旅行スタイルとリスクの取り方

他のトピックでも話題になっていたりしますが、旅行目的やスタイルがどうであるかによって、回答やアドバイスの「幅」は異なります。
どんなトラブルに遭おうとも、それを貴重な体験として体当たり旅行をするというのであれば、「可能です、できます」という回答、アドバイスを糧にして頑張ればいいのですが、ともかく目的地での観光やビジネスなどの活動が大事であって、（特に途中での）トラブルはできるだけ避けたい、犯罪には遭いたくないというのであれば、リスクはできるだけ避けなければいけません。
また問題が起こった場合に、それがトラブルで済むのか、犯罪の被害者になるかは、そのときに当事者になってみなければわかりません。

そういうことで、日本から乗り継ぎ便でラガーディアに午後１０時以降に到着する、しかも現地が初めての日本人女性一人ということであれば、タクシー以外の選択肢があるとしたら、専門の送迎サービスを雇う以外にはないと考えます。
これが例えば、屈強な成年男性であれば、シャトルバスもあるでしょうし、バスと地下鉄でも可能でしょう。
また、時間帯が昼間であれば、女性であっても種々の選択肢がありえますし、夜になってもマンハッタン午後８時程度であればまだほかの手段も選べるでしょう。
ホテルの場所が繫華街のど真ん中、駅前やシャトルの停車場の真ん前であれば、乗り越えるべき障壁は少なくなります。
初めての土地で、日没後に迷うことは、その状況を乗り越えた経験者や乗り越えるだけの能力を有すると信じるもの以外は、確実に避けた方がよいです。

余談になりますが、「治安」という単語が特に旅行関係では元の意味からは離れて使われているように感じております。治安の悪い場所と言うのはそこにいること自体が危険な場所というのが本来の意味であるものの、単にすりやひったくり、置き引きのような犯罪に関しても使われている気がします。
すりやひったくり、あるいは女性などの弱者をターゲットにする犯罪は、治安のいい場所でも起こります。（治安が悪ければそのような犯罪者自身が危険にさらされるわけで、犯罪者にとっては活動しやすい場合もあります。）
過去には、他の方が書いたような、偽リムジンや白タクなどが乗客を連れ去って強盗したり殺害するという犯罪が起こりましたが、これは治安の問題ではなく、ターゲットとされる人がいるかいないかということが大きいです。
日本人女性とみられることでターゲットになりやすいということは、残念ながら否定できないと思います。多少、服装などの外見を変えてみても、かなりの日本人は見た目の雰囲気でわかっちゃうところもあります。現地人であれば女性であっても全然問題ないという場所は世界中にあるでしょう。

直行便でＪＦＫ到着であれば早着で到着時刻が早まることもあるでしょうが、国内線に乗り継ぎになるということで、遅れることはあっても早く着くことはまずないと思います。

さて、出発便がラガーディア午前１０時発とすると、午前８時までにはチェックインしたいですね。午前７時半くらいまでの到着を考えると、楽なのは７時前にタクシーに乗ることです。
エアポート・シャトルの場合は、発着場所まで荷物を持って移動しないといけませんから６時半前にはホテルを出ていないとならないと思います。
バス・地下鉄の場合だと、荷物を持って階段を昇り降りしなければならないかもしれませんし、平日であればそれなりの通勤者の流れもあり、６時半頃には駅にいないといけないように思います。

往路の場合、ホテルに入るだけなので、時間の制約がない場合が多いでしょうが、復路の場合には乗り遅れるわけにはいかないので、なるべく余裕を持って早目に移動することが多いのではないかと思います。
タクシー以外を使おうとすると、それだけ早起きすることになりますが、少しでも寝ておきたいとか眠い頭で乗り換えだの周囲に注意したり、重い荷物を取り回すのが面倒だと考えるとタクシーにしちゃうことはあると思います。
私自身、ニューヨーク（マンハッタン）を朝に出て帰国（ＪＦＫ）する場合、タクシーを利用しています。地下鉄を利用したのは昼前に空港入りすればいいときだけです。
他の土地の場合で、バスなどを利用しようと思ったら結局想定時間内にバスが来ずにタクシーにしたこともありました。