Re: 予行演習をしてみたらどうでしょう

トピ主さま、cokemomoさま、そして皆様 こんばんは


おばあさまをお連れになってのスイス旅行、もう決めていらっしゃるのですね。

実は我が家の母(70代)も昨年膝の手術をして入院、その後 外出時は車椅子を使っています。その体験(と言っても国内旅行のみ)からひとこと申し上げます。

スイスのバリアフリー事情は知らないので何とも言えませんが、日本より格段に良い、とは思えません。

私は母親を連れて昨年は伊勢、GWに近場の神戸に行きましたが、この時はかなり苦労したんです。駅はエレベーターでも、ホームから電車に乗り込むのに ほんの少しでも段差や隙間があれば 女の力では無理。我が家の車椅子は軽量型で14kgですが、普通の車椅子は18kg程度、それに人間の体重が加われば70kg近くになります。

車椅子の方による旅行ブログ、あれの介添者は男性が多いんじゃないですか? bahnhofさまも男性でいらっしゃいますよね?

電車に乗るだけでも、状況によってはかなり苦労します。改札でエレベーターの場所を聞いてようやくホームに移動、そしていざ電車に乗ろうとすると高低差があって乗り込めない。
駅員さんを探して「渡し板をお願いします」と頼むと、「それなら改札口で言って頂かないと。時間かかりますよ」ですって。

スイスの列車が完全バリアフリー化していれば問題ありませんが、どうなのでしょうね?
先週に旅行から帰国したイギリスでは、昨年パラリンピックが開催されたロンドンの地下鉄でさえも、「歩行者に優しい」とは到底言えない状態でしたよ。

ちなみに、2人掛け×2人掛けの電車は、中央通路が狭くて車椅子は通れません。椅子の背もたれを持って 伝い歩きをすることになります。

飛行機の通路も同じ、いえ、もっと通路の幅は狭いです? そしてあの飛行機のトイレ! はっきり言って、かなり厳しいと思います。
気圧も違う狭い機内に12~13時間もカンヅメで座りっぱなし、その時点で膝や腰にはかなり負担がかかっている筈。
睡眠不足に加えて 痛む膝や腰をかばいがら、空港から電車やバスを乗り継いで自力でホテルにたどり着く・・・まだ、ツアーならば添乗員さんにお任せ状態なので気楽なんですが。

そしてホテルのバスルーム。
日本の温泉(大浴場)にはスロープも 介護用椅子もあるから何とかなりますが、足腰の弱った方がバスタブを跨いで乗り越えて、そしてあの平べったい浴槽に寝転がれますでしょうか?
しかしバスタブの無い シャワーオンリーのお風呂は論外、日本と違って椅子がなく、立ったままでのシャワーは転倒の原因になります。

レストランに入るにはちょっとした段差-----階段3~4段でさえ、決して超えられない壁と化す-----もあるし、周囲に人がいれば ガイジンさんは絶対に手助けしてくれるけど、誰も居なかったらどうなさいます? まぁ、レストランスタッフに介護の手助けを頼めば可能でしょうが。

・・・・・とまぁ、マイナスの話ばかりを書き連ねましたが、お気を悪くなさらないでくださいね。

これらの条件を含んだ上で やはり是非ともおばあさまをスイスにお連れしたいと思われるのであれば、たいへんでしょうが頑張って下さい、としか申し上げられません。

心から応援申し上げております。

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2件のコメント

  • ありがとうございます。

    むうにゃんさん

    はじめまして。回答ありがとうございました。

    むうにゃんさんの気持ち、私にもとてもよく分かります。
    車椅子を押す日々を送ってみて、その大変さがよく分かりました。
    足ならすぐそこのエスカレーターを下りればいいのに車椅子であるばかりにエレベーター
    まで遠く歩かなきゃいけない、坂道は自分が転倒などしたら車椅子は一気に落ちとても危険な為、体力と神経はすり減る、都度トイレへ連れて行きその車椅子トイレを探すだけでも至難。

    ありがたいことに、うちの祖母は外出を好んでするので今のところまだ寝たきりになることは避けられています。
    寝たきりになってもらったらそれこそどれだけ大変か、祖父の時に体験済みです。機能低下をおこさない為には
    家族の支えと本人の意欲は必須だと思います。今まだドクターも行っていいと言ってくださってる間に、素晴らしかったり楽しい体験をしてもらおうと思います。

    2人もう行くと決めたので、行って楽しい思い出を作って帰ってこれた時のことを考えて、前に進もうと思います。

    ありがとうございました。

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  • バリアフリーの為の旅行書

    むうにゃん様と同じく、
    普段から車椅子の扱いだけでも慣れていると
    少しは楽では?とも思いますが。
    介助の方法も慣れがないと、ケアーされる者、する者、
    周りの者も苦労する場面は多々出て来ると思います。

    確か、飛行機内では航空会社さんが
    狭い機内通路も薦める車椅子の用意があったと思いますが。
    航空券の予約の段階で(事前に介助が必要と)申し出ておくとよいでしょうね。

    本来なら、もう1人サポートにつける人員があれば万全だとは思いますが・・・
    後は現地での移動は車だと・・・(ご自身でレンタルか運転手付きの貸しきり等)

    今回が始めての御経験になるのなら
    (ちょっと曖昧な記憶ですが)
    車椅子での海外旅行指南書などが本屋さんにあるはず
    (おそど・まさこさんの著作でしたか?)
    それらも参考になさってはいかがでしょうか。
    スイス観光局のサイトやパンフにも
    お体の不自由な方のための記載があったと思います。
    (因みに、ロンプラのガイド本にも少しですが記載がありました)

    何より、
    お2人とも身体に負担が掛からない様に
    今一度、現地での移動や宿(建物の段差やバスルームに手摺りがあるかなど)
    の詳細を出来るだけ調べて無理の無い旅程で愉しんで欲しいと
    ここにレスを付けたみんなが願っていると思います。

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    チィッと朗報です

    先に書いたロンプラ・ガイド本からの
    大雑把な抜粋ですが、

    スイスはお体の不自由な方には
    比較的旅行しやすい国だそうですよ。

    鉄道も略、乗車や下車時に必要な簡易スロープも
    用意されているそうです。
    (ただし、早めに駅へ行ってサポートを申し出ておくといいでしょうね。
    移動の際の時間は十分過ぎるほどの余裕を持って臨んで下さいね。)
    宿にもバリアフリー設備のある部屋も
    (個人経営の規模の小さな施設を除き)多くのホテルでは用意があるとか。

    後は、現地でも観光案内所には
    サポートの必要な方の為の情報が提供できるとあります。

    兎に角、下調べの段階で十分な情報収集もイザとなった時に
    備えて大切な作業ですね、頑張って下さい。
    (ただ、場所によてっは英語よりもドイツ語等の情報が入手し易いかもしれませんが)
    Mobility International Schweis
    で検索すると何か情報があるかもしれません。