私は、2008年10月8日に、初めて、タイの首都バンコクに降り立った。ペナンのタイ領事館で、タイ・ツーリストビザを取得し、ペナンから、エアアジアで、バンコクに飛んだ。
当時は、黄シャツ隊と赤シャツ隊が衝突を繰り返し、死傷者を出していた。
それから、長期滞在を繰り返し、2018年9月まで、合わせて、4~5年間は、バンコクに滞在した。
タイで驚いたことのひとつに、タイ人の愛国心の強さがある。
バンコクの街中のいたるところに、(故)プミポン国王の巨大な肖像画が飾ってあった。
タイでは、午前8時と午後6時に、公共の場で、スピーカーから、国歌が流れる。国歌が流れている間は、その場にいる人は、外国人も含めて、直立不動の姿勢を保たなくてならない。
また、バンコクには、日本の映画を、時々上映する映画館があるので、私も,時々、映画を見に行った。
タイ語の字幕がついていた。音声は、日本語だ。全席指定席で、1席150バーツ(約525円)。自分で、
「ここ」
と指差して、席を指定して、チケットを買っていた。
中は、ガラガラで、快適に映画鑑賞できた。
だが、映画館では、映画上映前に、国歌が流れるので、やはり、直立不動の姿勢を保たなくてはならない。
公共の場は、駅とか、映画館になるが、周りのタイ人の様子に合わせて、直立不動の姿勢をしなくてはならない。
警官が見張っていたりするので、マナーとして、周りのタイ人と同じ行動をしよう。
日本では、
「愛国心は、悪」
とされているので、大変驚いた。
きっと、ドイツでも、日本と同様の雰囲気だろう。