SOUTHWESTの事故原因に関連して...怖かったが安心して再度怖くなった話 1.以前は怖かったが今は安心していられるお話 航空機に搭乗する際に必ず守らなければいけない事の1つに 離着陸時の電子機器の使用禁止項目があります。 機内の電子機器への電磁妨害(EMI:Electro Magnetic Interference)を 避けるためですが、以前はこのような事は意味の無い程に 機内の機器類同士の電磁波が干渉しあっており、機器のハングアップが 問題となっておりました。 この問題を解決されたのが、航空機産業とは全く関係の無い日本の 某大手メーカーの技術者でした。(業界では有名な話です) 真空管からトランジスタ・LSI世代を経験された、EAVOさんや GGA02757さんならお分かりと思いますが、機内の電気機器の配置や配線の 初歩的な基礎が守られておらず、Body-Effectや静電気障害、機器同士の EMI等が干渉しまくって大変な状態だったそうです。 たとえば平気で他点アースがされていたり、相互干渉してはいけない 信号線の平行配線によるクロストーク等(1990年前後だったと思います) ボーイング社に指導に行かれたそうです。 当時最高度の安全を要求される航空機でこのような事態に陥ってました。 今は解決して大丈夫です(本当にそうでしょうね~...お願い) 2.SOUTHWESTの事故原因に関連して再度怖くなった話 話題19で... >離発着時に加わる応力と回数によって金属や接合部分の疲労破壊が >発生しますが、これらにに対する回避対応は基本的に分かっており、 >航空機製造メーカーや材料メーカーで対応しているはずです。 >(明確に分かっており、各種製品に対して適用されております) 機体の加・減圧繰り返しシミュレーションやそれらの実験、疲労破壊の 予測解析などは現在では容易に高精度の解析結果ができますが、 これって、きちんとやられているんでしょうね? いずれにしても、搭乗者には全く判断できない事柄で... 知らないほうが気楽ですが(笑)...
>平気で多点アースが 「多点アースをするとハムが乗る」 「多点アースをすると グラウンドレベルが揺れる」 こういったことは、体で 覚えてくるものです。 しかし、最近は、製品はパソコンで 設計する、と錯覚している人が多いのではないでしょうか。 体で理解していないから、事故が起きたとき、ちんぷんかんぷん になって、解決が遅れる。 古い機体ではおびたたしいケーブルが屋根裏を張っていた ようですね。今は、光ファイバーになっているのでしょうか。そう なれば、アースやクロストークの問題は軽減されるでしょう。 でも、1本のファイバーが切れれば、多数の信号が途切れます。 これも怖いですね。
訂正 すみません、下記訂正します。 誤:他点アース 正:多点アース 誤:機体の加・減圧繰り返しシミュレーションやそれらの実験、疲労破壊の 予測解析などは現在では容易に高精度の解析結果ができますが、 誤:機体の加・減圧繰り返しシミュレーションやそれらの検証実験、疲労破壊の 予測解析など、現在では容易に高精度の解析結果が出てきますが、 恥ずかしいですm(_ _)m