うまい!という感覚

サンフランどの

うまい!と感じる感覚がどこからくるかということではないでしょうか。

スイスの食事が塩辛いと言う人が多いようです。 山国の厳しい労働条件の中では塩分の補給が大切だったようでチーズと保存食肉で混ぜ物?の多いパンをかじってきた暮らしではどうしてもそうなるようです。

双方を交互にかじってよく噛んでいれば、自然と甘みと塩分が口の中で交じり合って美味しくなります。

かっての日本の山漁村での暮らしがそうであったようにです。

30年ほど前になりますか、珍しく5つ星ホテルへ泊りました時の夕食のスープが恐ろしく塩辛かったことがあります。 他の料理もどちらかといえば塩気が強く、びっくりしました。 同行者も余り食が進まずお皿に残った料理に気がついたのか、レストランを出るのに少し遅れた私が呼び止められて料理の感想を聞かれました。

日本人の塩分の強い調味料、味噌・醤油を良く知っているシェフが、塩気を強めに味付けをしたと気がついていましたので、基本的に塩気の強い味を好むスイス人が塩気を強めにしたら・・日本人にも塩気が強すぎると思いませんか・・・と返事をした覚えがあります。

今ではそんなことも少なくなりましたが、それでもたまに、日本人用に特別サービスと張り切るかの国のシェフが塩気を強めすぎて・・という失敗はけっこうあるようです。

育った環境とベースになる味覚はどうも相関があるようです。

そしてなによりも、そのときの体が欲しているものが”うまい”の根本だと思っています。

ですから余命いくばくもないお年寄りの食欲にベースを置いたミシュラン系の星の数は、ヤミクモ?に生きている若者の味覚には全く縁のないもの何ではないでしょうか。



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2件のコメント

  • Re: 「うまい!という感覚」の個人差

    ぼうふらおじいさん、おはヨ~~~

    さすけねえの配偶者の父母の家のの近くに「●ン●ン」という中国の本当の味(とさすけねえは思っている)の中華料理屋があって、ここのサーラータンメンが大好きです。

    レジをクーニャンがしていてちょっとした会話を楽しめます。

    ここの中華麺各種をじいちゃんばあちゃんは口をそろえて「不味い」と言います。

    彼らは「シナソバ」が本当の中華麺で、あっさりしょうゆ味が本物なのです。

    同じく、インド人が作るカリーの店があり、ここも美味しいですが、意見が合いません。

    「あんなのはカレーではない」、そうなのです「ダルカリー」を「日本のカレー」と同じ感覚で食べたら不味い。

    味覚とはそんなものでしょうネ。

    成功を祈る!

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  • 退会ユーザ @*******
    10/12/31 11:37

    Re: うまい!という感覚

    なるほどなるほど

    ズーリーックにはわずか2日しかいたことしかありません。以前、何か失礼ことを書いたかと思いますが、スイスの味はあのフォンデュ!

    >塩分の強い調味料
    スイスは岩塩でしょうか?

    血圧が上がったときに、一時期、日本食、特に味噌汁を控えていました。最近は、味噌には大豆のイソフラボンとか含まれるので、塩分が相殺されるいい食品であると思っています。私が横浜老人会で習ったのは和食ばかりで、....でも塩と砂糖は全く使いません。しかしながら加工食品には含まれるので、それが悩みです。

    塩を使わないで、味を出すのむずかしいです。なるべくダシを多くして味を出すようにします。外食は美味しくするためには塩を使います。日本には美味しい塩と上手く精製された美味しい砂糖があります。いい塩といい砂糖が味の基本でしょう? まずいものばかりの国にはそれがない。ニュージーランドの砂糖はビールにも食べ物にも入っていますが、変な味です。精製技術の問題だと思います。日本の匠の技は工業製品ばかりではありません。農業産品、食品、その加工品の生産技術も高いのです。

    >ミシュラン系の星の数
    私にも縁がありません。しかしながらトップレベルの味としては皆さんが認めるものではないでしょうか? あの吉兆も評価が高い! 京都にきたのに、貧乏人なので、お茶さんも料亭もいけません。見るだけです。
    http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/11793/

    YHAの食事がどのようなものか? 私がかに族をしていたのは40年以上前で、....

    むっしゅさんがお若い方かは分かりませんが、「味オンチ」ではない方であることは確かです。

    ぼうふらおじいさんはどちらの方か分かりませんが、今日は京都は朝から大粒の雪です。正月の食べ物を求めて錦市場に行こうと思ってましたが、出足をくじかれます。来年もよろしく、よいお年を

    またまたお邪魔しました。

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