ウンチクではなくて調べました。 サンフランさん スタンフォードと聞いてエッと思って調べたら そうなんです、映画大平原のメインテーマのセントラルパシフィック側にスタンフォード・リーランドがいました。 まさにこの時代の人なんですね。 ゴールドラッシュで金を掘らずに食料品点を開いて荒稼ぎのオカネをサンフランシスコを拠点に鉄道会社を起業・・・リンカン大統領の命を受けてユニオン・パシフィックと両側から線路工事・・・。1869年5月10日(なんと明日・・!)ソルトレークのオグデンで連結・・。このオハナシだったのですね。 その後早逝した息子のためにたてた学校が スタンフォード大学だとか。 そういえば シェラネバダ山脈越えの難工事でほとんど絶望と思われたときにそれまで単なる下働きであった中国人労働者が中心になったとたん工事が進展し始めて ようよう完成した・・・という事実があるようです。 そうしてその後工事完了後の彼らが サンフランシスコとのチャイナタウンを作るのだそうです。 財政的には清朝末期の総理大臣李鴻章の一族が支援していたとか・・・これはまったくの余談です。
Ogden? 北米大陸にはほとんど興味がないのですが、大陸横断鉄道だけは4/5くらいのりました。(ただしカナダ)で、大陸横断鉄道の締結はユタ州プロモントリであったと記憶していますが、これはオグデン市に含まれるのでしょうか?
Promontryは いまは廃線になっているとか・・ 初めの大陸横断鉄道はグレートソルトレイクの北岸を迂回していて オグデンの北西60キロぐらいの丘の上だとか。 ここが最初の犬釘を打った場所。 その後30年後にグレイトソルトレイクを横切って鉄道が引かれこちらが幹線になってその時点で 大陸横断鉄道のジャンクションはオグデンになったとか・・。 旧線は1942年に廃線になっていますから いまはプロモントリには線路が無い・・・ので オグデンという事になってしまうようです。 地図を見ると今でも何にも無さそうなところです。オグデンとプロモントリの間に大きなバードサンクチュアリがあるぐらいですから・・。 映画のお話から いい勉強をさせてもらいました。
スタ大の教会へ行くと スタンフォードの威光がしのばれます。アメリカの大金持ちは公共的なことに金を使うところが....日本の金持ちもそうあってほしい。 後藤啓太は東急電鉄を作ったが、白木屋(飲み屋ではない)の買収で名を落とした。今ならM&Aではやされることだが?...その意思を継いだ昇氏は学校経営にあたった。私はその大学へ行った。西武の堤さんも犯罪人になってしまったが、日本のウインタースポーツには金を使っていたようだ。 鉄道工事といえば、カルフォルニアとかテキサスで何代もいる中国系の人は鉄道工事に連れてこられた人たちの末裔だと言う話を聞いたことがある。
強盗慶太とピストル堤 スケールは小さくなりますが日本のポッポやさんの話が出たのでこれもウンチクついでのヨタバナシを一席。 五島慶太・・・なんです、はしっかりした実業家で日本での近代資本主義が確立?した昭和初めに株式市場を利用しての企業買収と合併で競争に打ち勝ったビジネスマンです。 当時の日本ではめずらしかったのでオカネで人の家(会社)に押し込んで脅かす・・・という意味で強盗ケイタ(五島のモジリ)といわれました。つまり戦後の白木屋騒動も消費社会の登場をいち早く察知した企業家精神と見られないことも無い。 何しろ白木屋は江戸時代からのお店ですから 当時の新興?企業家東急なんてとニラマレルのも仕方ない風潮でした。 一方 ピストル堤は西武の堤康次郎、早稲田の柔道部出で当時の衆議院 議員の院外団(ほぼ政治ゴロ)で有力者に取り入り、戦後の混乱期には旧華族の家や不動産を税金の立替としょうして大量に取得、その土地屋敷が・・・プリンス(これも臆面の無いネーミングですが)ホテル群になります。 お金持ちの未亡人からどうやったのか沢山の遺産を取得したのも・・・。(この辺の経緯は梶山季之の悪徳代議士・・なぜか絶版?にくわしい) そして後継者に言いつけを守る今の義明氏に指名。膨大な不動産を今後10年は手をつけるなと遺言したとか。 それをしっかりまもった義明氏が恐る恐る手を染めたのが原野をスキー場に開発する事。なぜってスキーが好きだったから。 その頂点で冬季オリンピックを目指した・・・ということで どうもスタンフォードおじいさんの大学創設とはかなり意味が違います。 あっ 卒業生でしたね。 それは失礼しました。 いまのXXの混乱の原因はすべて創設者の・・・前時代性にあるといっても間違いではありません。 エへ ゴメンナサイ。
誤字訂正ありがとうございます 五島さんのお名前を打ち間違えました。お詫びします。