韓国旅行/『ホタル』日本映画/『家紋の危機』『デイジー』韓国映画 岡山1さん こんばんは 韓国映画にお詳しい! プロパガンダと言っては大げさかもしれませんが、観客をもって行きたい方向が見えてしまい、かつその方向に共感を覚えられないとき、映画に入り込めないことはありますよね。もう、文化的資料として観てしまうというか。しかもそれが、実際に現地で体験した感覚とズレてしまえば……。 ところで、 安東観光は『ホタル』(日本映画)で、 全羅南道観光は『家紋の危機』(韓国映画)で、予習ですね! では!
木浦(モッポ)は、韓国人にも旅愁をさそう地 「家紋の危機」は三部作です。バリバリのソウルっ子の検察官の女性が 木浦の男と恋愛し、自分の結婚式に行ってみたら、彼氏はやくざの組長。 家紋の危機は、やくざ側の言い分です。 全羅道方言は、日本の東北弁に相当する。聞き取りが極端に困難な韓国語です。 標準語の検察官に全羅道方言が うつってしまうのが、大きな笑いをさそう。 ソウルで「マイ・フェア・レデイ」を見た。ロンドン、NYの完璧なコピー。 イライザは全羅方言を話す。 日本版のイライザは、東北弁を話したのかな? 他に、「木浦は港だ」など、木浦を舞台にした映画はたくさん製作された。 歌謡曲にも、「木浦の涙」がある。 木浦は、戦前の日本家屋街が残っていて、旧日本領事館が木浦文化院に、 朝鮮殖産銀行が木浦近代歴史館になっている。行って彷徨うのが楽しい街だが、 ソウルからも釜山からも遠い。 また独自の食文化があり、アンモニア発酵したエイの刺身、フォンホ・フェは、 くせになる。値段はすごく高い。 日韓併合中から韓国独立後も孤児院を経営した日本人女性 田内千鶴子の 映画「愛の黙示録」(日韓合作、石田えりが主演)も木浦が舞台。 現在もその孤児院を、孫娘が守っている。息子は大阪と京都で 韓国人の身寄りのない老人ホームを経営している。
群山(クンサン)を舞台とした韓国映画「8月のクリスマス」も旅情をさそう。 引退した女優シム・ウナの代表作。彼女が女警察官を演じる。 韓国映画にありがちな難病ものだが、最後の部分にならないと それが出てこない。それまでは喜劇調なのが良い。 ソウルが舞台の想定だが、古いソウルの雰囲気ということで、 ロケ地として、群山が選ばれた。 群山の旧市街もまた、日韓併合時代の日本人街。現在も 日本式家屋がたくさん残る。
Re: 韓国旅行/『ホタル』日本映画・・・朝日新聞がバックに・・・ >プロパガンダと言っては大げさかもしれませんが そのものでしょう。 小澤征悦が特攻隊員を演じていましたね。 >もう、文化的資料として観てしまうというか。 彼の国では世界史を殆ど履修しないようです。 現実を見る事無く妄想の歴史で溜飲を下げる・・・でもいつの間にかソレ事実と思い込む・・・教育とは恐ろしいものですねえ。 http://tosi.iza.ne.jp/blog/entry/2423396/ いや、SF作家も裸足で逃げ出しそう・・・ でもね、日本も同じ事です。
歴史と妄想と 内蔵介さん こんにちは >現実を見る事無く妄想の歴史で溜飲を下げる おっしゃりたいこと、わかるような気がします。 歴史家のカーでしたか、「ルビコン川など毎日誰かが渡っているのに、なぜカエサルが渡るときのみ歴史的事件として記述されなければならないのか」とか言ったのは……。程度の差こそあれ、国の歴史は事実の取捨選択の段階で妄想(といって悪ければ、思想や理想)が入ります。妄想ぬきには歴史は書けない。だけど事実を妄想で捻じ曲げては歴史にならない。 朝鮮半島は、歴史的存在そのものが妄想の域を超えている日・中・露の三国に囲まれています。西に老獪、北に根暗、東に変態、そのうえ太平洋を向こうから偽善者まで首をつっこんでくる……。韓国は、その危機感と息苦しさゆえに歴史記述の主導権に敏感なのかなとも思っています。 でも、ご紹介のサイトみたいにやりすぎると逆効果だよね(笑)。 本当にSF作家に発注したら、もっと良い仕事をするんじゃなかろうか。 所詮、学者は学者、妄想力で作家にかなうわけないです。 では!