。

    せっかく、食事をしてほっとしたのに、また、気持ちの余裕がなくなってきた。
    しかし、韓国国鉄の改札は、出発の10分前だ。
    それでよく乗り遅れがないのが不思議だが。

    列車改札の放送を無視して、自動改札に切符を入れる。
    すると、例のドアがちゃんと閉まるのだ。(笑)
    しかし、それを押し開けて構内にはいる。
    内心、不安がよぎった。が、特に、駅員からのおしかりはなかった。

    ホームに降りて、先行列車の到着を見たり、写真を撮ったりして時間を過ごした。
    ここでも駅員から注意されることはなかった。
    先行列車に乗ってしまおうかという衝動に駆られたが、それはさすがに思いとどまった。

    12:31大田発のKTXは、10分遅れで大田駅に到着した。
    列車に乗り込む。
    さてどうしたものか?
    まあ、ケンチャナヨ!で行くことにする。
    無事、帰国できるのか。
    明日は朝から仕事である。