Re: Re: 米国の歴史授業は? sattさん、レスありがとうございます。 > まだ残っている州があるかわかりませんが、初等教育を母親がやっても良いところがあります(た)。 > 学校へ行かなくて、自宅で教育するということです。 > 西部開拓時代の名残でしょうね。 以前、アラスカ(だったと思います)のノンフィクションTVを見た時、お母さんが無線で(学校と?)やりとりしながら教科書?で自分の子供に教えていたように・・・ (でも、かなり偏屈なる教育になる可能性=危険性を感じてしまいます。)
ホームスクーリング(自宅学習) これがホームスクーリングですね。 理由は地域や個々の児童生徒/保護者によって様々ですけど、 遠隔地で通学に不便という理由の場合『も』あります。 ただ、通学に不便という理由『だけ』の場合は、多くは、分校のようにある建物(公民館など)に数人の児童生徒が集まり、そこにネットワーク経由(インターネットではなく、広域イントラネット)の映像付き授業を行うという方法が取られる事が多いようです。 多くの場合は、保護者の宗教的な理由や地元教委との教育方針の違い(中には地元教委のレベルが低いからという自宅英才教育の保護者も居るようですが、稀です)、不登校、イジメ被害児童生徒、妊娠中もしくは授乳中の女生徒(中学生を含む)など、ほとんどが児童生徒あるいは保護者側の問題で選択しているケースが多いようです。 ほとんど全国の教委が20年以上前から採用していると思います。 (ほとんどの教委が、何らかの問題を抱えていますから) 初めてこのホームスクーリング制度を知った時に、「保護者が教員免状を持っているなどの特殊な場合ですか?」と尋ねたら、「保護者が移民でも誰でも可です」と説明され、驚いた記憶があります。 裏話としては、不登校あるいはチャータースクール・私立などへ転出されるよりも、ホームスクーリングで在籍させていた方が在籍児童生徒として数字に数えられますから、その分予算が下りるんですよね。 (アメリカの教委の予算は、在籍生徒数x定額(約$9000ほど)ですから、在籍生徒数の増減で毎年予算が変わります) 勿論、それだけが理由ではないですが・・・・。 ちなみに、LAUSD(広域ロスアンゼルス教委)では、ホームスクールでの卒業者(高校卒業者)が毎年1,000人ほど居ます。 勿論、ホームスクーリングから大学へ進学する子も居ます。 > (でも、かなり偏屈なる教育になる可能性=危険性を感じてしまいます。) 同感です。 基本的には不登校やドロップアウトなどのアットリスクな児童生徒が大半で、最後の砦(ドロップアウトされるよりはせめて・・・)という意味合いが強く感じられますけど、中には保護者の宗教的・思想的理由、教育理念の違いなどから集団授業を受けさせない保護者『も』居るようです。 ある教委のホームスクールの児童は、保護者が大学の教授で自宅で超英才教育を行っているとの事でしたが、これすら僕はバランスの取れた教育がなされないのではないかと危惧してしまいました。