JCBがデビットカードを台湾で発行するという日経の夕刊の記事、ふーん。・・・・なんでも台湾の華南銀行のキャッシュカードにデビット機能と悠々カードの機能を付けて発行するとのこと。もっとびっくりしたのは、同記事についていたクレジットカードとデビットカードの決済額グラフ。そんなに違わない?それにましても、日本のデビットカードの貧弱さはどうにかならないものか。・・・・・
Jデビットがあまり使われていないのは、どこの銀行も24時間、365日使える訳ではない、ということが一番大きいのではないだろうか。時間によってはデビットカードが使えません。じゃねえ。その点、クレジットカード会社の方が24時間使えることが前提だから、間違いがない。ただ、それに対応する銀行はきっと少なくなるでしょう。
今年の前半に香港のHSBCは香港金融当局の指令に従って、全キャッシュカードをICチップ搭載型に変更、その際に使える国際ネットワークをVISA-PLUSから、何と銀聯に変更してしまった。日本のユーザーは(私も含めて)非難ごうごうだったのだけど、今は財布に入れて持ち歩くことにしている。・・・・というのも、日本の銀聯加盟店では、デビットカードとして使えるから。前のPLUSネットワークのキャッシュカードは、キャッシュカードとしか使えないので、それこそ海外旅行に行く時の非常手段カードくらいにしか使っていませんでした。
何せ、マツキヨでもドンキでもヨドバシでもユニクロでも24時間、いつでもデビットカードとして使える。・・・上記のお店は恐らくJデビットも使えるけれど、銀聯のデビットカード機能だけの売上と比べても、Jデビットなんて比較にならないのでは。・・・・
要は日本の中国化が進んでいるのだと思うけれど、外国発行のデビットカードの方が便利がいいかも知れない。・・・というのは、情けない話である。そんな状況下、銀聯付JCBカードも発行している日ノ丸カードが、とりあえず中華圏で勝負に出るのは、すごいと思う。うまく行けば日本でも発行して、それを外国で使えれば・・・まあ、成功をお祈りしますよ。