5月に1800円程度で観光ビザを取得し、7月にロシアのサンクト・ペテルブルグに1週間旅行し、内2日間をエルミタージュ美術館の見学にあてて、全展示室を見て歩きました。
「歩き方」ガイド2014~15版には書いていない情報を中心に書いて見ます。
ガイドでは最寄駅は地下鉄駅の記述しかないが、バス停の方がはるかに近い。
しかし、地下鉄最寄り駅のアドミラルチェーイスカヤは世界一深い所を走る地下鉄の世界一深い所(105m)にある駅なので、地上に出るエレベーターも日本のより長大で速度もはるかに速いのが面白いです(動画参照)。
次はチケットの買い方。
当日券は10:30より販売開始だが、毎日長蛇の列ができている。
この列を避けるためにはエルミタージュのサイトでチケットを予め買っておけばよいのだが、購入するとチケットが送られる代わりにバウチャーが送られてくる。バウチャーは現地でチケットと交換するのだが、交換場所はチケット売り場ではなく、宮殿広場からエルミタージュへの中庭へ入るアーケードの下にある(写真参照)。営業時間は10時より。
この他、この中庭にはチケット・ターミナルという名称のチケット自動販売機がある(写真参照)が、前日夕方に下見に行った時は故障、初日も故障、2日目は稼動していた。
ガイドには「飲料は持ち込み禁止、没収される」とあるが、カフェや飲料の売店は1Fにしかなく、しかも混雑しているので時間がかかる。
小型のペットボトルなら尻ポケットに入れても入口のセキュリテイゲートは2日間 問題なく通過できた。
オーディオガイド
日本語版もあったので利用してみた。3桁の番号を押すと名画をじっくり眺めながら解説が聞ける仕組みで、便利だった。
大使の階段
館内の宮殿装飾では最初の絶好の写真スポットで、花崗岩の円柱、鏡を多用した窓や豪華な天井画、階段を見下ろす多くの彫像など華やかだが、スケールも大きいので、写真の構図どりが難しい場所でもある。ネバ川よりの階段踊り場で撮ると天井画から円柱、階段下のアーチや赤絨毯の階段まできれいに写る。
閉館時間の1時間前あたりが比較的人が少なくなる。(動画参照)
パビリオンの間
館内の宮殿装飾では大使の階段に次ぐ人気の写真スポットで、常時多くの観光客で賑わっている。エカテリーナ2世の愛人の部屋で孔雀のからくり時計があるが、現在は動いていない。その代わりにビデオが上映されている。(動画参照)
室内も丸天井や室内テラス、室内なのに中央に橋まであったりする。(動画参照)
この美術館の素晴らしさは古典から近代美術まで全て一箇所で観られる事です。
一箇所でレオナルド・ダ・ヴィンチからミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノ、グレコ、カラヴァッジョ、ルーベンス、レンブラント、ゴヤ、ベラスケス、ドガ、セザンヌ、ルノワール、モネ、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ピカソ等全ての名品を堪能できる美術館は、世界でもここだけです。美術鑑賞のお好きな方は勿論、それほど興味の無い方でも一生に一つ美術館に行ってみるなら、ここでしょう。
写真や動画の参照先
http://ameblo.jp/onjsan/entry-11905167819.html