「統一」「併合」なんやかんや・・・・

そういえば、前回ローマのCaravaggio巡礼の折には、PanteonのVittorio Emanuelle IIのお墓も、お参りしてきました。ボランティアの儀仗兵っぽい方々が、警護?されていましたが、未だに何らかの悪影響を警戒されているんでしょうか?

イタリアにしろ、ドイツにしろ、近世に統一された国家ですが、ドイツについて、チョー詳しい方は、失笑とお弟子に、追い払われてしまいましたからにゃ~。そこがこのマヨワセカータ掲示板において、抜けてしまった点でしょうなぁ。まぁ、それは失笑とお弟子がいかんのですね。もうちょっと寛容に、管理人権限は使わないといけませんよね。

一足早く、強力な中央集権制によって、フランス国家となったフランスでも、地方毎に、中央に対する感情は、未だに違うと思います。まして、そこで方言、文化、歴史、産業が違えば、ひとくくりに国家と呼んでも、そこに含まれる人間は、違った反応を示すでしょうね。

近年、テロの増加か、移民難民の増加の影響か、この「国家に対する温度差といおうか、一種の忠誠心」に揺らぎが出てきて、それが「国家」としての存在を、脅かしているのではないか?と、Catalunya州政府を見ていると思えてきます。Catalanは独立してもやっていける!というのですが、アジアの人口からすると、「そんな極小国家にしてしまって、一体軍事外交通貨はどうするの?」と思うんですが、感情の方が先のようです。

スペインは併合に次ぐ併合の歴史なので、未だに中世の「王国」の名残が、そこかしこに、色濃く残っております。最近、そこらへんの地域差が、地域言語を第一に置くようになってきて、旅人は困らされるのであります。

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1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    17/08/30 20:51

    多様だからこそ欧州は面白いのですよね

    全く同意します。
    国民国家が多いという意味ではなくて、その一つ一つの国民国家のなかでも地域やら民族やら言語やらが入り乱れていて多様性を持っていて、常に分裂の契機をはらんでいるという面白さなのですよね。

    フランスについては耳学問に過ぎませんが、ブルターニュの反中央的な傾向とか南仏の独自言語とか、中央集権の国民国家のように見えてもそうではない側面が色々見えて、私はそういう地域の方に興味をおぼえます。

    スペインもそうですよね。残念ながら私はスペインの歴史については講義などを受けたことがなく、本を読んで仕入れた知識しかないのですが、でもカタルーニャやガリシアやバスクなど、中央とは全く異なる歴史と文化があることは分かります。言葉も全く違いますね。ガリシア語ってポルトガル語みたいだし、カタルーニャ語はカスティーリャ語よりイタリア語に近いような気がします。カタルーニャは経済的に先進地域だし、独立してもやって行けるのではないですか。イタリアだって北部だけ独立しようという勢力・政党がありますよ。
    しかしスペインって実質的に「統合」されたのはいつなんでしょうか。1492年ではないことは私でも分かりますが・・ひょっとしてナポレオン時代なんでしょうか。
    揉めたトピで、近世スペインの首都はどこだったかという愚問がありましたが、各地域の独立性と併合について真面目に調べていたらこのような愚問など出て来ないのではないかと今でも思っています(まったく、知ったかぶりはどちらだか)。

    そういえばヴィットリオ・エマヌエーレ2世の墓はパンテオンにあるのでした。忘れてた-。トリノに安置してあげればよいのに。
    トリノ王宮前でもしサヴォイアのエマヌエーレ・フィリベルト王子がうろついていたらサインもらって来て下さい~。(・・っているわけありません。ジュネーヴ在住です)

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    Savoia王室の人間は、イタリアに入ってはいけなかったんですね・・・

    Sabina女王、Hola,Caio!
    >Piemonteの回り方
    Cassele Aeropuerto☞Saluzzo☞Cuneo基点にしておく☞Alba☞Astiは荷物持っているから一旦通り越して☞Casele Moferatto⇔Verceli☞Novara☞Torinoで連泊☞Milano1泊
    これだと、Casele Moferattoに移動しやすいし、「夜景が綺麗で、料理も◎」の場所の美術館も行かれるし、Milano詣前にTorinoでエジプト博物館等々出来るかなぁ~、っと思いました。

    NovaraはMilano手前なんですが、Torinoから「赤い矢」で一直線に動いてしまう方が、いいかにゃ~、と思えてきました。動きまくって、あとはTorino連泊でのんびりしたい、というのもあります。

    >地域性が大きく違う国
    みんなに「ま~たスペイ~ン」とあきれ果てられるのですが、6つ程度の小国が、ひとつに収まっている感じなんで、リピーターも楽しいのです。戦いまくって、抵抗しまくった挙句、併合された中世の王国と、これといった核が無く、気づいたら併合されてしまったガリシアだの、フランスとの国境画定で、別れてしまったバスク地方とか、いやはや本当に色々あります。一番遅く併合された、Barcelona伯爵領が、現在のCatalunyaに相当するのですが、遅くに併合されてば、反発心は出てくるというのは、イギリス連邦王国(GB)を見ていても、そうですよね。領土的な併合は、Barcelona伯爵領の併合で終わっていますが、政治的な統合は、故フランコ総統が、内戦に勝つまで、出来なかったのではないか?と、勘繰っています。

    ナポレオン戦争は、ポルトガルも含め、死体の山を、あっちゃーこっちゃーで築いているので、イマイチ行く気になれなかった所もあるんですが、そこに今度行こうと、ほぼ旅程を練り上げたところに、降って湧いた、Dentro Caravaggioのお話でした~!いいさ、来年の秋、行きます。

    Catalunyaは独立できる!というのですが、人口1千万程度、スペインとフランスに挟まれた地域とくると、アンドラのような独自性を持たないと、ダメなんじゃなかろうか、と思うんですが、どうなんでしょうね?経済規模としては、東京都より小さいと思います。東京都だって、小国規模の経済力はありますが、日本から独立とは考えませんよね。EU離脱を、選択してしまったイギリス政府が、国境線と密輸の扱いで、すったもんだしている特集を、昨夜見ていましたが、「現状確定しているものは、下手にいじらないほうが無難」だと思います。

    ハプスブルクの人間も、オーストリアに入ってはいけない憲法になっていましたが、イタリアもそうだったんですね。写真を見ると、なかなかに濃い男前ですが、イタリア系のお顔ですねぇ。親戚が多くて大変だろうな。でも、数多くある宮殿の管理から逃れて、それは幸いですね。

    ところで、Sabina女王、なんでイタリアの朝食って、やたら甘いペストリーだの、クラッカーなんでしょう?前回のローマ、前々回のトリノ周辺、その前のCataniaでも、「へ?朝食って、このべたべたしたペストリーとか、クラッカーなんでちかぁ?」と、Cutieちゃん風に、毎度聞いてしまいましたよ。Tortilla de patataを出してほしいとは言いませんが、普通のバゲット風なり、ポルトガル風の無煙パンなり、もうちょっと普通のパンは出てこないのかぃ、と思うのであります。朝食込の宿ばかり、検索かけると出てくるので、「さては、イタリアのBarというのは、朝っぱらから、朝食のピンチョスなんぞは無いのだな」と思いました。