Re: 行っただけというのではわからない魅力 いざやさん、こんにちは。 私もこの博士の文章に感動して、思わず拍手してしまったことを覚えています。 しかし、同じ時に同じ場所に行っても、誰もが同じように感じることができるとは限らないわけで・・・ モン・サン・ミッシェルに泊まったことのある日本人は山ほどいるけれど(私を含め)、これだけのことを感じ取り、なおかつ言葉で表現できる人はなかなかいないのでは。 憧れの旅先に向かう前に、日頃から教養と感性と言葉を磨いておかなくては・・・とつくづく思います。
博士のMont Saint-Michel:冬の荘厳(全文を読みたい方はこちら) ゼフィール西風さん こんばんは 最近掲示板をみはじめた人には、 何がこんなに話題になっているのかわかりにくいかな、といまさらですが思い当たりました。 元々の書き込みのアドレスを貼っておきます。 http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/560697/-/parent_contribution_id/387803/ 何の話だろうな?と思った方! ぜひ読んでみてくださいよ! (いざや?さん、タイトルお借りしました) そして本題です。 >これだけのことを感じ取り、なおかつ言葉で表現できる人はなかなかいないのでは。 >憧れの旅先に向かう前に、日頃から教養と感性と言葉を磨いておかなくては・・・とつくづく思います ほんとうに、こんだけのことを感じ取り、かつ表現できたら楽しかろうなあ。 そのためには日頃のかぁ……。 博士だけではなく、ゼフィールさんをはじめこの掲示板の皆さんは、それぞれ独自の伝える言葉をお持ちで、ちょっとした解説なり旅行報告なりでも読むのが楽しみなんですよ。 ではまた!
Re: 博士のMont Saint-Michel:冬の荘厳/再掲ありがとうございます。 夏草屋さん、今あらためて読み返しましたが~ す、すごいです。 すごいなんていう言葉しか浮かばないのは情けないですが。 もう、私の中で、冬のモン・サン・ミシェルのイメージ、できあがってしまいましたよ。 それに、海! これは以前ほかの方ともおしゃべりしたことですが、アーロン・エルキンズのミステリー『古い骨』の中に、ここの潮が満ちてくる様子が描かれています。 (潮汐表の改竄で殺されるのです。) そうですね~これを見なきゃです。 但し、安全なところから(!)。 ~「みんな行ってる」では、心動かされないときどきClioでした。 (実は、小さい頃は言ってましたよ、流行りの二段式筆箱や化繊のカーディガン。「みんな持ってる!」と母に言ってねだっていました。あらら。) ところで、別便ですが、ドナルド・キーンさんのご本、おもしろそうですね! 冬休みの友に買っておこうと思います。 実は、今年、『蜻蛉日記』『更級日記』と、相次いで1000年近く前の女性の日記を読む機会を得ました。 むろん、社会的状況も、それぞれがおかれた立場も異なりますが、人生の第三コーナーを回ろうという年齢に達した女性の感懐が、21世紀の今私が読みましてもあまりにも身近に感じられて驚きました。 このうち『更級日記』は、冒頭、父親の赴任先の東国から京にのぼってくる紀行文で始まりますよね。 なるほどね~私たちとおんなじ、か。 ほんとですね。 ~ところで、それに関連してちょっと思い出したことがあります。 以前、古典を習っている先生に引率されて、長谷寺を訪問したことがあるのですが、そのときの直接のテキストは本居宣長。 しかし、本居宣長は、その文の中で、「昔、清少納言もここに来たんだな.....」と書いている。 むろん紫式部もですね、ですから宣長を読んで長谷寺に参る現代の私たちは、実は二重の回想の中に詣るわけです。 そういう文化の重層的な面を、とてもおもしろいと思いました。 さて、夏草屋さん、早や、次のご旅行のご計画が具体化しているのですね! >現代ほどには語彙数もレトリックレパートリーも共有されていない時代の大人は、どんな方法で意見の異なる仲間を説得していたのか、 ↑ 共通の宗教? または、暴力? それとも富の分配でしょうか。 .....ロンシャン礼拝堂は、実は行くまでは、私もその詳しい歴史的ないきさつは知らずにいたのです。 ただ、こどものころから、写真で見るその姿が印象的で、いつかこの目で、とのみ思っていました。 実際に行ってみますと、外部からの建築としてのおもしろさはむろんのことでしたが、内部の祈りの空間に圧倒されました。 そこはほんとうに静かな、簡素な、厳しく且つおだやかな、祈りの場でした。 もともとは、コルマール、ストラスブールとくれば、(できればミルクールをひっかけて)ナンシー、ランス、パリ.....とこうくる旅程を想定していたのですが、日数的に無理があってあきらめ、以前こちらの掲示板でどなたかが話題にされていたように、バーゼルでホルバインを見よう、と向きを変えたのです。 そうしましたら、思いがけずロンシャンが射程にはいってきた、というわけです。 思い切って行ってよかったです。 ところで、バーゼルの駅は、出入りするたび、「ようこそスイスへ」「ようこそフランスへ」。 その都度携帯電話の海外提携先(?)があわてて連絡してくる、お疲れさま!でした。 今年もあと3日となりました! 楽しいトピックをたててくださってほんとうにありがとうございました。 夏草屋さんのトピックをきっかけに、あれこれみなさんとおしゃべりするうちにも、思いがけない情報や蘊蓄が......せっせとメモっております。 それでは、ちょっと早いですけれど(まだ年内にお目にかかるかもしれませんけれど、とりあえず)どうぞよいお年をお迎えくださいませ。 ときどきClio *私の場合も、『パレオマニア 大英博物館からの13の旅』をすすめてくださったのは、cokemomoさんです。 cokemomoさんのプロモーション力は凄いですね!
憧れの旅先に向かう前・・・旅の魔法にかかるためには・・・ ゼフィール西風さん こんばんは。 毎度お見苦しいところをお見せしまして… >しかし、同じ時に同じ場所に行っても、誰もが同じように感じることができるとは限らないわけで・・・ はい… >日頃から教養と感性と言葉を磨いておかなくては・・・ はい… 仰るとおりです。Mont Saint-Michelは、憧れ続けているのですが、 次に行きたいでもなく、そのうち行きたいでもなく、最後までとっておきたい旅先のベスト10です。 あまりに行きたくて、こちらも、あちらも、最高のコンデションとタイミングでないと、なんて大げさなことを考えています。やはり大潮のときですかね?春分なのか秋分なのか、夏至なのか、冬至なのか、 博士の冬の荘厳のMont Saint-Michelのお話を聞き、冬に行こうと心が決まりました。 来年は聖女フォアに会いに行きたいと思っているのですが、まだ計画は真っ白です。