シンガポールのお酒というと・・・定番観光地ですが、チュナスのタイガービール工場=Asia Pasific Brewery(以下APB)のBrewery Tourに参加してきました。
http://www.apb.com.sg/brewery-tour.html
ここのメールアドレスでなく、ウエブサイトの「Contact Us」の画面から、予約したい旨メールすると、翌日には返って来ました。4日くらい前だったのですが、平日であれば予約が取れない。という雰囲気ではなかったです。
当日は・・・MRTのBoon Layの隣のバスターミナルもすぐに分かり、182番バスはほぼ10分おきなのですけど、乗った後が大変。車内のバス停一覧パンフを眺めながら、いつになったら降りるバス停が来るか、追っかけるしかない。・・・運転手に合図してくれ(Asia Pasific Brewwryというバス停)というか、最初からタクシーで行く方がいいみたいです。ウエブサイトの通り、バスだと20分くらい。
今度は降りると・・・バス停に面した道路に敷地に入るための入口がない。バス停から数十メートルくらいのところに、小さな小さなドアが付いていて、そこにブザーがあり、それを押して中に入る。とのこと。なんで見学者がこんなとこから入るのよ。という「門」なので、これが一番の要注意です。
受付で16ドル払い(CC可)、パスポート(必携です。)と交換に入館証をもらいます。工場の中の撮影は禁止。私の行った14:00からの回は、日本人の若い二人連れといっしょ、計三人。まずは、ビールの歴史、のビデオ、次にAPBの歴史のビデオ。このAPB社はシンガポールのスーパーの飲料棚の半分(?)くらいを占めるF&N社とハイネケンとの合弁会社で1931年設立、1932年からタイガービール製造開始・・・とのことで、タイガービールの名前以外は、初めて知りました。すみません。
ビデオの後に、原材料を実物やら模型やらで示したコーナー、次に醸造工場に行きます。もう二人の日本人も色々と質問をする方で、私もそれなりに質問をして、そこそこ盛り上がりました。ある程度、ビール、醸造系の英語の単語を勉強しておいた方がいいかも知れません。ガイドさんは、英語の別の言い回しとか、たとえ話、ジェスチャーで説明してくれるので分からないことはなかったですが・・・。
もちろん、触れてはいけない(?)話、「御社ではムスリムの人も働いているのですか?」「ビール工場は大量の水を使いますが、どこから入手しているのですか?」も聞きましたが、答えは・・・取っておきましょう。特に前者の「解決方法」はふーんと思いましたが。
最後に連れていかれた試飲会場。すごい・・・・100人くらいは入れる大きさで、完全な「アイリッシュ・パブ」という感じです。(題名はTavernになってますが。)これは見学客用の施設としては過剰ではないか?(余計なお世話ですが。)と思っていたら、従業員用を兼ねている。とのこと。仕事が終わって、ここにくれば「無料」でビールが飲める。とのこと。
ハーフパイントのグラスにサーバーからのタイガービール・・・・うまい。・・・・立て続けに二杯飲みました。落ち着いたところで三人とガイドさんの四人でビール談義が「炸裂」・・・何しろ、サーバーにあるハイネケン、タイガー、ギネス、ともう一つ、に加え、冷蔵庫からビンやら缶やら次々に出してくるので、完全に「試飲」の粋を越えていて、「宴会」ではないか・・・
私はサーバーのタイガービールが珍しくてそればっかり8杯(だって、空いたら次々に注いでくれるんで、仕方なしに・・・)どこかのブランドの瓶、新製品のタイガークリスタルの瓶を一本ずつ、ギネスの缶一本・・・までは、覚えています。クリスタルというのは、中国向け商品(瓶も中華風で透明。)とのことで、一口飲むと「上海のリッポー(力波)に似ている。・・・」と思って、調べてみると、「力波」自体が、APB上海社の商品だそうで・・・・てっきり、国産メーカーと思ってました。
大笑いだったのが、サーバーから出てくるギネスで、なぜか工場で作っている製品でなく、「輸入物」とのこと。それじゃ試飲にならないじゃん・・・ひょっとしたら、製品輸入も手掛けていて、その商品の「試飲」なのか、もしくは社員向け福利厚生なのか・・・
飲み終わって、併設ショップで買物して、工場を出てバス停に・・・二人連れとどう別れたか・・・記憶になし。182番バスに乗り、Boon Lay駅でMRTに乗って、Chinatownのホテルに戻ろうとしたら、気づいたらTanah Merah駅だった。・・・いかん、外国で飲みすぎて乗り過ごしたのは初めてです。
一体いつまで工場にいたのか、ショップで使ったカードの控えを見ると16:50。14:00から90分(工場見学45分、試飲45分)のはずなんだけど・・・・ということで、すっかりタイガービールのファンになりました。