続き

外出予定があって、いったん中断しました。

宿の立地はその土地の印象を左右します。

バンコクの場合、日中外を長く歩くのには暑く、街歩きには適さない土地ですので、現地の人は自動車を使ったり、タクシーやモトサイでさっさと移動します。自動車の場合はそのまま大型店舗に入ってしまうことが多いようです。
するとショッピングモールなどのある地域がいいのかなあと思ってしまいます。そういう店舗は特色を出そうと努力しても、どこもわりと同じような印象です。

はじめてのバンコクではその後地下鉄駅のできたペッブリ通りに泊まりましたが、この通りは車線が多いだけでまるで裏通り。プラトゥーナムの周辺まで出ればにぎやかですが、あまり面白くありませんでした。
人通りが多くてにぎやかなのは今はスカイトレインの走るスクンビット通りからプルンチット、ラーマ1世通りのほう。

日本人に古くからよく利用されるのはシーロム通り周辺のホテル。
日比谷のようなビジネス街と新宿歌舞伎町のような盛り場がくっついたところ。食事にもショッピングにも便利なのですが、日本人旅行者はそれとすぐわかるようで、お得意さんが来たというイメージみたいです。夜のこの町は人の欲が表に出て好きではありません。

カオサン通り周辺はバックパッカーのメッカで、外国人旅行者目当てに町ができているようです。外国人バックパッカーみたいのが好きな人には適地なのでしょう。しかし、ここはバンコクらしいといえるのでしょうか。
国立博物館や王宮寺院などは近いのですが、市街中心への行き来は時間がかかり、バンコクのほかの地区に行くには不便な印象です。
もっと古くはクロントゥーイ市場の先のマレーシアホテル付近に日本人の利用する安宿がいくつかあったようですが、あえて行ったことはありません。日本人宿で情報交換したのでしょう。

ホアランポーン駅の先、中華街はにぎやかというより混雑という印象ですが、ここに入ると方向感がつかめず、タクシーもつかまらないので脱出が難しくなります。好きな人にはいいのでしょう。
中華系はバンコクの場合は上手にタイ人に同化して、どこまでが中華系なのか店舗経営はほとんどそうなのではないかと思ったりします。そこがこの国の中でのサイアムの特色でもあるのですが。

タイ系諸民族は南下してきた農耕民。交易や商売は海を超えてやってきた中華系の得意分野だったのでしよう。

わたしは中華街まで入らずに下町情緒を残す周辺地区が好きなのですが、都市の再開発で町は変わっていきますね。

とりあえず

わたしの予想したような趣旨の質問のようですね。
1泊いくらくらいというのも初めての土地では全く見当がつかないというのも理解できます。

泊まってみないとその予算では全く足りなかったとか、逆にこんなに豪華なホテルとは思わなかったとか。
一応バンコクの中級ホテルで居心地よく、観光にも不便がない。ということで考えたいと思います。

観光に便利な立地の宿は、一般的には強気の値段でも旅行者に人気があり、コストパフォーマンスは悪くなると考えてください。
繁華街のデパートや大型ショッピングモールのそば。スカイトレインや地下鉄が便利に接続するところなどです。
(つづく)