6/7~6/25まで、英国南東部~南西部の庭を見て回ってきました。
シシングハーストやスコットニー、モティスフォントアビーや
英国王立園芸協会のウィズリーなど、超有名庭園から個人の庭
までゆっくりじっくり、隅から隅まで(?)じっくりねっとり見学
しました。
Corlinさんに偵察してくるように(?)指令を受けたので、Malmesbury
にある【Abbey House Gardens】にも行ってきました!!
Cirencesterのすぐ近くにある庭園です。
(以前、この地名の発音についてやりとりがありましたが、私が尋ねた
数人の人たちは「サイレンセスター」と発音されましたよー。第一音節にアクセント)
【Abbey House Gardens】。
半壊のAbbeyの傍らにある見捨てられた庭。
それを90年代に購入した一家が、見事な庭へと蘇らせました。
このポラード夫妻というのが少し、変わっていて・・・。
なんと、全裸で庭仕事をしているのです!!(ぎゃー)
この庭および庭のオーナーの様子はBBCでも取り上げられ、賞も取り、
本にもなっています。
http://www.amazon.co.uk/gp/product/1901092593/202-7022047-5033469?v=glance&n=266239
私が泊まった宿のマダムが庭園のオーナー夫妻と知人だそうで、二人
の人柄および庭を激賞したものですから、「これは行ってみないと~!」
と思いまして、行ってきました!(ややおっかなびっくり気味で)
庭の様子は一言で言って、「派手!」でした。
ハーベイシャス・ボーダーもノット・ガーデンも、ワイルド・ガーデンも
すばらしくカラフルな植栽計画を取っています。
ここくらい、アルストロメリアをたくさん植え込んでいる庭は英国では
他に見たことがありません。
ハーブ・ガーデンもかなり変わっていて・・・。
なんというか、アルストロメリアにしろ薔薇にしろ、アイリスにしろ。
こちらの庭は「コレクターズ仕様」と言えるかも。
気に入った薔薇だけを植え込む・・・というタイプではなく、薔薇なら
すべての種類を網羅したい!というような指向の庭。
私はどちらかというと、こじんまりとした、その庭の持ち主の美的センス
を感じ取るような庭が好きなので、正直あまり好みには合いませんでした。
でも、庭への愛がそこかしこに感じられる、手入れのよく行き届いた
庭で、とても感心しました。
ガーデナーが昼日中、あそこまできびきびと維持管理しているのも
他ではあまり見ない光景でした。(プライベートの庭園ならでは?)
一渡り見終わってノット・ガーデンへ戻ると、オーナーのイアン氏が!!
ほ、ホントに着ていませんっ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・シャツ以外は。
私が訪れた日は、時ならぬ寒い1日でした。(最高気温20度以下)
さすがのネイキッド・ガーデナーも裸では寒かろう!という日でしたからね・・・。
でもパンツは履いてらっしゃらなかった・・・。
ノット・ガーデンのお手入れをされているイアン氏の周りには老婦人が
群れ集い(一般に庭めぐりで出会うのは老夫婦に老婦人だけです!)、
庭について感想を述べたり質問したりしていますが、誰1人として
彼の奇異な格好(というか、裸身)を特別視しません。
上品な老婦人が半裸のもっさりしたオジサンの横で談笑しているこの不思議さ。
シュ、シュール・・・。(@△@;;
宿のマダムも、「彼らはフリーな人たちなのよ。縛られたくない、それ
だけなの。裸なんて関係ないわ、とってもいい人たちよ!」と言って
いました。
行きずりの観光客の私には彼がどう「いい人」なのかは知る由もありませんが、
庭の手入れを見れば、どんなに庭仕事が好きなのかわかりますし、
たくさんのガーデナーを統括している仕事振りを見れば、その有能さが
わかります。(ガーデナーはアホではなれない仕事です)
Malmesburyの町もこじんまりとしていて、感じの良い町です。
興味があったらぜひ行ってみてください♪
http://www.abbeyhousegardens.co.uk/index.shtml