今回の落ち着きどころ 今回、迷惑をこうむったのは、etretatさんだけではありません。 もともと4/24のKL868便に乗る予定だった乗客全員が、なんらかの形で迷惑を被っています。もしetretatさんに対する、大がかりな補償(これをどの程度と見ているかわかりませんが)の責任を、航空会社が認めるのであれば、航空会社はそれを、ほかの乗客全員に対しても行なうくらいの覚悟をもって認めるということになります。それは航空会社にとって大変な負担になるので、そう簡単には認めないでしょうね。 そういう大がかりな補償ではなく、小さな補償(マイレージ加算だとか同じ航空会社の予約に使える割引券だとか金券バウチャーだとか)に対しては、わりと柔軟に航空会社は話に乗ってくるかと思います。これも、ちょっとズルい作戦だとは思いますが、そのときの乗客になるはずだった人全員に均等にというわけではなくて、「クレームをつけてくる人」に対してのみ、行なうでしょう。 大がかりな補償を求めるのか、小さな補償で満足するかは、etretatさん次第でしょう。ただ、大がかりな補償を求めて戦うのには、膨大な時間と労力が求められ、果たして今回のケースはそれに見合うものなのかどうか、ということになります。 自分は2年前、NWでシンガポールへ行き、帰りは午前6時発とかで午前4時のチェックインだったので、地下鉄も走っていない時間だったので、タクシーで空港に向かいました。しかし、「機材不良」という理由でこのNW便は欠航となり、2時間以上待たされたあげく、結局午前9時ころにJAL便に乗客全員が振り替えになりました。なんだ~地下鉄で来れたじゃん、と思いましたが、同時にこのとき浮かんだ疑問は、「もしかしてNWはJALと取引しているのではないか」というものでした。 つまり、NWに乗る予定だった乗客全員が振りかえられたということは、NWに乗る予定だった人数はそれほど多くなり、またJAL側にもそれを迎えいれるくらい席に余裕があったということです。これは偶然だったのでしょうか? お客はさんざん待たされていきなりアナウンスで「振り替え」になったような印象を受けましたが、実はこれは最初から「計画的な振り替え」だったのではないか、という疑惑です。NWにとってみれば少ない乗客率で飛ばすより、JALにいくばくかのお金を払って振り替えたほうが安く済むし、JAL側にとってもただ空席になる予定だったところに人を乗せるだけでNWからお金をもらえるならどちらにとってもおいしい話です。なんだかありそうな話ですが、お客さんへの対応は「機材不良」の1点ばりで、なんの補償もありませんでした・・・。 こういう表に出ない本当の欠航の「理由」というのは、実はいろいろまかり通っている気が自分はしています。それを証拠をそろえて暴くというのは大変難しいですが、そろそろこういった「闇の理由」が多いのが実態であれば「内部告発」というものも出てきてもいいかと思っています。お客さんのことなんか顧みない航空会社の風潮・・もしそれが本当にあるとしたら、それを改めるには、大きな「暴き」が必要です。
機体をSINに置くメリットなし NWが1日1便で折り返し便の機体をSINに残してまでの経済欠航を行うメリットはありません。 また乗客全員がNRT行きではありません。 NRT乗継でアメリカ各地へ行く乗客も多くいますし、同様にNRTでコードシェアしているCO便の乗換える乗客もいます。 JLではNRTで1部リゾート線を除きアメリカ行きNW便に乗換えることが出来ません。 しかも機体自体はNRTを経由してアメリカ西海岸まで飛びます。 SINから機体が来ないとNRTから先を欠航になります。 NWの特殊な機体運用から翌日のアメリカからの折り返し便も欠航になります。 またSINに泊まっている機体も乗客がいなくても運行するか回送するしかありません。 航空会社の収益源はエコノミーではなくビジネスや航空貨物です。 A330のセールスポイントの1つが貨物の搭載能力の高さです。 SIN-NRT-USAは航空貨物の高需要です。 その貨物収入を無視するのですか?
経済欠航 自分が経験したときは、当初ノースウエストに乗る予定だった乗客は、待合室でざっと見渡したところ、40人にも満たない様子でした。全員がJLに振り返られ、JL側にも受け入れる空席がありました。そういう光景を見て心に思い浮かんだことに過ぎません。これを本当に「経済欠航」だと証明できる根拠はありませんし、その証明は恐らく内部の事情を本当に知っている人間にしかできないであろうことは、上にも述べたとおりです。 同様に、これが経済欠航で「なかった」と証明することも、なかなか難しいことかと思います。全ての事柄は、ケースバイケースに拠るものと思われ、内部のNW職員でない限り、全てを把握することもまた困難かと思われます。ビジネスや貨物が収入源といっても、約40名の乗客のうちビジネスは一体どれくらいの割合だったのか、またそのときの貨物量はどれくらいだったのか、それを考慮しても飛ばすほうにメリットがあったのか、貨物もまたJL便に振り替えになったのか、飛ばさなかった機体はその後どうなったのか、ほかの路線や翌日の便に回されることはなかったのか、日本から先のNRT-北米路線の乗客率や貨物量なども考慮しての判断だったのか、日本から先は本当に「欠航」になったのか、など、すべての事柄の状況を見て判断しないと、これがNW側にとって本当にメリットだったかデメリットだったかはわからないです。ただ、いろいろ書かれた内容をみて、もしこれが「経済欠航」であったなら、よほどいろいろな状況が重なった上でのことであり、そしてそれを全てを把握した人間だけが判断しえた事柄であり、欠航にあたっては組織ぐるみでの事実隠蔽(「機材不良」という名目)が働くことになることもまた強く感じました。
Re: 今回の落ち着きどころ ご指摘ありがとうございます。 私もNWにはひどい目に遭ったことあります。 ボストンからの帰り、経由地デトロイトで次の飛行機に乗り込みましたが数時間も動く気配なし。結局その機体は使い物にならず、その後しばらく待たされ、未明のNW機でロスまで。(まさに死の行軍、疲れました)ロス泊まり。 睡眠時間も十分取れないまま、早く起き、ロス発の関空行きに乗せられました。1日遅れで帰国ですね。 「どうしたの? なぜ飛ばない?」と質問した時の彼らの台詞には感心しました。つまり自己責任の欠如を「皆さんの安全の為に、飛ばすことが出来ません」と恥もなく堂々とすり替えてくるんですから。常習犯でしょ、NWは。 KLMからは、何故関空発のKLMが欠航したかの詳しい説明が書かれた文書と、各種領収書を送付するための返信用封筒が送られてきました。今回は連休直前で振り替えが十分に出来なかったと責任を感じている書き方でした。 各種領収書がどう査定されるかは相手の裁量の範囲です。 こちらも短時間で決着することを願っています。 早く次の旅行計画の方に時間を使いたいですから。