交渉相手からすれば

役割分担は、私の場合も重要ですが、交渉相手に対する視点が、これまでのやり取りでは抜けているように思います。
つまり、交渉相手に対しては「こちらが女性」である方が、圧倒的に交渉に有利な場合があります。これは旅の知恵です。

旅の手配、現地での手続き、交渉などは、私がほとんどやりますが、例外的な場合、たとえば、もっとよい座席や部屋がないかどうか、お勧めの店は何か、こういうお願いは聞き入れてもらえないかどうか、そういう問題は、女性が尋ねる方が、圧倒的に好結果が期待できます。
また、言葉遣いが多少間違っていても、許容される範囲が広いです。

男性が男性に尋ねても、たいていは規則は規則という応対をされるのに対して、対女性の場合は、何かお願いを聞き入れないとまずいと思うものです。
それを逆手に取って、女性を前面に立てて実を取るのが常套手段です。
もちろん、そんな甘くない場合は、私が前面に立ったり、ときには二人で対処しますね。片方がお願いして、もう片方が「でもだめですよね」とか芝居のようになる場合もありますがね。(笑)