ヨーロッパを一人で旅していたのは今から10年前、まだ通貨がユーロではなくギルダーだった頃のお話です。その日は天気が悪くニース発のKLMがスキポール空港に到着したのは予定より大きくディレイをした午後10時すぎ、予約をしていたダムラックにある安ホテルにチェックインしたのが11時過ぎでした。フロントではノーショーだと思っていたそうで、もう少し遅ければ他の客を入れるところだったそうです。
案内された部屋はとても狭くいびつな形で、物置部屋の様なじめじめとした部屋でした。すぐに部屋を交換してくださいと申し入れましたが、他に部屋はなく仕方がなくそこへ泊りました。疲れていたので、楽しみにしていたコーヒーショップへ行く事もなく、そのまま寝込んでしまいました。真夜中にふと目が覚めるとバスルームで何か気配を感じました。その数分後、備え付けのドライヤーが勝手に動き始めたのです。怖くなったのですぐにフロントへ行き事の次第を報告しました。
フロントでは特にドライヤーをチェックするわけでもなく「今日は何も対応できません、明日他の部屋が空き次第ご案内します... 」その夜は飾り窓へ行って明るくなってから部屋へ戻り、部屋を代えてもらいました。あの部屋は何だったんだろうか?他のホテルの従業員から聞いた話ですがその手の部屋はできるだけ使わず開けておくそうです。最後の1室へチェックインするのは注意が必要だと勉強になりました。
みなさんはこんな経験ありますか?体験談をお聞かせください。