Re: 月日は百代の過客にして過ぎ行く人もまた旅人ならば・・

そう、そのとおり! せっかくよい景色を見て、ノンビリしているとき、どうも無理してノンビリしている気がして、どうにもノンビリできないんですよ。とても居心地が悪い。

たしかに日本人がやたら季節や時刻の移り変わりをやたら気にするせいもあるでしょうね。ヨーロッパでは、夏でも、暑かったり、寒かったり、でたらめだし、夜も10時まで明るいし。季節感なんて、クリスマスの時期だけ。欧米人は、のんびりしているのではなくて、あれは時間感覚そのものが無いのかも。仕事でも、できるところまでやったら、続きはまた明日。何日の何時までに終わらせるためには、急がなければ、というような時間の逆算ができないのかも。

カネの話で言えば、逆に日本人には、オプション(やってもいい権利)だけにカネを払う、という発想ができないような気がします。知っての通り、ホテルの星の数は、サービスの質ではなく、単純に付帯施設の種類で決まるのに、日本人は、とりあえず設備が充実した星の多いホテルを選びたがり、それでいて施設利用に追加料金が必要なら絶対に使わない。(残念ながら、私自身も、そう。)それなら、なんのための星の数だったのか、わけがわからない。

なんにしても、旅に出てまで、帰ってから人に自慢することばかり気にしているようにはなりたくないものですね。むしろ、ノンビリできない自分自身の奇妙さと向き合うことの方が、旅のよい経験なのかもしれませんね。

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