Re: イージーライダー、いちご白書、コンボイ J@LAさん おはよう やっぱ「ガツンと来る」のは、映画の方ですかね。 小説はジンワリか……。 私が映画をよく観るようになったのは、J@LAさんの青春時代より後のことだったようで、 『イージーライダー』も『いちご白書』もタイトルは聞いたことがあっても、観てないんです。両映画を熱く語る人も多いんで気になってました。今度DVDかりてこよう。『屋根の無い車』も気になります。そうですねえ、日本人のカリフォルニアモノでは、『ストロベリー・ロード』に影響を受けました。荒地を手に入れて畑に変えていく場面の迫力とかね。体を使って勝負しなきゃならん!何かつくったやつはとにかく偉い!と思ったものでしたよ。あ……、ここんとこ忘れて感覚だな。まずい、まずい。 大陸横断系映画の威力は実感したことがありますよ。 タランティーの『トゥルー・ロマンス』のおかげで、シカゴから(映画ではデトロイトから)バハカリフォルニアのエンセナーダまで運転してしまいました(笑)。よりによって、ホンダのシビックで。 >当時映画を観ていた中学生や高校生の頃の自分と、いま目の前でその主人公と会っている自分とのギャップ>が、なんだか妙に他人みたいな別世界みたいな不思議な感じになるんですよね。 その感覚は、少年のころに観た夢の中に実際に住むことになった人ならではのものなのだろうか。 すごいことを成し遂げたんだと思う。 では!
お父さんよりも年上になっちゃった時・・・・ > 私が映画をよく観るようになったのは、J@LAさんの青春時代より後のことだったようで、 イノウエさんの方が僕よりもご年配だと信じていたのですが、裏切られた気分です(笑) まぁ、読書や映画って年齢に関係ないですもんね。 僕は小学校の頃はひたすら読書が大好きで、学校の図書館で借りた本を家に着くまで待ちきれずに帰宅途中に歩きながら読んで何度も看板や電信柱にぶつかりましたし(笑)、夕飯も食べずにひたすら本を読んでました。 中学校の頃は、毎日学校が終わるとそのまま真っ直ぐ映画館へ・・・ 高校生になると、授業をサボって行きつけの喫茶店へオートバイで・・・そこで大学生やドロップオフしたおにいさん・おねえさん達と夜遅くまで熱っぽくいろんな話を・・・・ > 両映画を熱く語る人も多いんで気になってました。 たまたま同じ年の映画なので、一緒に語る人は多いんですが(僕もそうですけど)実は全く違う映画なんですよね。 学生運動系の映画としては、テレビ映画のKent State(日本未公開)の方が断然ガツンと来ました。 http://www.imdb.com/title/tt0082608/ 戦って力で体制を変えていくか、他人は他人自分は自分・・・自分たちはもうあなたたちの(既存の)価値観のモノサシで生きて行く事はやめますと、スピン・オフするか・・・どちらかの選択を迫られた時代だったように思えます。 (勿論、どちらも選択しなかった人たちが大半でしたが) ちなみに、いちご白書(Strawberry statement)という映画を知っているアメリカ人はとても少ないです(笑) http://www.imdb.com/title/tt0066415/ イージーライダーもコンボイも、スローなブギにしてくれ(片岡義男映画化)も、スピン・オフした主人公の映画だと思うんです。 『屋根の無い車』も珍しく日本人の青年がカナダ・アメリカ・ヨーロッパと旅(旅行ではなく)をする小説でした。 (角川で絶版になっているようです) それを死に損なった特攻隊員のような河村さんが全身で書き綴ったように(僕には)感じられました。 > その感覚は、少年のころに観た夢の中に実際に住むことになった人ならではのものなのだろうか。 いや、きっと違うと思います。 20歳になった時に「自分は(いちご白書の)リンダやサイモンよりも年上になってしまった・・・何やってるんだろう?」と感じましたし、いつの間にか少年の頃に「大人たち」と呼んだ年代に自分自身がなってしまい、ついには青年時代に「年寄り」と呼んだ年代に自分がなってしまいました。 きっと誰にでもある感覚なのではないかと思います。 年齢だったり、環境だったり、人それぞれだとは思うんですが・・・・ 21歳の時に沖縄に旅行に行って、全日空の観光バスの中から「すっげぇ・・柵の向こう側ってアメリカじゃん」と見た米軍基地・・・26歳の時に基地の中のプールサイドで友達の誕生パーティをしている時に、柵の向こうの国道をANAと書いた観光バスが通り過ぎて行きました。 なんだか、そのバスに5年前の自分が乗っていてこっちを見てるような、妙な感覚を覚えました。 映画コンボイを見たのは日本で20歳前後の頃でした。 8年経ったら、今度は自分が18輪トレーラーの運転席に座って大陸を横断していました。 これって、子供の頃に見上げたお父さん(お母さん)と、自分が同じ年齢になった時に感じるものととても似ているような気がします。
北米横断ガイドに『イージーライダー』と『トゥルーロマンス』 J@LAさん おはようございます >イノウエさんの方が僕よりもご年配だと信じていたのですが、裏切られた気分です(笑) どうなんでしょうね(笑) 真相の究明は、LAXで偶然お会いする日まで楽しみに取っておきましょうかね。 >中学校の頃は、毎日学校が終わるとそのまま真っ直ぐ映画館へ・・・ >高校生になると、授業をサボって行きつけの喫茶店へオートバイで・・・そこで大学生やドロップオフした>おにいさん・おねえさん達と夜遅くまで熱っぽくいろんな話を・・・・ 早熟な少年ですな。 私の中高時代なんて、プールでひたすら泳いで算数の宿題してました。 Scientefic Americanを小脇に抱えつつ、少年チャンピオンを愛読していました。 >いつの間にか少年の頃に「大人たち」と呼んだ年代に自分自身がなってしまい、ついには青年時代に「年寄>り」と呼んだ年代に自分がなってしまいました。 ああ、それならわかります。 やけに青空がきれいな日なんかに、忘れ物を思い出せない感じ(出典は、ええと……)。 ヘディンの探検時の年齢を超え、ケプラーが惑星の航行の秘密を手にいれた年齢を超え、かといってキンドーさんにもなれず、ただのイノウエです。それで満足だったりする自分が、また侘しいわけですね。 この掲示板にも、若い人の北米横断相談がたまに出てきますね。 今度会ったら、参考映画挙げてみましょうか。 西海岸出発なら『イージーライダー』、中西部出発なら『トゥルーロマンス』を参考に準備を。 ただし結末はあまり気にしなくていいですよ、とか。 では!