バックッパッカーの為の本という思い込み ぼうふらおじさん、お久しぶりです。目糞と鼻糞の不毛な争いになりそうなのでここにぶら下がらせてください。 地球の歩き方のおそらく創刊時の一冊を手に持って旅をしたものとして思うことがあります。それは30年の間に本のスタイルが大きく変遷してきたことです。おそらくしれは日本人の生活スタイル、文化、もちろん旅行スタイルの変遷によるものだと思います。 昔はバックパッカーのバイブル的要素があったと思います。今はかなり広い層を意識して編集されていると思います。”カビの生えた経験”から抜け出せない人が、いまだにバックパッカーの為の本だと勘違いしているのでしょう。 「時をかけるオジサン」としてタイムスリップする話はともかく、いまだにバックッパッカーのライターが体験したことだけを書いていると勘違いしていることに驚きます。”鼻くそは・・・いまや”という言葉に深く同意せざるおえません。 えらそうに指弾するその声のひとつにデリーの空港の深夜到着の件があるのですが、昨年のインド編には当然のようにエアポートバスの紹介もされており、深夜到着の場合は読者投稿として初日の宿と車の事前手配や空港での夜明かしを載せてあります。最後に編集部からのアドバイスとして”インド初めての人や、旅慣れていない人は”というただし書きつきで、初日の車と宿を手配すべきと書いてあります。しごく当たり前のアドバイスでしょう。旅慣れたバックパッカーなら読者投稿の方を読んで空港で夜明かしするかは自分で決めます。 私はロサンゼルス空港やバンコク駅で夜明かしたことがありますが、しんどいので誰にでもお勧めはできないし、不安に感じる人もいるでしょう。また、バックッパッカー読者に夜明かし体験まで強要されるライターは気の毒です(笑)。 たしか声の主も初心者に某旅行社の送迎とホテルを勧めていた記憶が・・・。
一所懸命寄る年波とたたかっているのです。 マンジンどの わが身の日々迫り来る歳を意識しつつも、マダマダと宥め宥めの日を送る<わが身>としては某氏の心情もわかる気がします。 永遠の青年でありたい心と長老としての敬意も払ってもらいたい気持がどうしても未練がましいレスに表れてくるのでしょう。 ガイドブックには100点はありえないと思っています。 なぜなら体験は常に後追いですから、常に事実が先行します。まして記録と印刷の時は必然としてのズレを伴います。 まあそのためにこの掲示板があるのでしょうが、ここですら本当に今の情報を得るには運が必要です。 しょせんガイドブックは道しるべです。 そして道しるべは時として道を惑わせます。 参考にはしても最後の決断は己自身。違いを他人のものと己の荷とするのは正しいことでしょう。
道標 いつも含蓄のあるお言葉です。 そうでしょうね。慙愧と焦り。そこから発生する目的が不純なものなので、事実を自分に都合のよいように割愛したり湾曲していくのでしょう。 JEROの研修で海外では大切なことは2ヶ所以上のルートから情報を取れと教えられたことがあります。道標の他に自分自身のコンパスも持つようにしています。 後はいかに道程の中で、現地の人とうまくコミュニケーションをして情報を集めていくか。これが私の旅の大きな楽しみのひとつです。その為には基本を知るという意味でガイドブックは役立ちます。これは掲示板でもそうですが、基本的なことを知らなければ、情報が自分を襲うこともあります。 あとは五感、時には六感まで総動員して判断します。