Re: 『かもめ食堂』とフィンランド旅行 /トーベ・ヤンソン/フィンランディア♪ ときどきClioさん こんばんは あ~、 >ほんとに、みなさん、いろんなご経験をお持ちで、読んでいて、楽しくもあり、勉強にもなります。 >逆に困るのは、行きたいところがますます増えることですね! 同意、同意、ものすごい同意ですよ! 『フィンランディア』にシランペー? 直撃ものです。 へええ、シランペー入りの『○○全集』やシベリウスのレコードを買ってもらったか……。 山の手のお嬢様だ! やはり冬ですかね。 粉雪がぼたん雪に変わって、地面がぬかるんだり再び凍ったりを繰り返すであろう、冬の終わりを狙いたい。 恥ずかしながら、フィンランドは私の人生初旅行なんです。 小学校に上がるちょっと前だったろうか。 ムーミン谷はフィンランドにあると知った私は、 「ちょっとフィンランドを探してくる」と、出かけました。 川縁の道を山めざして歩いてったんです。 途中、母の持たせてくれた弁当を食べ、さらに先へ……。 未だに見つかってなんですが、そっとしておきたい気もするし、ここらへんで決着をつけたい気もする。 実に悩ましいんです。 では!
Re: Re: 心の中のムーミン谷 イノウエさん、こんにちは! (昨日はちょっとした騒動があったようですが。) いいですね......ムーミン谷は、きっとイノウエさんの心の秘境にあるのですよね。 ずっとずっと歩いて行かれたら、いつかは? 実は、私にとっても、フィンランドはあまりに子どものころにイメージがふくらみ過ぎているため、現実の国とは違うものを自分は見ているのではないかと思うこともあるんですよ! “フィンランディア”から見たフィンランドは、現実のフィンランドではない、それは、もしかしたらイノウエさんのムーミン谷の近くにあるのではないかしら。 でも、そう考えると旅って面白いですよね。 単純に、こうして、本や、音楽や、映画や、歴史や、さまざまなものから刺激を受けて、見たい、行きたい、知りたい、食べたい(“ゆかし”ですね。)と思って、好奇心を満たすために出かけてゆく。 でも、そこで出遭うものは何でしょう!? 自分....って思うことがあります。 例のポルトガルの詩人ペソアの【不安の書】の中に、大人になってどのような旅をしようとも、子どものころに想像をふくらませたほどの旅があり得ようか、というような内容の記述があります。 確か、若い見習が海外旅行のパンフレットを集めては夢想している。彼がその後おとなになって結婚し、お金を蓄え、どこに旅行に行けたとしても、若い頃に夢想していたほどの完璧な旅行は二度と行けない、といった文章です。 むろん、これは、ペソアの独特の逆説でもあるのですけれど、ちょっとぴたっとはまるものがありません?(私はありました。) ~ところで、このトピックでは、先にも書かせていただきましたように、多くの場所、多くの国に、もっともっと行きたい、見たい、という夢がふくらみます。 でも、年齢からしても、お財布からしても、そのすべての願望を叶えることはおそらく無理でしょう…..けれども、ペソアが書いたように『○○に行きたいと思うことのほうが、○○に実際に行くよりももっと多くの喜びがある』と考えると、少しは救われますね! このトピックに蓄えられつつある宝に乾杯♪