バンコクで暮らしていると、ニューハーフを見かけない日は、ない。
タイでは、ニューハーフは、道を歩いていたり、電車に乗っていたり、店員をしていたりする。売春婦も多い。
タイ人は、骨格が華奢で、小柄なので、タイ人男性が、性転換して、女性になると、ちょうど、日本人女性くらいの体格になる。
ちょっと見ただけでは、男とわからないのも多い。、
長い髪を背中に垂らし、ミニスカートをはき、ハイヒールを履いて、歩いている。
女より、女らしく、美しい。
タイでは、男は、二十歳で、兵役検査があり、合格すると、抽選で、陸海空軍の兵役がある。
生まれたときの性別でいくので、胸もあるニューハーフも、兵役検査を受けなくてはいけない。
兵役検査で、ニューハーフは、必ず、不合格にされる。
理由は、「精神病」だからだそうだ。
公式書類に、しっかり、「精神病」と書かれ、兵役免除になる。
このことが、タイでは、「差別だ」と問題になっている。
軍部は、ニューハーフを、受け入れる気は、ない。
ニューハーフも、兵役をしたいわけではない。
故プミポン国王は、「ニューハーフにも、兵役をさせてやってもいいのではないか」とおっしゃっていたそうだ。
軍部は、「士気が下がる」と否定的だ。
日本では、性転換手術をすると、戸籍の性別を変えることができるが、タイでは、できない。
タイには、驚くほど多くのLGDPがいるが、同性婚は、認めていない。