心配なら乗る前に駅員に聞けば１００％罰金は避けられます

＞ユーレイルオーストリアパスは、有効期間内でご自分の旅行日程に合わせて利用日数を決め、オーストリア連邦鉄道（ÖBB）の全線を自由に乗り降りできる大変便利な鉄道パスです。 有効期間は利用開始日から30日で、その中から３，４，５、または８日を選ぶことができます。大人一人に対して、12歳未満の子供二名まで無料となります。
この他にユース（12～25歳）とセーバー（26歳以上２～５名のグループ）があります。 ユーレイルオーストリアパスをお持ちの方はさまざまなサービスが追加料金なしで受けられますが、下記の場合のみ別途料金が必要となります。
●　座席予約
●　寝台・クシェット（簡易寝台）

ユーレイルオーストリアパスには、船旅の割引や様々な特典があります。たとえば、下記の私鉄区間内でも有効です。
●　ラープ～エーデンブルク・エーベンフルター鉄道（エーベンフルト～ショプロン）
●　ウェストバーン鉄道　


旅行者が乗るのはほとんどが連邦鉄道で、全部乗れると思ってもいいかと。日本と違ってほとんどがJRに相当する鉄道です。スイスのみ幹線が私鉄のケースもありますが、旅行者が普通乗車する列車はパスでOKです。
欧州にもJRから第３セクターに移行するのと同じケースもありますが、たいていパスで引き続き乗れます。

心配なら乗車前に駅員に聞けばいいかと。
欧州各国に旅し、その都度聞いた場合、ほぼ１００％「乗れるよ！」でしょう。
ウイーンからハンガリーのショプロン（素敵な街です）までの乗れるのでぜひ。

罰金はバリデーションをしないで乗る、乗車日を記入し忘れて乗るといった基本的なことを守ればパスでは１００％起きないでしょう。要予約の列車に予約なしで乗るとその可能性はありますが、オーストリアでは予約は任意なので。

罰金が起こりえるのは普通乗車券、早割での乗り間違い、乗り越しかと。JRでは乗車変更、乗り越し精算ができますが、欧州では有効なきっぷを持ってないと不正乗車となる公算大です。

私は欧州の列車に1000回以上乗っているので慣れているつもりでしたが、ミュンヘン中央駅からフランクフルト経由ハンブルク行ICEでフランクに向かう際、ぎりぎりにホームに着いたので発車時刻とハンブルク行ICE表示を確認しただけで乗り込みました。
ほどなく車内放送でハンブルク行でもニュルンベルク経由のICEとわかり、慌ててつぎの駅で降りてバックしました。
最初にミュンヘン中央駅のホームに着いた際、ホームの反対側にも発車時刻、行き先も同じICEが停まっていたわけですが、まさか同時刻に2本のハンブルク行ICEがあるなんて考えられず、最初に目にしたICEに乗り込んだわけです。
幸い、パス持参でしたから、1本遅れただけの時間のロスだけで済みましたが、パス以外でしたら、罰金だったでしょう。
徐の旅も含め、3桁数の海外旅行はパスがある所はすべてパスですが、罰金は0です。
この数十年の体験からもパスでの旅行は罰金をうけない最適な旅行法だと信じています。
もっとも皆さんにパスを勧めるのは朝出る予定が旅程の遅れで午後や夕方に変更できるという「移動の自由」「旅行の自由」が１００％謳歌できるからですが。

具体的にはどの区間の乗る予定ですか？それさえわかれば、「乗れます！」と答えられます。