一般論として・・・勤勉言われる独逸人が・・・ 楽して生きたい(?)ギリシャ人のために、借金を棒引きするのでしょうか? メルケルさんは、そのつもりのようですが、国民が納得するかどうか・・・ >不履行はEUの財政統合とセットが理想的だ、との合意がすでに形成されつつあるのではなかろうか。 良くわからないのですが、具体的にはどうするのでしょうか? まさかドイツがギリシャを占領して政府をのっとる分けにも行きませんし・・・ 銀行がギリシャに投資した資金を国が肩代わりする・・・昔バブルの清算時に日本がやってノーベル経済学賞の先生はじめ、世界中から非難されました。 その先生は「日本のとった方策が適切だったかもしれない」とやや反省をしているようですが・・・ 噂ではドイツ以上にフランスの金融機関が(ギリシャが万歳すると)ヤバイと聞きます。 ユーロに留まるには国債発行高にGDPの何%以下と言う制限がありましたよね。 日本なんかはハナッから加入の資格はありません。 ギリシャがユーロに留まるためには、自ら国債発行も許されず(この状態では売れないですが)、ただただ我慢をする・・・それも自発的でなく強制される・・果たして耐えられるのか・・・疑問です。 どっちにしても、ドイツ国民が「よっしゃ」と言わない限り、ギリシャは茨の道しか残されていないような気がします。 >みんなが散財すれば、金の廻りもよくなるというのに、ひたすら貯めこむ人々は何考えてんだろうな。 散財には政府からのトリガが必要でしょうね。 3年ぶりに海外旅行に行こうと決心し航空券を買いました。 私にとっては結構な散在ですが、その程度では天下は巨大すぎて蚊に刺されたほどにも感じないでしょうけど、ユーロ安を期待して、大勢がお金を使えばよいのでしょうね。 できれば国内に落としたいところなんですが・・・ 余談ですが・・・東京都の尖閣購入寄付金にも少し参加しました。 すでに7億4千万円だとか・・・(チリで無い人もいらっしゃるようですが)チリも積もれば結構な額です。
Re: 一般論として・・・勤勉言われる独逸人が・・・ 内蔵介さん こんばんは >楽して生きたい(?)ギリシャ人のために、借金を棒引きするのでしょうか? >メルケルさんは、そのつもりのようですが、国民が納得するかどうか・・・ 二つの視点があって、どっちも真実だと思うんですよ。 A:安易な借金で公務員天国・年金天国を維持したあげく破綻したギリシャを、勤勉な生産活動によって健全な財政状況を維持するドイツやオランダなどが助けるのは、納得がいかない。これはもっともな心理ですね。 B:通貨統合にともなって発生した経済弱小国の資産バブルのおかげで、ドイツをはじめとるする先進工業国の製品がEU域内で売れに売れた。しかも、マルクなどの単独では通貨高に苦しむところをPIGS危機でユーロ安を享受でき、ドイツなどの製品の輸出はEU域外においても堅調。その結果、失業率も低下し、社会保障費の負担が減ったうえ税収も伸びて、財政均衡を達成できる見通しが立った。一方で、PIGSは単独通貨ならば享受できたはずの通貨安のメリットを失い、失業者増大で税収も減少。膨らんだ社会保障費を借金に頼る状態に陥った。つまり、ドイツその他の国の儲け分がギリシャその他の破綻諸国の借金であるとも言えるのだから、もっと棒引きせよ。これも道理です。 では、さらなる棒引きがあるか? は、ギリシャがEUから離脱すると困る国はどこか? とほぼ同義だと思うんですが、 >噂ではドイツ以上にフランスの金融機関が(ギリシャが万歳すると)ヤバイと聞きます。 ここらあたりが鍵ですよね。 ギリシャが破綻すると、まずフランス金融が飛ぶ。そして、ドイツやオランダにも連鎖する。 ギリシャがユーロから離脱すると、ユーロは高騰する。すると、ドイツ・オランダ・フランスなどは厳しくなる。 これらの事情を知ったうえで、ギリシャはゴネてるんでしょう。 心理が勝つか道理が勝つかは不透明ですが、EUを形成するどの国にとっても、EU域外諸国にとっても、最悪のシナリオは、ギリシャその他の破綻諸国が離脱のうえで完全デフォルトすることであるのは明らかです。世界経済はさらに縮小してしまいます。コントロール下の棒引きしかない。残る問題は、その方法とタイミングおよび問題の根本(事実上、各国独自の金融政策は封じられた状態で、財政政策は個別責任といういびつなシステム。ここを何とかしないと、何度棒引きしても再び借金はつみあがる)の解決ですよね。 長くなってしまったので、ここらへんで。 私も最後に余談を。 ニュース観てて、ギリシャ語でフランスのことを「ガリア」と呼ぶことを知りました。 変えてないのか!(笑) では! 私も尖閣寄付しましたよ。 7億とはビックリだ。
Re.ゲルマニアとガリア・・・ みなさま おはようございます。 イノウエさん >ニュース観てて、ギリシャ語でフランスのことを「ガリア」と呼ぶことを知りました。 >変えてないのか!(笑) ・・・大苦笑です(^_^.) その昔のガリアとゲルマニアがユーロの中核を成し、蛮族ゲルマン人の末裔が、ヘレネスの国家を必死に支援している。ギリシャだけでも頭が痛いのに、そのうえローマ本国やヒスパニアまでもが「俺らもギリシャ方式で行こうぜ」とか開き直ったりしたら・・・、 ゲルマンの民がブチ切れて、「やってられるかーーー!」星飛雄馬の父のように ちゃぶ台をひっくり返して大暴れするんではないでせうか? 政治家や銀行、投資家その他「〇〇〇のためにもデフォルトは阻止せねば!」の(私利私欲も含めた)計算をしている連中と、まじめに働いてまじめに税金を納めてる一般市民との間には かなりのズレがあると思うのですが・・・。 でも、うちの国も他人ごとではないんですよね・・・・・。日本がちゃんとしてくれないと、お気楽に旅行にも行けませんもんね。 個人的には「ベランダでゴーヤ栽培を行うべきか否か」で 悩んでいる私です(^_-)
お返事有難うございます。 イノウエさん、こんばんわ。 >二つの視点があって、どっちも真実だと思うんですよ。 となると、どちらに転ぶとしても、できるだけ双方穏便に・・・って所でしょうか。 >心理が勝つか道理が勝つかは不透明ですが、EUを形成するどの国にとっても、EU域外諸国にとっても、最悪のシナリオは、ギリシャその他の破綻諸国が離脱のうえで完全デフォルトすることであるのは明らかです。世界経済はさらに縮小してしまいます。 その引き金を引きたくないのが各国首脳。 後世まで汚名を残すことになりますからねえ。 >コントロール下の棒引きしかない。残る問題は、その方法とタイミングおよび問題の根本(事実上、各国独自の金融政策は封じられた状態で、財政政策は個別責任といういびつなシステム。ここを何とかしないと、何度棒引きしても再び借金はつみあがる)の解決ですよね。 国家は独立しつつ、通貨を共通化するという壮大な実験の最難問ですよね。 ・・・ドラ息子であることを知ってか目を瞑ってかギリシャをユーロに参加させたユーロ自体の責任。 放蕩息子のギリシャですが、ギリシャばかり攻めるわけにも行かないドイツやフランス。 投資と言うと聞こえは良いですが、返せない相手に気楽に金を貸し、バブルをつくり、ドイツ製品を買ってもらう・・・ドイツフランスももいい目をしてきた訳ですから・・・ しかし、傍観者だからこのような事が言えるのですが、当事者は双方とも大変でしょう。 >ニュース観てて、ギリシャ語でフランスのことを「ガリア」と呼ぶことを知りました。 変えてないのか!(笑) な、なんと! まだ未開の地であった頃の呼び名・・・ですよね。 >私も尖閣寄付しましたよ。 掲示板にもお仲間がいらっしゃってうれしいです。 >7億とはビックリだ。 この調子だと今週末には10億円、あつまるのではないでしょうか。 みずほ銀行が近くに無いと言う意見によって郵便局にも口座を開設するようですし・・・