RE:スリへの注意力 >財布をすられた件は、年齢かかわらず、ある意味、不可抗力 >注意力散漫を、老化現象のせいにして納得して逃避していてもいけません。 確かにそうですね。日頃の老化へのぼやきといっしょにしてはいけませんね。doubletreeさんの真剣な意見に、「私の安易な考え方、安易な表現」を反省してます。 なぜなら彼の受け止め方は正確には私の感情とは少し違うからです。 彼には、「何故すられるようなものを使ってしまったか」ということへの後悔が大きかったようで(件のウエストポーチのベルトへの装着具合に不満を残したまま時間切れで出立した)、 あの日ホテルに帰ってから就寝までずっとポーチの改良に没頭しました。 大きくて使いやすく手も入れやすかった件のものに替えて、カメラのコンパクトなケースをベルト前に固定するように工夫したので、以後不安なく過ごせました。同時に携帯していたショルダーバッグへの注意ももちろん強化されて。 これは、老化現象とは片つけたくない彼の抵抗姿勢(前向き姿勢)を示すものだと私も感じたことなので、親身に心配してくれているdoubletreeさんにお話ししたかったのです。 技術系の彼は、私と違って何事も諦めないで気が済むまで改良を試みます。だから多分、私より老化は遅いかも。 ただ、3月まで激務の公務(職業ではない)に携わっていた彼のポカぶりは私の心配の種でした。鞄や書類など何度置いてきたことか。彼自身は老化現象とは絶対認めたくなかったようですが、オーバーフロー気味だったと思います。 さて我が家の百歳に届く年寄は彼の親です。一昨年まで敷地内の離れで自立してました。同じ精神力(強さ)を感じます。何事にも注意深くて、だからその年まで健康で自立して過ごせたと思います。そそっかしくて不注意な私にはお手本の存在でしたが、認知症が気になり始めて騙すようにしてようやく同居させるに至りました。 その経験から、まだまだお若いお母様に自立心を持ってもらうのは、ご本人にの幸せにもご家族にとっても大事なことだと思うので、doubletreeさんのお母様への関わりにとても共感できます。 私も、できるだけ自立して過ごしたいから、doubletreeさんから叱られてるつもりになって注意力を鍛えよう。 >聞き入る能力が低下しているようで、話してるのに上の空みたいに、別の事を考えていたりして わあ、耳が痛い・・
私のおもう、今回の行動問題点 もしかしたら、ポーチの改良が劇的に成功してたら、ちょっとだけは防御の余地があったかもしれませんが、私が思うに、旦那様の今回の顛末における一番の問題点は、旅慣れてない、の一言につきるかなと。 ただ、学生除く、見かけ本当貧乏くさい旅行者って、絶対財布など狙われませんから、逆にみっともない身なりで「我日本人也」と発しながら世界を徘徊される方が、同じ日本人として、そういうのと一緒にされるのが嫌だな。ただでさえ、欧米人は心底では、東洋系有色系を下に見てる傾向がまだ残ってるから、せめて大国の国民たる誇りは見せて欲しいから、そっちの社会の陰で生きる連中に、こういう形で残念ですが、多少お金を与えてやる位で、ちょうどいいんですよ。 会社PC置き忘れて顧客データ漏洩なんて、ちょっと前よく報道沙汰になってました。書類置き忘れ、会社の機材置き忘れなんか、ご主人より若い30代でもオーバーフローな時にはよくやることです。若くてもよくモノをなくす人はなくす。ただ、年が上がると、やっちゃう人数と、その発生率が上がるんでしょうね。うちの親も、財布ない、保険証ない、通帳みあたらない、おかしい不思議だ、こんなのばっかりで、要するに無意識行動の時間がふえるようですね。3年ぐらい前だと「自分は絶対悪くない」の頑固一点張りだったのですが、自分の方に問題があった事に気がつけたのは進歩かな。ただ「そう言う風に言うけどねー、あなたがママの年齢になったら、はじめて、あのとき、ママが言っていた事が判るとおもうよ」と。そうならないように対策していきたいです。 で、今回のご主人の行動では、500ポンドも持ってない貧乏旅行者でも基本的に押さえてる事を知らず、実行しなかっただけかと。ポーチを改造の方に重大な関心が行ったという部分に、そのことが顕著に現れてます。漠然としてわかりづらいからブレイクダウンすると下記がポイントです。どこへ、どういう風に分散させるか、しかも見かけが自然な雰囲気に見せるか、を中心に対策してほしかったですね。 ・町中で、やや大きめアウトドア風ウエストポーチ姿(違うタイプならば、すみません)は、いかにも旅行者。 ・一つの財布に大金の現金を入れ、分散させてなかった。 ・外部からも容易に出し入れできる所に、大金全額入れていた。 ・1度に500ポンドのキャッシュ転は、換金しすぎ。 私の発想なら、カードがあれば現金は1日50ポンドでまかなえるから、せいぜい100ポンドだけチェンジすべきでした。海外旅行では、現金盗難リスクを下げる為「だけ」に、カードの意義があるんです。 また、事情により1度に500ポンド換金せざるをえない状況ならば、二人いるなら、一人250ポンドずつ持ち、それぞれ、50ポンドは手許バックの財布に、100ポンドは内ポケットなどちょっと判りづらい所の財布に、残りはシャツの下の腹巻きに巻くべきだったな。 一度に「現金」300ポンド以上、必要な場合など、滅多にないでしょ? イタリアなんか、もっとアラっぽくて、バックをバイクでひったくって、運が悪いと、そのままバックに引きずられて路肩に頭うって死亡(実話)、なんてこともありますから、今度からは、そういう旅行の負の部分の情報収集をされるといいとおもいます。この掲示板でも、時々みていると、実地でいろんなトラブル話が載っていることがあり、観光情報より、そっちの情報の方が有用だったりします。失敗学とかいう表現でよく最近はいわれますが、理系の方ならなおさら実感でしょうけど、失敗して得られる情報の方に、貴重なものが多く散在しているものですからね。
Re: 私のおもう、今回の行動問題点 >、旦那様の今回の顛末における一番の問題点は、旅慣れてない、の一言につきるかなと。 まさにその通りだと思います。ただし彼はもちろんですが、むしろ私の問題点として。 なぜなら、今回の旅行は私がいっさい仕切って、彼を連れてったようなものですから。(最初のアメリカもそうでしたけど) 残務整理などで頭の切り替えができなかった彼の持ち物も用意し、出発間際に掲示板で仕入れた危機管理情報を集中的にインプットしようとするうちに頭ごなしの口調になったらしく、むくれるのをなだめすかしてとにかくスタートラインに。 そんなこんなで、「全く旅慣れていない私が旅行準備に関してオーバーフロー状態になってたため注意が行き届かなかった」と自認しています。(留守宅のケア関係では特にエネルギーを消耗させられてもいたし) その私が彼にとっては添乗員のようなものだったわけですし。 ウエストポーチ。手持ちのものはアウトドア用の厚みのあるものだったのでJAFの通販で見かけた薄手のものを私が取り寄せました。薄くて目立たないのはよかったけれど(上着にもひびかない)、薄いだけにズボンのベルトに固定すると出張ったお腹につかえてファスナーがすんなり開かない。間際に彼が工夫してズボンのベルトとは別に装着用のベルトを作りました。それが仇になりました。本体が自由にウエストを回ってしまう。これは2人ともとても気になったのですが、時間切れだし、ロンドンで適当なもの探そうかということにして気をつけて使うことにしたのです。でも、「注意力」が継続しなかった。 両替。アメリカでは(10年以上前ですが)レストランや店でもT/Cのままで利用できたのに、イギリスは駄目との情報だったので(その上アメリカのオレゴンコーストなどの小さな町のレストランや店などではキャッシュオンリーだった=カードが使えなかったことが厳然と記憶にあり)、田舎周りをする前にある程度両替したいと考えてました。カードの意義は現金盗難リスクを下げるために「だけ」ある、という認識は不足してましたね、掲示板情報が身にしみていなかったということでしょうね。 T/Cを1冊ずつ換えたのですが、日本でポンドを少し購入した分といっしょに財布に入れてたのを知った時は思わず非難してしまいました。 首掛けの貴重品入れはもちろん使用していて、最初は分けてたはずですが、薄着のシャツの下の付け心地がよくなくて彼なりに工夫したつもりのようです(=結局、危機管理意識欠如の表れでしかありませんでしたが)。 使い心地悪い、身に付け心地悪いというのは我慢できないらしく、ごそごそ手直しを始めると納得するまで集中。そうなると私としては放置するしかないです。 以上、とにかく私の情報収集不足と、いただいた情報の未消化&忘失。旅慣れない者(+高齢)の宿命のようなものだったと。 でもね、旅行中の素敵な場面ばかりが思い出されて、まだふわふわイギリス空間を漂ってるような気分なのですよ。 兎に角この年になって自分の思いと力で実現させちゃった、というプレミアム付きのイギリス旅行、ばんざい!!てなところです。(プッと吹き出させてしまったかな・・) ほんと、いろいろありがとうございました。(ほかの皆さんにも)。 >「そう言う風に言うけどねー、あなたがママの年齢になったら、はじめて、あのとき、ママが言っていた事が判るとおもうよ」 ああ、同世代だからこそわかるこの気持ち! 「お母様によろしく」って言いたくなってしまいました。