Re: ありがとうございます

　まずツェルマットでの自由行動ですが、日本である程度のマウンテンバイクの経験(街乗りではなく)があってもゴルナーグラート→リッフェルベルク間は結構厳しいと思います。
　ハイキングですが、日本でも週末などにある程度歩かれているのでしょうか?　そうであればウンター・ロートホルンからの下りは問題ないです。フリューアルプの山小屋とグリンジゼーをまわってスネガに下る2時間半のコースもよいです。ただ半日の自由行動ということだと、登る時間も考えた場合ちょっと厳しいですね。スネガからグリンジゼーの往復なんかが手軽だと思います。

　次に、グリンデルワルトではクライネシャイデック泊の日、ユングフラウヨッホへ行った後に解散だそうですが、これはユングフラウヨッホまたはクライネシャイデックで解散になるということでしょうか?
　アルピグレンからメンリッヒェンまで4Km強、450m弱の登り。普通は休まず歩いても2時間は掛かります。ユングフラウヨッホ(3,454m)という高所へ行った後に、450mも登るハイキングを計画されるのは避けるのが無難です。ましてや疲れても途中から交通機関を利用することが出来ないコースでは。
　メンリッヒェンからクライネシャイデックは4.5Km弱、160mくらいのゆる～い下り。1時間半くらい。全体ではメンリッヒェンのピーク往復を省略しても、アルピグレンからクライネシャイデックまで4時間ほど見ておくのが無難です。加えて解散場所からアルピグレンまでの電車待ちの時間を含めた所要時間。クライネシャイデック泊ということは夕食付きでしょうから、午後半日の自由行動では時間的にも厳しいように思います。
　代替案ですが、例えばクライネシャイデックからヴェンゲンまではWABで30分。村の中を散策しながらロープウェイ駅まで移動しロープウェイでメンリッヒェンへ・所要時間5分。体力的、時間的に問題なさそうなら、スタート時、クライネシャイデックからヴェンゲンアルプまで1駅歩くという手もあります。標準時間45分。

---

　この8月2日からグリンデルワルトに8泊しましたが、晴れた日が1日。曇りが1日。あとは雨模様でした。昨年の8月も5泊したのですが、同じようなものでした。例年、9月は8月より天気が安定するようなので、快晴の3山を見ることができるとよいですね。
　楽しんできてください。

Webページ

スイス政府観光局のHPからのリンクですでにご存知かもしれませんが、
次のHPで現地の天気予報とWebcamが見れます。
http://www.grindelwald.com/summer-uk.php

同じくクライネシャイデッグ付近のハイキングコースは、次に載っています。
http://www.myswiss.jp/hiking/kleinescheidgg/index.htm

現地のHPに何の記述もないところを見ると、②の「アイガートレール」は大丈夫そうですね。7月13日に起きたアイガー東壁の大崩落により、グレッチャーシュルフトのコースが閉鎖になりました。温暖化で氷河の一部が解けて、岩壁がゆるんだのが原因とされています。「アイガートレール」も天候によっては閉鎖になりやすいとも聞きます。最新の情報については、ツアーのガイドの方にお聞きください。

ユングフラウヨッホの帰りに、一駅手前のアイガグレッチャーで下りて歩き始められる①のコースは標高差200m強の下りで、初級者コースになっていますが、氷河のモレーンの上を歩く場合は非常に滑りやすいので、慎重に。良いトレッキングシューズとストック2本があったほうがいいです。私は以前ここでシュタインボック(岩ヤギ)を見ました。後半は線路に沿った歩きやすい道です。

③のラウバーホルンは、往復2時間40分の中級コースです。冬のスキーリフトに沿って、西側の尾根への道を登り、途中直角に方向転換、北へ向かう尾根の崖っぷち沿いの登りになります。クライネシャイデックに宿泊とのことですので、早朝に起きて往復するのも可能かもしれません。

ユングフラウヨッホ線のHPです。
http://www.jungfraubahn.ch/en/DesktopDefault.aspx

ユングフラウ地区は2001年に世界自然遺産に登録されています。
http://whc.unesco.org/en/list/1037

現地は夏の初めの猛暑が8月初旬ごろより一転して、不順な天候が続いていて、オーストリアでは洪水と報道されています。9月初旬には回復することを祈っています。