「地球の歩き方」には言い訳があって、哲学がない。

「地球の歩き方」で興味深いのは、書いたことでいろんな事件が起きたことですね。

「地球の歩き方」で、「親切なホテルマネージャー」と紹介していた人が、
親切なおじさんと仲良くしていたら、強姦されたとかね(涙)。

こういう事件は、何度もメディアで報道されました。
旅行を知らないので、「親切な人=詐欺師、泥棒、強姦犯」という
旅行常識が欠如しているんです。

昔は、「地球の歩き方」には、親切な人がたくさん載ってました。
でもほとんどはトラブルが起きましたよ。

トルコのイスタンブールも、昔から、詐欺師、女たらし、泥棒だらけでした。
でも、「地球の歩き方」は、「トルコ人は親日的」と書いてたんですからね。

また、国境越えや入国情報を固定的に考えて、変化することを知らない。
「この国のビザは個人では取れない」なんて、決め付けている。

さらには、文句が出るとすぐに、削除する。

これは例えば、イランのバムで日本人大学生が誘拐されました。
すると、「地球の歩き方・イラン」から、イラン東部の旅行情報が消滅しました(笑)。

僕は、「地球の歩き方」のこういったトラブル集を出せば、絶対に売れると思いますよ。
「地球の歩き方」には、それぞれの記録があるはずですから。

それに、正々堂々と、間違いやトラブルを告白すれば、
「地球の歩き方」の信用度も、上がるでしょう。

ただ、そのトラブルが起きた記事には、記事を書いた人がいるわけですから、
無理でしょうけどね。

でも、「地球の歩き方」は、
「こいつなんにもわかってないなー」
「ウソばかり書くな」
とか、ツッコミを入れて読むものだったので、
面白いことは面白いんですよ。

日本人向けの旅行ガイドとして、立派に役割を果たしてきましたよ。

みどりのくつした

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • Re: 「地球の歩き方」には言い訳があって、哲学がない。

    >とか、ツッコミを入れて読むものだったので、
    >面白いことは面白いんですよ。
    私もそのように感じた記事が多々あるように思いますね。
    (バイブル位に思っていた私にはショックでしたが)

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    日本のメディア関係者は無知なので、「地球の歩き方」を持ち上げる人たちがいます。

    めーじむらさん、どーも。

    日本のメディアというのは、本当に無知と誤解だらけで、固定観念に凝り固まってます。
    メディア関係者というものも、実際は素人同然です。

    ですから、バックパッカーの本を作るにしても、
    旅行経験のない編集者が、素人旅行者の体験談を集めて、
    一冊でっち上げるような、そら恐ろしいことをよくやります(涙)。

    メディアの人間も素人旅行者ですから、「地球の歩き方」を持ち上げてしまうんです。
    だから、旅行を知らない人たちの間には、
    「地球の歩き方」が役に立つ、という共同幻想が成立してしまいました。

    >>>とか、ツッコミを入れて読むものだったので、
    >>>面白いことは面白いんですよ。
    >>私もそのように感じた記事が多々あるように思いますね。

    普通の旅行者が現地に行けばすぐに間違いだとわかる、
    読んで馬鹿にするような記事を、堂々と載せる感覚がわかりません。

    また、「地球の歩き方」を参考にする日本のメディアも情けないですね(涙)。

    でもまあ、本というものは、一冊の中に一つ役に立つことが書いてあれば、それでいいんです。

    ただ、「地球の歩き方」の場合は、書いてあっても、本当かどうかわからない、
    騙されないと、嘘だとわからない。
    これが困るんですよ。

    ただ、「地球の歩き方」のいい影響というものがって、
    それは、「印刷されて本になって、書店で売られていても、信用できるとは限らない」と、
    本当に旅行をした人たちに、教育したことでしょうかね。

    みどりのくつした