ツエル・アム・ゼー経由の列車で

3000円の宿は有名とはいえませんが、確か20年くらいのロングセラーかと。

私は97年2月の朝日新聞読書欄ベストセラー1位になったのを見て買いました。確か海外小説なども含めた海外ものすべての中で1ヶ月間のランキングだったかと。やはり愛読書の深夜特急第1巻が8位くらいだったので、オースゲーと思い、買っちゃいました。ご多聞に漏れずベストセラーものに弱い(笑)です。
そのときは2000円の宿というタイトルだったかと。

でも、これは正解でした。どこかの書評にあったように、本当に1軒も迷わずYHに着けましたから。手描きの地図が病的？に詳しいのですよ。

でも入手が大変でした。日本人てベストセラーに弱いから出発の5月ころには本屋はどこも売り切れ、YH協会に行っても、増刷中といわれ、やっと支部協会に1冊あったのを取り寄せてもらい、出発できたので、嬉しくて、よく覚えているのです。

トピ主さんも無事入手できますように。でも、最近は毎年は出ていないみたなので、市電やバスの系統番号などはHPでチェックしたほうがいいですよ。

さて、足ですが、もしかして3国の鉄道乗り放題のユーレイル・セレクトパスのほうがいいかも知れません。好きな5日に飛び飛びに利用でき、25歳以下の2等2万6000円です。1等は3万4000円(二人用の一人料金)です。
3国の列車は高速列車ICEも特急IC、RJなども予約不要です。したければ€５ほどでできますが。日本の旅行社で発売です。

アウクスブルク泊なら、その日に列車でネルトリンゲンまで行けますよ。旧市街は真ん丸い円環都市で、屋根付きの真ん丸い城壁上を一周(40分)できます。ローテンブルクより素敵という方も。
そこからローテンブルクまでは少しもどって行くか、バスでディンケルスビュール乗換えで行きます。計2回乗換えですが。

フュッセンへのルートはその通りです。ただ、ウィーンからインスまで直行でなく、RJをザルツブルクで乗換えてツエル・アム・ゼー経由の列車で行くことをお薦めです。左右ともアルプスと湖というチロルも最もきれいな所を通ります。1時間遅いだけなのに、大半がドイツ領内を走る近道経由で行ってしまうのは実に残念なことです。
こちらの絶景路線を通っても夕方にはフュッセンに着けます。

ただ、ロイテからフュッセン行きバスの最終は18時前後だと思ったので、ウィーンを早く出たほうがいいです。まあ、最悪、ロイテ泊になっても、朝のバスに乗れば楽に城は見れますが。

冬なのでしろ一色の場所も多く、５～10月のベストシーズンの景色よりは多少劣ることはご承知を。