最近ラパスで流行っている無線タクシーを使った偽ポリスの手口の詳細です。

 今日、日本に戻ってきたので、詳細を書きます。

 ラパス=>プーノのパンアメリカーナのバスに乗ったところ、平日の17時ごろにサガルナガ通りに
着きました。

 そこで無線タクシーが止まっていたので、無線タクシーなら安心だろうと思い、乗りました。

 そこからは以下の流れです。
 
 1.無線タクシーの運転手A(30代ぐらいの男性)が、”オレはIDを持っているから安心だ”と 
   タクシーの身分証らしきものを見せて安心させる。
 2.100mぐらい行くと、旅行者の女性B(20代半ばぐらい。自称チリ人)が、手をあげて、タクシー
   の助手席に乗り込んでくる。
 3.すぐに、タクシーが裏通りに入り、無線タクシーの運転手Aがタクシーを止め、”タクシーが
   故障した”と言って、タクシーのエンジンルームを開ける。
 4.無線タクシーの運転手Aが”タクシーが故障したからタクシーをチェンジしないと”と言って、
   あたりをみると、無線タクシーのすぐ後ろに普通のタクシーが止まっており、あっというまに
   自分の荷物をその普通のタクシーのトランクルームに入れられる。
 5.旅行者の女性Bと一緒に普通のタクシーに乗りかえることになり、普通のタクシーの
   後部座席に、自分と旅行者の女性Bが乗る。
 6.100mぐらい行くと、すぐに、助手席に、警官を名乗る男性C(40代から50代ぐらい。)が
   乗ってきて、”外国人旅行者の荷物にドラッグが入ってないかどうかチェックする!”
   と言って、偽の警官IDを見せる。
 7.とりあえず、ホテルに行ってから見せる!と主張しても、旅行者の女性Bと普通のタクシーの
   運転手Dが、”いいからみせろ”と言い、旅行者の女性Bが次から次にパスポート、財布
   などを警官に見せる。
 8.しょうがなく警官に財布、カメラなど、かばんの中を見せる。その場では、ちゃんと元に
   戻したように見える。
 9.次に、クレジットカードの暗証番号を書けと言われる。

 私は、9の時点で怒って、パスポートを奪い返しタクシーを降りました。その際、普通の運転手D
 が慌てて、トランクルームから荷物を出してくれました。

 で、違うタクシーを拾ってホテルに着いて、かばんをチェックすると、100ドル札、100ソル札、カメラが
すべてなくなっていました。
  
 9の時点で暗証番号を書いた人の中には、限度額まで引き落とされた人もいたそうです。

 私が着いたホテルでは、その一週間に私を含めて3人も日本人が被害にあっています。また、被害にあった
のは日本人だけではなく、欧米人も多く被害にあっているそうです。

 これから、旅行する方が絶対、同じ手口で被害にあわないように、書きました。無線タクシーは止まっているのはやめて、流しの無線タクシーを拾うと良いそうです。

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1件のコメント

  • 旅人みんなにこの悪質な手口を見てほしいですね。

    きさらっとさん、悪質かつ巧妙ですね。
    女性旅行者も、ぐる?
    手口が少しでも分かっていて早めに気づけば少しでも逃れるチャンスがあるかもしれませんから
    みんなに読んでほしいですよね。
    私は荷物をトランクに入れないようにしていますが、それでも被害は防げなそうですね。
    被害届、それから旅行保険への請求などの事後処理も含めて教えてもらえるといいですね。
    私も気をつけます!
    ありがとうございました。

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    女性旅行者もグルです。

     レスありがとうございます。
     
     女性旅行者もグルです。計4人のグループにだまされた形になります。
    タクシーを乗り換える際にトランクに荷物を入れられるので、逃げること
    もできませんでした・・。ほんとに悔しいので、1人でも多くの旅行される方に
    この情報を見ていただきたいです。

     盗難が分かり次第、観光ポリスのオフィスに行き、盗難証明書をもらってきました。
    (英語が話せる方が1人だけ居ました。)
    クレジットカードに付いている海外旅行保険で、最大10万まで(私の場合ですが)
    が保障されるようです。ただ、現金は帰ってこないので、カメラとメモリーカード
    の実費のみの保証になるようです。