レポート
  • 女性
  • 50代
  • 元県庁職員
  • 香川県
  • 英検2級、ロシア語教員免許、ドイツ語4級

ツーリストビザで、できないこと

公開日 : 2022年10月10日
最終更新 :

私は、海外旅行中、ツーリストビザしか、取ったことがない。
ツーリストビザには、たいてい、「Working is prohibited」(働くことは禁止)と書いてある。
2008年10月、私が、初めて、タイの首都バンコクに行き、初めて、カオサンに行ったときのことだ。
日本人らしい若い男が、サッカーボールを蹴っていた。
チップを稼ぎたかったんだろう。
あっという間に、警官が来て、彼の腕をつかんで、連れて行ってしまった。
ほんの少しの金稼ぎも、許さないんだろう。
どこかに書いてあったが、日本人の若い男が、タイ人と並んで、敷き物を敷いて、持ち物を並べて、売っていたそうだ。
やはり、あっという間に、警官が来て、並べて売っていた物は、没収され、逮捕されて、連れて行かれたそうだ。
私は、タイのことしか知らないが、どこの国も、不法就労には、厳しいんだろう。
やはり、2008年10月、私が、バンコクに行って、すぐのことだ。
私は、カオサン近くの路上で、リュックを修理してもらっていた。
修理してくれた男は、靴やカバンを修理する道具を持って、歩道に小さい椅子を置き、座っていた。
リュックを修理してもらいながら、英語で話をした。
男は、40才くらい。
「父親は、エジプト人。母親は、イタリア人」と言っていた。
「日本に行ったことがあるか?」と私が尋ねると、「ある」と答えた。
1980年代、日本でよく見かけたものだ。
商店街の路上で、敷き物を敷いて、ネックレスなんかを売っていた外国人。
どうも、彼も、日本で、ネックレスなどを売っていたらしい。
彼は、顔をしかめながら、「日本では、ヤクザが………」と言葉を濁した。
みかじめ料を取られたんだろう。
不法就労だから、しかたがない。

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1件のコメント

  • 「これは、安く、警察が貸してくれた」

    バンコクで会った彼は、私が、「その道具は、どうしたのか?」と聞くと、「これは、安く、警察が貸してくれた」と言った。
    きっと、タイ人女性と結婚したか、タイ国籍を取得したんだろう。

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