スーパーとかコンビニとか

ガイドさん（間寛平さんのアースマラソンのコーディネーターをしたシェフムスさんという方でした）の話では、日本と違うところは、地方によって物の値段に大きな開きがあるところだそうです。

何でも物の特産地のそばほど安くて豊富な品物があるとか。
だから、イスタンブールなら何でも揃うというわけでもなさそうで、現地現地でその産地ならではのものを購入することを勧められました。

例えばエフェソスなどではオリーブ関係の製品、内陸に入ってからは蜂蜜、目玉のようなみやげ物は田舎が安いよ、とかいう具合です。

そういうわけで、トルコ中縦断するツアーの場合は、どこでどんなものをいくらで売っていたかを記録してみるとおもしろかろうと思います。

あと、この手のツアーでは、かならず、革製品（ジャンパーやコート）、トルコ絨毯、トルコ石の専門店に行って、ショッピングの時間がアレンジされます。今、円高ですので交渉すればかなりお得な買い物も可能だと思うのですが、ぜひお薦めしたいのは、事前に日本でどのくらいの値段であるか調べ物をしておくと良いと思います。

革製品については、７割くらいがフランスやイタリアのブランド物のOEMだそうですが、それにトルコの自社ブランドをつけたものが、同じ製品だからお買い得でしょ、という形で提示されます。（ブランド価値無視ですね。）物は悪くない、むしろ良さそうですが、無名ブランドで購入する価値があるかどうかは迷うところです。人によっては、トルコ・ツアーが格安なのは、こうした店が支払うガイドさんのバックマージンでトルコの旅行会社が格安なツアーを日本の旅行会社に提示できるからだ、という人もいます。

それは確かにそうです。個人旅行で、この値段で飛行機やら、宿やら、バスやら、ガイドやら手配できるわけがありません。

それをもって、日本人はぼったくられている、という主張をされているのですが、モノの質を見る限り、確かに高いけれどもそれなりに良いもののように思えます。たぶん、絨毯なんて、日本の小売店のマージンだけで倍の値段になるでしょうから、ものを豊富に選べて、自分の満足する価格まで値切って、しかも20万円までなら個人用として関税無しで買える点を考えると、案内されるこれらの店での買い物も我々にとってもお得だし、現地の生産者にとっても直売で儲けが多くおいしい商売、という世界はありうるのではないかと思います。

一番確実なのは、ツアーに組まれた店での買い物は一切断ることですが、お得な機会を逃している可能性もあり、そんなわけで事前に十分検討してあるとよかろうな、と思います。

私共は、そんなこと全然知らずにツアーに行って、現地で突然勧められて、それなりに買い物してきてしまいました。帰ってから格安ツアーの仕組みを知り、得だったのか損だったのか悩んでいます。

（今のところの結論は、それなりに得だったのではないかと言うことですが・・・）

現地に行くと、英語は出来ないくせに日本語はじょうずな商売上手のトルコ人がトルコ風アイスクリームにしても、じゅうたんにしても、一生懸命売り込んできます。それだけ日本人はカモになるんだ、という人もいますが、まあ、楽しんでみてください。からくりが分かっていて、自分で価格交渉を楽しんで満足できる買い物ならきっと良い買い物だと思います。

いちじくは７月くらいということで、8月中旬でもフレッシュ・ジュースなどはもうありませんでした。どうやら、季節のものは季節の時期にというお国柄のようです。