預かった荷物は自分の手と眼で内容をチェックすること!は常識。

まさか受け取った包装されたままで持っていってあげるなど、メキシコ人でもしません。キューバ人からの依頼は、大概中古衣類ですが、一つ一つ自分の手でチェックして折りたたんで自分の荷物の中に混ぜて入れます。それに、常備薬のスピリンやセタモールもない状態なので、薬屋で買って、自分の手で封を切って持っていってあげます。

本当にベネズエラから援助がなくなったキューバの悲惨さは、言葉で表されないくらいものになっています。以前はイカダでフロリダ半島向けて島を脱出ですが、今は、直線距離にしてたった60キロのメキシコ・カンクンに向けて命を賭けて大人だけでなく、小さい子供も一緒の家族で漂流しています。その1割くらいが運よく流れに乗ってカンクン到着が毎日数十人。社会主義が成功した国でもなく、いまや崩壊寸前で、しかたなしにアメリカに媚を売り始めていますが、アメリカ人の観光目的入国など、まだまだ先のこと、今年の11月より週一便がオーランドより直行便がハバナに向けて飛びますが、だれでもお金さえ出せば搭乗できる便ではなく、救援・医療関係者のみです。

メキシコでもお金に困った日本人が、1キロコカイン運びで8000ドル報酬の運び屋に手をだして、空港で逮捕され、刑務所で10年以上の服役中の人が多くいます。国境では、運び屋を途中でこわくなり、逃げ出した日本人が殺されています。南米から到着便は厳しい麻薬検査がありますが、そこでも、他人から空港で預かった荷物で到着で、日本人が逮捕・懲役刑で服役が毎月のように。

よく知った親戚・友人からの依頼で持っていってあげる場合でも、メキシコ人は、必ず、自分の目と手で内容を確認してからです。日本からくる人の手土産は、いつもきれいに包装されたままで受け取りますが、そのような気分を絶対にしないのが南米からの北行きです。

麻薬所持に厳しい日本からでは、麻薬をキューバにってこともないでしょうが、善意で持って行ってあげようというお方は、渡されたままでなく、自分の手と眼で一品一品完全にチェックしてから、自分の荷物の中に収納です。キューバに住んでいる人は、充分にそのような事情は知っているので、失礼にはなりません。郵送してもらっても着かない、着いても輸入許可書を求められ、提出できず罰金だけ払わされ、荷物は没収。
日本にいるお婆ちゃんが簡単に合えない実の娘の娘(孫)に編んだセータや、子供服、わたしなら、2~3000円の交通費を払ってでも受け取りに行き、見返りなど期待なしで、持って行ってあげます。

今、政策失敗のキューバとベネズエラは本当に最低生活必需品不足で困っておられます。近くにあるコンビニで24時間、何でも買える国にお住みの人は理解してもらいないと思いますが。次ぎは、ボリビアもです。

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