Re: 国民性の違い

昔、欧米の人は、みんな毎日、肉を食っている、と思っていましたが、こっちのふつうの人は、肉のかけらもない、チーズ味の小麦粉料理だの、ジャガイモ料理だの、日本よりはるかに質素なので、大いに驚きました。家も、欧米の人は、みんな大きなお城みたいなところに住んでいる、と思っていましたが、実際は、街中では、日本の家よりさらに小さい、天井も低い部屋に住んでいる人が多いので、やはり驚きました。こういう意味で、生活環境は個人差が大きく、国民性にはつながらないと思いますよ。

さて、日本人ですが、団体旅行で、あちこちへ行って、おみやげをたくさん買って満足している人は、むしろ自分自身の旅を楽しんでいるので、私も素敵だと思います。

その一方、『地球の歩き方』が出来て、個人旅行者が増えたのはいいのですが、それとともに、同じ日本人同士で、団体旅行者をバカにして、人に自分の旅の自慢をしたがる妙な風潮が蔓延してしまった気がします。さらには、個人旅行者の間でも、おれは、こんな、みんなの知らない先まで行った、と、人と競い合うために遠くへ行くような人もしばしば見かけられます。それこそ、こういう人は、街や山で出会って、こんにちは!と声をかけても、ちくしょう、ここにももうすでに日本人が来ていたか、というような感じで、挨拶も返してくれません。これも、日本人の国民性なのでしょうか。

人がどんな旅行をしようと勝手ですが、自分は、個人旅行であろうと、団体旅行であろうと、旅の間は、それこそ人のことなどすべて忘れて、もっとゆっくりのんびりできるようになりたい、と願っているのですが、どうも自分自身のことまで忘れ切ることができず、落ち着かないのです。

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2件のコメント

  • Re^2: 国民性の違い

    私も国民性は関係無いと思います。

    それよりそれそれの生まれ育った環境、社会、性格に因ると
    感じています。

    なのでノウハウを知ったから出来ると言う物ではないと。
    矢張り訓練,修業?が必要でしょう。

    欧米人も全ての人ではなくある一部の人達でしょうが何となく
    目立ちます。日本人でもその様な人は居ます。

    いずれにしても今更簡単にはいかないと思います。

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    ノウハウではないなにか。

    そう、それはたぶん自転車の乗り方のようなもの。乗れる人にはなんでもないのだろうけど、うまく乗れないとなると、なかなかヒントがつかめない。

    『地球の歩き方』のような情報マニュアルではわからないなにかが、そこに大きく立ちはだかっていて、同じ街でも、二度目、三度目となると、ぜひそこが知りたくなる。

    おっしゃるとおり、ヨーロッパ人だからみんなできるというわけではなく、また、日本人でも、うまい旅をして、現地に溶け込んで、その街、その地方の良さと深みを満喫している人たちがいます。その旅のスタイルは、周囲に強烈な違和感をかもし出しながら、観光地の表面だけを走り抜けていく団体旅行者や『歩き方』的個人旅行者(アメリカ人バックパッカーも)とはあきらかに違う。急ぎ旅をする人は、それはそれで勝手なのでしょうけれど、今の自分がやりたい旅のスタイルは、そうではなく、前者のような、旅慣れた人の旅の楽しみ方。(それは、世界旅行者のような、よくわからない急ぎ旅の名人さんたちとは別。)

    しかし、努力をしないようにできるようになるための努力、って、変ですね。もちろん練習も必要でしょうけれど、自転車と同じで、踏むペダルとは逆にハンドルを曲げる、とか、なにかコツがあると思うのですが。

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  • 08/08/29 21:38

    ベンチに座って行きかう人を眺めるのが好きです。

    純丘曜彰さん、今晩は。

    ご丁寧な返信、恐れ入ります。

    特にヨ-ロッパを旅行していると挨拶をしても無視されるケ-スが多いです。

    旅行先の村、町、そして大都会でも必ず公園のベンチに座って暫くの時間行きかう人を眺めます。

    時には他の人たちと同じようにそこでランチします。

    外国でそういう時間を過ごすのが大好きなんです。

    それとホテルの窓から行きかう人々をのんびり眺める事、リラックス出来てゆったりした気持ちになります。

    きっと外国人から見ると一風変わったアジア人に見えるんでしょうね。

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