タイが初めてだと

バンコクが先月から特に空気が悪くなったとは聞いていません。2月初めに滞在しましたが、寒気が入ってむしろふだんより外歩きは楽でした。
風紀の方は、軍事独裁政権が風俗業の売春店に取り締まりの手を加えたりしているけれど、変化は少ない。
法体系を無視してクーデターで成立した政権だが、王権と結んで裁判所も彼らの仲間に思われる。

さて、東南アジアのハブ空港はバンコク、シンガポール。エアアジアの拠点、クアラルンプールを加えても良い。
SIN(またはKUL)をイン、アウトに利用するならば、他の方の意見のように滞在先にバリ島を加えましょう。
バンコクからデンパサールは所要4時間30分と遠い。
ここはお友達と行くと良いです。海岸部と山の近くと両方に滞在するのがよい。

タイが初めてだと、この国は海岸部より内陸部に特徴があるけれど選択は難しい。
観光地として優れているというより、じわじわと良さが身にしみるような地域です。

東北タイ南部のウポンラチャタニからコンチアムというメコン川沿いの行楽地へ行き、チャーター車でパーテム国立公園へ行ってもらうとか。
東北タイ、中部だとコンケーンに滞在して、プーウィアンの博物館へ。恐竜化石の発掘地です。初めてだとやはり車をチャーターして行くのが確実。
東北タイ北部だとルーイからメコン川沿いの町チェンカーンへ、とか。
ルーイからは民営バス、トラックバス両方があって初心者でも行けます。

北タイの見どころはスコータイ遺跡とチェンマイなんだけど。
スコータイ遺跡へ行ったら関連するシーサッチャナライ遺跡へも行ってほしい。

チェンマイは寺院などの名所が決まっている。それ以外に近郊のランプーンなどへ足を延ばすと興味深い。
首長族というのはカレン族の一部の村の習慣なんだけど、カレン族は未開の民族というのでもなく、見世物にするのは気の毒に思っています。もともとはメーホンソンのミャンマー国境に住んでいる人たち。

メーホンソンまで足を延ばすのはけっこう大変です。メーホンソン方面のパーイから先、パンマパーにリス族の人たちの村があり、タムロートという洞窟と合わせて観光すると興味深いのだけど、旅慣れた人向き。

むしろ、チェンラーイから北へ。メコン川沿いのゴールデントライアングルやチェンセーン、ミャンマー国境のコーヒー園や国境の町メーサーイ、メーサロンなんかが興味深い。チェンラーイで車がチャーターできる。

計画を練りながら楽しんでください。