あれは、2013年8月のことだったと思う。
私は、エジプトで起きたクーデターを避けて、エジプトの隣国ヨルダンの首都アンマンに飛んだ。
私は、一泊約2、000円もする安宿に泊まった。
そこでは、フロントに、ヒジャブをかぶった若い女性が座っていて、20才代の若い外国人女性が、下働きをしていた。
あるとき、エレベーターの中で、この下働きをしている女性と、一緒になった。
「Where are you from?」
と私は聞いた。
「Philippines」
と彼女は答えた。
私は、
「How much is your salary per month?」
と聞いた。
「300 dollars,very cheap!」
と彼女は答えた。
こんなところにまで、フィリピン人が、出稼ぎに来ていることに、驚いた。
あるとき、アンマンの町を歩いていると、聞き覚えのある言葉が聞こえてきた。
回りを見回すと、インド人男性数人が、道路のそばで、工事をしていた。
聞き覚えのある言葉は、このインド人たちがしゃべる、ヒンドゥー語だったのだ。
シンガポールでも、建設工事は、インド人出稼ぎ労働者が、担っている。
アラブでも、同じみたいだ。
カタールでも、外国人建設労働者は、インド人だったのではないか。