国籍と申請場所によって、ビザ取得の条件は違うようです

　私はロシアに関心があり、毎年ロシアへ個人で旅行をしています。2006年は、サンクトペテルブルグとキエフ(ウクライナ)へ行きました。日本国籍者が日本でロシアビザを取得する場合は、旅行会社を経由するのが一般的ですが、入国の日、出国の日、その手段、宿泊のホテルの名前およびそれらの代金が、ロシア国内に登録されている正規の旅行会社を通じて支払われているという「ロシア政府の書式に基く証明書」が必要です。従って、インターネットで航空券やホテルを予約しても、「証明書」が出ないので、ビザを取得できません。日本ではロシアの法や規則が、渡航者の数が少ないので、もっとも厳格に運用されているようです。ただし「旅行保険への加入」は、日本では条件にありません。
　ところが同じ日本国籍者でも、ロシアとの往来が盛んな国、たとえば北欧や東欧でビザの申請をすると、申請者の数が多いため厳格な審査ができず、出国の日が未定でも、最初の数日のホテルの予約だけでもビザが取得できるようです。また嘘の予約支払い証明書を出してくれる旅行会社まであるようです。従ってロシアのビザ取得の条件は「国籍や取得場所によってさまざまで、一言では説明できない」というのが回答です。北京で取得する人も多いので、北京で取得した人からの回答を待つのがよいと思います。日本国籍者の場合、日本で取得するのが最も条件が厳しいように思います。いわゆる「安いホテル」などは、予約できるリストの中にありませんから、最も高くつきます。ロシアビザ取得のために帰国する必要はないと思います。