海外旅行講義(初心者向け):「最新情報をくださいと言うのは、旅行初心者だけ」 >>2009年にこれから旅行する人に古い情報は無意味でしょう。 feironさんは、情報の意味が全くわかってません。 せっかくですから、今日は、「旅の情報について」講義をしてさしあげますね(笑)。 情報とは、情報が得られた瞬間から、古くなるものです。 ですから、旅行初心者の人たちがよく口にする「最新情報をください」という フレーズ自体が、意味がないんですね。 「最新情報」というものは、実は存在しません。 「最新」というところに定義がないからです。 しかも、旅行経験があればわかりますが、 現地の状況というのは、すぐに変化するんです。 シェムリアップに関しては、例えばわかりやすい例として、 「カオサンからシェムリアップへのツアーバスの値段」 も、常に変化しています。 一番安い時は、カオサンからシェムリアップまで、50バーツがありました。 そのころは、150バーツが普通でしたね。 僕は、450バーツで行きました。 いまは、300バーツ程度だとか。 しかしこんなものは、どうせ、旅行代理店で切符を買うんですから、 現地で3軒くらい自分で聞いて、相場を比較して、他の要素も考えて、 自分で判断すればいいんです。 というのは、日本人宿で申し込めば、日本人が多いかもしれません。 料金が高ければ、バスが豪華かもしれません(アランヤプラテートまではね(笑))。 例えば僕が乗った「ドラえもんバス」は、2階建てバスで、シートもゆったりでした。 ドラえもんバスの写真 http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/2005/doraemon_bus.htm また、カオサンの日本人経営の旅行代理店で申し込んだので、 肌がつるっつるの20歳の日本人美女が、おまけに付いてました♪ 日本人経営の旅行代理店で申し込んだ理由は、 バスが来なかった時に、文句を言うためです。 バスを選ぶには、バスの値段以外のさまざまな要素が絡んできます。 結局、ツアーバスの値段や他の要件は、現地に行って、自分で調べて判断するしかないんですよ。 逆に、「いまは300バーツだ」という「最新情報(笑)」を持っていると、 他のバスが、250バーツなのに気が付かないかもしれません。 旅の情報というものは、現地で、自分で動いて、自分で調べるものなんですよ。 それが理解できない、旅行初心者の皆様に限って、 「最新情報」「最新情報」と、阿呆陀羅経を唱えているわけです。 だいたい、ガイドブックそのものが、取材時点と発行時点ではタイムラグがあります。 ですから、「地球の歩き方」にある情報は、すべて過去の情報です。 ネットで公開されている情報も、すべて過去の情報です。 現地で書いたブログも、明日になれば、情報としては古いです。 また、情報には嘘が混じっていることが多いです。 自称旅行者の中には、旅行経験がないのに、本を読んだり、ネットで旅行の話を読んで、旅行したつもりになって、ウソだらけのウンチクを傾けている人がたくさんいます。 ですから、情報は、その時期がハッキリしていれば、利用できます。 もちろん、情報を使う能力が必要ですけどね。 それを、例を挙げて、講義しておきましょう。 (なぜここで書くかというと、自分のブログに整理するためです) ご期待ください。 みどりのくつした
海外旅行講義(初心者向け):「旅行がわかると、わざと古いガイドブックを使って旅をする楽しみを持つ」 旅の情報を入手する時、一番危険なこと。 ネットで「最新情報をくださーい」などと聞いて、 本当かどうかわからない、旅行初心者のいい加減な 噂話、また聞きの大嘘、を吹き込まれるのが怖いですよ。 確実なのは、定評のあるガイドブックの昔の版を持っていくこと。 その例を挙げてみます。 古い「ロンリープラネット(ロンプラ)」でも十分に役に立つ@マヤ遺跡/メキシコ&グアテマラ http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/2007/lp.htm >>僕は2007年のマヤ遺跡の旅に、手許にあった「Lonely Planet Mexico」5th版(1995/07)」を持っていった。 >>これは、確か、1996年にキューバへ行くときに、メキシコシティ経由だったので、それでLAで買ったんじゃないかな。 >>10年以上前のガイドブックでも、「Lonely Planet」の場合は、読み方さえ間違えなければ十分に役に立つ。 >>面白かったのは、1995年は、1ペソが20円で計算してあること。 >>2007年は1ペソは10円と考えるので、ちょっと注意を払っていた。 >>古いガイドブックを読むときのコツを教えておきます。 >>それは、「古い旅行情報よりも、確実に移動は楽になっている」「古い旅行情報よりも、絶対に物価は上がっている」と考えること。 >>これが新しいガイドブックだと「情報が違うじゃないか」と腹が立つので、健康に良くない。 >>古いガイドブックは「何年前はこうだったということは、いまはこのくらいに変化しているだろう」と自分で変化を予測する。 >>すると、予想が当たればうれしいし、推測が外れても「違ったか♪」と楽しめるってわけだ(笑)。 古いガイドブックにある情報を、時代の変化を自分で予想して、 自分の頭で考えること。 こうすれば、昔の情報は情報として読めて、 いまの情報は自分で入手して、 その比較が出来るので、 旅が過去と、現在の、二度楽しめるって分けです。 ですから、アンコールワットの過去の話を知っておくと、 「今は人だらけで、疲れるけれど、昔はほとんど観光客がいなくて、そのころを想像するとステキな遺跡だなー」 と、感動が深まるわけですね。 ちなみに僕が、1994年にアンコール遺跡群を回った話。 http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/1994/angkor.htm ぜひ1994年のアンコール遺跡群の話を読んで、 人がほとんどいなかったころの、アンコールワットをしのんでください。 みどりのくつした