イギリスというと思い浮かべるのはスタウトやエール、ラーガーといったビール。 ここで疑問なのですが、イギリス人ってビールとワイン、どちらが人気なのででょうか? イギリスといっても広いので地域で異なるやも知れませんので、ロンドン限定ということで。お暇でしたらコメントください。
イギリス産ワイン 回答ありきの質問、というわけでは決してありません。 イギリスでワインを生産していることは知っていました。 イングランドとウエールズで産出しています。 あるときロンドン・オクスフォードストリートにある 高級百貨店の食品フロア、酒類販売コーナーで イギリス産ワインを売ってないかと探したけれど、たった一種類だけ置いてありました。 ロゼワイン。 そこで店員にイギリス産ワインはもっとないのかと聞くと、これだけだという。 フランス産ワインはたくさんあるというのに。 ところがなんとありがたいことに、 その店員が近くの百貨店の食品売り場にあるかもしれないと、教えてくれる。 さすがに老舗高級百貨店だけある。 で、このお店にある、ある。イギリス産ワインがたくさん。 赤、白、ロゼ。スパークリングとそろっている。 1本がだいたい10ポンド前後。せいぜい15ポンド。 味は決してまずくはないのですけど、いまだ発展途上かな、というところです。 ヨーロッパで小売店で1500円のワインというと、けっこう、おいしいものが飲めますから。 そういうわけで先の高級百貨店ではイギリス産ワインを扱ってなかったのかもしれません。 よくわからないけど。 ちなみにこちらのお店では有料試飲コーナーが併設されています。 イギリスワインは日本ではまったくと言っていいほど知られていませんけれど、 その生産の努力の姿勢は日本の優秀なワイナリーのようです。 そのように思って飲むと、なかなかにいいものです。 将来が楽しみです。
パブとレストランとビールとワイン 単純に「どちらが人気?」というと難しいかもしれませんね。微妙に飲むシチュエーションが違う・・・という感じでしょうか。私が経験している限りでは(そして私自身もそうですが)街中のどこにでもある感じのパブではビールが主体。こういう所では気取らず、軽く一杯引っかけるという感じでビールを飲みます。ツマミなしでも。 私は日本ではなかなか飲めないリアル・エールが好きなので、cask・aleマークのあるパブを選んで入りますが。そういう所では、ビールに合うタイプのパブフード(フィッシュ&チップスとかステーキ&キドニーパイとか)が美味しいところが多くて、食べ物に合わせてもやっぱりビール、エールを飲みますね。 さて、パブではなくレストランあるいは料理を売り物にしているガストロパブになると、様相は変わってきます。つまり、必ずワインリストが置かれているんですね。そして、実際ワインを飲みながらゆっくり料理を楽しんでいる客が多い。ローストビーフとかステーキが良い例だと思いますが、こういう料理をメインにしている店では(もちろんエールは頼めますが)やっぱりワインが主体。そして、料理の評価が高い店では、高級ワインも各種取りそろえていますね。 街中のスーパーやコンビニではビールもワインもどちらもたくさん売られています。でも、7~10ポンドで結構質の良いワインが手に入るので、やっぱりワインは「人気がある」と思います。ハロッズでさえ、なかなか質の良いテーブルワインが7ポンドくらいから手に入るんですもんね。ワインを飲んじゃうよなぁやっぱり・・・
シチュエーション あらいぐまAさん やはり、シチュエーションというのはありそうですね。 日本での従来のイメージはやはりビールやウイスキーだと思うんです。 この頃日本でもイギリス風パブが増えてきて、 手軽にスタウトやエールが飲めるようになってますよね。 (これらのビールは輸入もあるけど、 国内大手ビール会社がライセンスで作っているとお店の人が言ってました) パブなので当然かもしれないけれど、そういうところでだれもワインを飲んでいない。 で、近頃イギリスではどうなんだろうと、ちょっと気になってトピを立てました。 ミケさんポチさん、ソースさんがデータを提供してくれてますが、 ワイン消費量が顕著に増えています。 これって、いったいどこで消費されているんだろう。 それなりのレストランなんだろうか。 これまでだったらビール(を飲むシチュエーション)だけど、 そのビール代わりにワインを飲むことが多くなっているのかなあと思ったり。 興味深い考察をありがとうごいました。
イギリスは階級社会ですので またまたこんばんは。 イギリスは欧州諸国の中でも特に階級差がはっきりとした国です。 クラスという言葉はタブーでも差別でもなく、普通に人々は自分の所属階級を口にします他人にも聞きます。 階級が異なると文化が全く異なるので、食べ物飲み物も変わってきます。 パブでビールというのは労働者階級と中産階級の習慣なので、上流階級はそうではないでしょう。といっても私は英国上流階級の方々の知り合いはいないので、彼らが何を食べて飲んでいるのか分かりません。ビールを飲んでいるとはあまり想像できないのですが・・。 ダウントン・アビーを見ていなかったのですが、もし見られた方なら食事シーンなど覚えておられるかも知れません。 気候の影響とはいえ、葡萄が育たないベルギーではあれだけ豊かなビール文化が生まれたので、国民の舌の問題もあるのでしょうね。フランスではもうワイン消費量をビール消費量が抜いてしまったとのことで、こちらでもビール文化が根ざしてきたようです。
階級社会 これも、イギリスについてならではの考察でしょうか、女王様。 コメントありがとうございます。 階級、穏やかに属性とでも言っておきましょうか、によって、 たしなむものも違ってくるのかもしれません。 このトピを立てたのはワインは既に イギリス人の代表的アルコール飲料なのだろうかと思ったからです。 確かに、ミシュランスターのレストランといわずとも、 コージーなオープンテラスのカフェや軽食店などで、 いかにも上品そうな人たちは誰もビールなど飲んでいません。 飲んでいるのはみなワインなんですよね。それもなぜか白ワインばかり。 ビール派とワイン派というのも、 もしかしたら階級社会のなせる業なのかもしれません。 これについては多くのイギリスフリークや学者なり専門家の研究を待ちたいと思います。 あるいは統計データなどあるとなおよいのですけれど。 でも、掲示板の多くの参加者の意見はおもしろく、参考になります。
気温と習慣 私がヨーロッパに初めて興味を持ったのは、「世界名作劇場」子供向けのアニメなんですけど、「母を訪ねて三千里」で主人公のマルコ少年(伊国籍)は、小学生であるにもかかわらず、ワインを飲むシーンが何度も出てきました。 当時のアニメでは、欧州物、あるいは米国物がほとんどで、パン・チーズ・ミルクをベースに「小さなバイキングビッケ」では骨付き肉を食らい、酒を飲むというシーンばかり・・・ イギリスはぶどうの生産に適した気候・気温ではないので、国民がワインを飲む機会があまりなかったのでしょう。 GHQが日本の学校給食に米ではなくパンをゴリ押ししたという話は有名ですが、それは自国特産物である小麦市場の開拓が目的であり、日本人に子供のうちからパンを食べる習慣を植え付けることに成功したと言えるでしょう。 結論:英国では良いブドウが育たないので、ワインを飲む習慣が根付かず、麦を主原料とするビール・ウイスキーを好む人が多い
日本でのワイン・ビールの歴史 当然のことながら、稲作文化である我が国の酒といえば、長らく米が原料である日本酒だった。ワインとビール、どっちが先に日本で流通したかというと、ワインは織田信長など、戦国武将たちが既に飲んでいたので、1500年代には上陸していたことになります。 ビールはいつ来たのかと調べてみたら、以外と歴史は浅く、ペリー来航(1853)の少しあと、当時ビールは日本に居留する外国人向けにブリュワリーができて、その後日本人の上流階級がもてはやし、やがて下々へ受け継がれていったのだとか。 これからの欧米はアルコール消費は減る傾向にあると予測します。カンナビス解禁という潮流がありますので、欧米ではそちらのシェアが伸びるのではないでしょうか?先日タイでテレビを見ていましたところ、今年から医療目的使用を解禁決定、3年間様子をみて娯楽用も解禁を検討中とのこと。世論調査では8割が賛成だったそうです。 酒造業者にとって、21世紀は厳しい時代になるかもしれない。
更なるお説 ソースさん その土地で生産される原材料から食品が作られ、 それがその土地で摂取されるというのはとても理解しやすい理屈だと思います。 イギリスやアイルランドではグレインが原料となるドリンクということなのでしょう。 わかりやすいです。 で、時がたつと舶来ものが普及する。 それはたいてい、いわゆる上流から、ということなのかな。 コメントありがとうございました。 ところで、何種類ものソースを味わってられるようですが、 きっと多くの情報源をお持ちなんだと思います。 イギリスカテですと、リー&ペリンのウースターソースなどいかがでしょう? いや、どうぞ聞き流してください。
簡単に言えば、ビールは庶民の酒、輸入品が主体のワインは上流階級の酒です。 一口にパブと言ってもソーホーの有名な「ザ・フレンチ・ハウス」ではワインが主体で、ビールを飲んでいる人を見かけることはまれです。 百年戦争以前のイギリスは、大陸の領地であるボルドーワインを愛用していました。ボルドーを失った後、世界中でワイン探しが始まりました、ポルトーをベースとしたシェリー、南アやオーストラリアなどでのワイン造り、シャンパーニュやドイツワインなどえの投資。 バンコクでのゴルフ仲間に何人かのイギリス人がいますが、必ずといってワイン党です。 旅行者が立ち寄る一般的な店では、「パブ」イコール「ビール」というイメージが出来上がっているのだと思います。
歴史と背景 ほう、なるほどですね、奥が深い。 ラートプラオさんはどこぞの高貴な御方でしょうか。 おもしろい話をありがとうございました。 >簡単に言えば、ビールは庶民の酒、輸入品が主体のワインは上流階級の酒です。 >旅行者が立ち寄る一般的な店では、「パブ」イコール「ビール」というイメージが出来上がっているのだと思います。 もしもし、Sさん? ← あ、いや、なんでもないです、気にしないでください。
大麦(バーリー)ワイン このカメラ(Campaign for Real Ale 本物エール応援団) という団体、 大英帝国エールフェスティバルというポスターをどこかロンドンの地下鉄の駅で宣伝しているのをみて面白そうだ、といったのが聞くの初めてだったけど(もう20年前の話)、 ここによるとなにか 大麦ワインというのがあるみたいですね。 大英帝国がフランスと戦争していた時にワインは敵性のものだから自国ものでないということで飲まれたそうです。 http://www.camra.org.uk/en_US/barley-wine こいつ飲んでみたいです。 前からいっているけどローマ帝国はワインを作れるところまでしか征服しなかったのだと思います。 ポチは自宅では1週間3日ビール 1日日本酒 1日ワイン 1日スカッチ 1日休み、 そんな感じかな。 イギリスに行くとやっぱりビール(エール、このCamraの発行しているパブガイドをたよりにして) ばっかりですね。
ビールそのもの wine というローマ字綴りからして、形容矛盾的ドリンクと思ったら、やはりビールですね。日本酒をライスワインと説明することもあるけど。 ビールとしてはアルコールが高いようで、どういう味なのか一度飲んでもいいかな。エールにちがいないんだろうけど。 これもおいしいのだろうけど、 わたしが気にになっているのはイギリスでのワインの人気度です。イギリスはビール(もしくはウイスキー)というイメージが覆りそうです。
通常はパブではビールが主流です。 メニューにはそれ以外の酒もありますが飲んでいる人は少ない。 日本の赤ちょうちんだって昔は日本酒・ビール・ホッピー・焼酎類しかなかったことを考えると同じです。 JALもANAも機内で焼酎類が呑めないのは日本文化の崩壊だと思っている。 タイ航空でメコンが呑めないときには苦情をアンケートに出したが無視された。 成功を祈る!
Re: 通常はパブではビールが主流です。 さすけねえさん、おはようございます。 カフェ等、パブ以外で ワインは飲まれていますか? ANA、JALのビジネスクラス ではさすけねえさんが普段飲めないような焼酎が 提供されますけど?