レポート
  • 女性
  • 50代
  • 元県庁職員
  • 香川県
  • 英検2級、ロシア語教員免許、ドイツ語4級

ルアンプラバンのタクシー

公開日 : 2024年09月15日
最終更新 :

2011年8月、私は、タイ・バンコクから、ラオスへ行った。
ラオスの首都ヴェンチャンから,空路ルアンプラバンへ行った。
ルアンプラバンの空港で、ホテルの予約をした。
一泊15万キープ(約1,500円)のホテルだった(バスルーム付き個室)。
空港外へ出ると、タクシー乗り場にタクシーが1台もなかった。
「どうしようか?」
と思いながら、ウロウロしていると、タクシーが1台来た。
タクシー運転手は、嫌そうな妙な様子をしながら、私に、乗るように、合い図した。
私は、後ろのトランクを開けてもらい、スーツケースを入れた。
私は、ホテルの名前を告げながら、乗り込んだ。
ルアンプラバンは、山の中だ。托鉢僧で有名な観光地だ。
タクシーは、山の中へ入って行き、妙な所で停まった。
私は、
「ホテルへ行け!」
と英語で怒鳴った。
助手席のドアを開けて、男が一人、乗り込んできた。
私は、
「降りろ!これは、私一人のタクシーだ!」
と英語で怒鳴った。
運転手が、
「降りろ」
と私に英語で言った。
私は、ドアを開けて、タクシーを降りた。
周りは、ラオス内戦で、大虐殺があった村のように、土塀は、崩れ、廃墟になった家々が、建ち並んでいた。
男が数人、立っていた。
タクシー運転手の携帯電話が鳴った。
運転手は、何か話し、私に、再度、タクシーに乗るように、合図した。
助手席に乗ってきた男は、タクシーから降りた。
私は、タクシーに乗り、ホテルへ向かった。
ルアンプラバンには、1週間くらい滞在した。
ホテルから空港に行くタクシーは、なんともなかった。
ラオスで怖い思いをしたのは、この1回だけだ。





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1件のコメント

  • 当時、私は、何が何だか、わからなかった。
    彼らには、殺気がなかったし、武器も持っていなかった。それに、芝居じみた雰囲気があった。
    外国では、タクシー強盗は、ありふれている犯罪なんだろう。


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