あれは、2008年10月のことだった。
私は、10月8日に、初めて、タイの首都バンコクに行き、カオサン近くの安宿に、投宿していた。
当時は、スクムビットの道路を、象が歩いていた。
たくさんの自動車が走っているのに、その脇を、象使いに連れられた象が、歩いていた。
スクムビットで、象を見かけた、私は、象を、近くで見ようと、近寄った。
象使いの若い男が、象の餌を、20バーツ(約70円)で売っていた。
私は、20バーツ払って、象の餌を買い、象に食べさせた。
当時、タイでは、「象を田舎に返す運動」というのをやっていた。
あれ以来、バンコクで、象を見たことはない。
私が、初めて、間近で、象を見たのは、2007年11月、インドのゴアのバガビーチ近くの路上だった。
やはり、象使いの、若い男に連れられた、象が、ゆっくり歩いていた。
私は、近寄って、そっと、象に触った。
象は、パッと振り返って、私を見て、また、前を向いた。
象の肌は、「岩みたい」だった。
ゴツゴツして、触れると、怪我しそうだった。
インドでは、道路を、牛が、歩いていることがある。
ラクダを、見たことも、ある。
猿も、多い。
犬も、めちゃくちゃ多かった。
私は、2007年3月~2008年3月まで、インド中を旅行したが、一番良かった町は、ゴアだった。
ゴアには、ビーチがあり、新鮮な魚介類が食べられる。
ゴアのシーズンは、12月からだ。