私は先日(8/10)この欄にウズベキスタン(UZ)の税関検査に関して
投稿したものですが、これに対して様々な意見が寄せられ、私の報告が
事実ではないかの様な意見も見られましたので、状況を少し詳しく記載し
ます。
尚、私の先日の投稿内容と、質疑応答をじっくり見れば、疑問は解決する
と思うのですが、もちろん私が経験した範囲内で、事実を報告しています。
そして、確かに今回の問題は、私が日本円の申告額を本当に正確にしてい
れば問題は無かった訳です。その際に同時に持参していたUSドルやユーロ
は申告どうりで税関チェックでも問題は無かったのですが、日本円が体の
あちこちに分散しており、正確な合計額が不明であった事が、税関の身体
検査で判明した次第です。
ここで強調したいのは、UZの税関のやり方が私の100カ国程度の訪問経験
の中で、特殊であることです。UZ近隣のトルクメン、カザフ、キルギス、
タジクももちろん私は訪問していますが、これらの国ではUZの様な検査は
ありません。また、UZ自体でも、空港での検査では今回のような厳しさは
無く、陸路での入国時であっても、過去にトルクメンからUZ入国時には
今回の様な検査は無かった。又、一般的に税関検査が厳しいと思われて
いる東欧諸国では殆どの国ではバスで移動できるので、その場合はフリー
パスに近い。尤も、東欧で個人の車移動の場合は、非常に厳しくチェック
されているケースを見ました。
UZは中央アジア諸国の中では、最も観光に力を入れていると言われていま
すが、それにしてはツアー客に対する今回の様な犯罪者扱いは、どう言う
事でしょうか?
又、UZ観光局にも問い合わせて見たのですが、この私のケースは税関法
違反にあたり、非常に重大な罪だそうです。それにしても、プライバシーや
人権に対する考慮を、UZに求めるのは、無理でしょうかね。