【4日目】エルバ島Isola d Elba観光/姉さん事件です☆

さてさて、じゃぁ次はどこへ行こうかと車に戻ると、横列駐車の車の後ろに、他の車が停まっていて出られない。
「なんだよ、これ~」と思いながら、しばし港の写真を撮ったり、海面の小さい魚を眺めたりして時間をやりすごす。
しかし10分くらいしても持ち主が帰ってこないので、ついにクラクションをちょっと長めに押してみる。
周りの視線が集中。でも来ない。・・・後ろに停めていった車は、右隣の車とまたがる様に停めてあるので、
左隣の車との間に、狭い中でも方向転換したら、もしかしたら出られるんじゃないかという隙間があったので、
いちかばちか方向を変えてみることにした。エンジンを掛けて、ほんのちょっと車を動かしたときに、
外で見ていたダンナが、「ねぇ、ちょっとなんかあっちの建物から見てる人たちが大騒ぎでこっちに来るんだけど・・・」
と慌てた調子で言ってきた。なるほど車から降りて見ていると、建物の窓からは何人もの人が、
そして何か制服姿のおにーさんたちが4人くらいでこっちに向かってくる!!この雰囲気はただごとではない!!!
「え~ワタシ何やっちゃったんだろう」血の気が引いてきた。ダンナと突っ立っていたら、その制服姿の人たちは「まずエンジンをとめなさい」
というカンジ。そして、恐れていたひと言(イタリア語なので推定)「ここは駐車禁止だ」( ̄□ ̄;)!!
ワタシたちは、C.P.(Capitaneria di Porto:湾岸監督事務所)の駐車場にとめていたらしい。うん、確かに枠内にCPって書いてある。。。
でも・・・いいわけだけど、普通の駐車場の一角に設置してあるし、
しかも完全に観光客といういでたちの人が抜けた後に停めたのに。
イタリア語が通じないと見ると、今度は英単語で攻めてくる。「ライセンス」「インシュアランス」・・・保険???
免許は昨夜のことがあったので国際免許証は持っていたが、保険って何のことだろう。。。
ダンナは、ハーツの書類見せればいいんじゃないの??ということで、ダッシュボードをかき回してハーツの書類を見せる。
そうこうしているうちに、後ろに停めてたあんちゃんがノコノコやってきて、車を動かす。
ダンナ「あっ!!キー付いてたみたい」・・・そんなこと今気づいても遅い。
っていうか、なんでその人はお咎めなし???彼は空いていた枠内に停めてまたどこか行ってしまった。

CPの人たちに囲まれたまま、ワタシたちは情状酌量を願ったが、どうも連行されるようだ。車に鍵をかけろとのこと。
CPの建物に入り、2階の1室に通される。中には更に制服姿の男が2人。
ワタシたちは椅子に座らされて、頭上を飛び交うイタリア語を、理解できないけれど必死に聞き取ろうとした。
彼らは書類を持ってきて、なにやら書き込んでいる。
しばしして、「英語は理解できるのか?」とひとりが英語でダンナに話しかけてきた。ダンナ「少し。」
「じゃぁ行こう」と最初に駆けつけてきたうち、ふたりの隊員と一緒に外に出る。
あぁ、警察に連れて行かれるのか~と思っていたら、門の外に出た瞬間、「帰っていいよ」・・・
え??いいの???ゲンキンなことに笑顔で「グラッツェ♪」なんて言ってしまったよん。
よかった~~~~~(>_<)ホントまじビビッた☆
最後は拍子抜けするくらい、簡単に釈放されたので、何かの間違いで呼び戻されないようにいそいそとその場を離れた。
帰り際に見たら、停めていた所の近くに『CP』という標識と、レッカーのマークが。
キャー☆★☆これからは気をつけてちゃんと見ないと。。。
マヌケ面で「これって、イタリアの海上保安庁の船じゃない?!海猿ぢゃん海猿!!写真撮っちゃおう!!」なんて言ってた頃は平和だった。
とにかくホントコワかったよ。

ドキドキも冷めやらぬまま、城塞の上から見えたキレイなビーチに行きたくて、その方向へ車を走らせる。
場所は、ポルト・フェッライオからエンフォラ岬方面へ向かってすぐ位の所。今度は標識を見てきちんと車を停める。
ここはキレイだった!!水もキレイだし、景色もキレイ。ホントにホントに泳ぎたかった。でも水温は非常に低く冷たい。
足に水をつけてしばし和むが、そんなことをしている人もいない。海の家を兼ねてバールやカフェがあるが、閑古鳥。あ~ぁ。。。
せっかく水着、着てきたのにな~。

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  • 【4日目】エルバ島Isola d Elba観光/結構気が抜けてフニャフニャだったかも。

    お昼もとうに過ぎ、14時になろうとしている。CPに捕まったのが案外と時間のロスになったか。
    せっかく島にいるので、おいしいシーフードが食べたい。
    ワタシたちは、島の東側にある天然の良港ポルト・アズッロPorto Azzurroに向かった。
    20分くらいで港に着き、標識に従って駐車場に入る。ここは本来はチケット制だと思うのだが、
    でっぷりとしておばちゃん係員が立っていて有無を言わせず「4ユーロ!!」と言ってきた。
    券売機はガムテープでグルグル巻きになっている。
    なんだかなぁと思いつつもお金を払うと、1時間券を4枚くれて、フロントガラスから見えるようにしておけ、とのこと。
    ハイハイ。。。駐車場の入り口にはヒョロヒョロのおっちゃんが立っていて、
    車が入ってくるとおばちゃんの所に誘導する。夫婦で取り仕切っているようだ。

    港を歩いていくと、海面に店舗がせり出している店が3・4店あって、いずれかで食べたいね、ということになる。
    それぞれがおおきなメニュー表を入り口に出していたので、見比べてふたりで納得のいったひとつの店に入る。
    英語の併記があると、大助かりだ^^ とりあえず水を・・・そしてメニューを見ていく。
    「ん??」チンザノのプロセッコ割りだって。ちょっと飲んでみたいな~
    この街でしばらく散策していくから醒めるよね・・・な~んて話し、
    それと、あとビール、そして料理をオーダー。
    前菜は懲りずにムール貝のワイン蒸し。あさりも入ってたんだけど。いや~これはどこで食べても美味。
    プリモはシンプルなトマトのスパゲッティ。パルミジャーノをかけて。これもまたトマトが甘くてウマい。
    セコンドは2品。スカンピのグリルと、タコの煮込み。タコは柔らかくて、もう少し歯ごたえがあっても良かったかかも。
    スカンピは5尾ありましたが、そのうちの2尾にミソがはいっていて、とてつもなくウマかった。
    最初にその2尾を食べてしまって、後は拍子抜けだったけど。。。

    やはりお腹がいっぱいになってしまって、今回もドルチェにたどり着けない。。。コーヒーを飲んでふたりで44.3ユーロ。
    スカンピ食べたからこんなもんか!!

    トイレを借りて店を出て、街をブラブラ。いろんなお店があって、面白い。
    アクセサリーショップ・ブティック・おもちゃ屋・釣具屋・ジェラート屋。
    観光客はみなジェラートを手にブラブラ。
    何軒目かのジェラート屋でダンナが食べたいと言い出し、彼だけ食べる。よく入るなぁ。
    ノラネコもたくさんいる♪足の悪いネコに元気を出してもらいたいと、スルメやおせんべいをあげるが警戒して食べない。
    かわりに、この旅いちばんの美しいネコが来て、み~んな召し上がっていった。食べた分、カメラに納まっていただいた。

    寒いくらいの風に吹かれて酔いも醒め、さぁどうしようか、せっかくだからナポレオンの別荘に行って見よう。
    ちょうどホテルへの帰り道だし。
    着いて、駐車場代1.5ユーロを売店のおっちゃんに請求される。それにしても停めてある車が少ないな・・・と思ったら、
    ここは道路が駐禁じゃないので、みんな道路にとめていたのだ~!!慎重になりすぎて失敗^^完全にトラウマだな~
    駐車場からは徒歩で緩やかな坂道をしばし歩く。午前中から歩きとおしで疲れた体には結構キツい。
    着いた~と思ったら、そこは博物館で、別荘はまたさらに坂を登るんだとか。「え~??じゃぁもういいよ別に見なくても」とギブアップ。
    庭園でお昼寝していたネコをかまったら、さも迷惑そうな顔をしてアクビをされたので、トイレだけ借りてそそくさと帰る。

    帰る途中、昨日から気になっていた大型スーパーに寄ってみる。
    入り口に、オレンジ絞りジュースの自販機があり、試しに飲んでみる。
    1.5ユーロを入れると、オレンジが3つころころと降りてきて、半分にカットされカップに絞られていく・・・
    かなりおいしい!!!この自販機、なんで日本にないんだろう。。。
    ハムやチーズが安~い。持って帰りたいけどダメなんだよね~悔しい!!大きいスーパーだから品揃えも豊富。
    肉のコーナーではパニーノをつくってもらって食べている人も。。。う、うらやましい。。。こういうランチもあったか。
    ここではまだ旅の半分くらいの日程だったけど、ゆっくり買い物をする機会がこれから先にあるかどうかわからなかったので、
    おみやげを調達することにする。ダンナはウニの缶詰をみつけてきた。
    ワタシはばら撒き用にインスタントリゾットと乾燥ポルチーニ。
    けっこうゆっくり見られて楽しかったし、お手ごろなお土産も買えたので満足♪

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    【4日目】エルバ島Isola d Elba観光/今日も盛りだくさん

    マリーナ・デ・カンポまで戻ってきたとき、ものすごくトイレに行きたくなってしまって、たぶんホテルまでもたないと思い、
    昨夜入ったスーパーでトイレを借りようと思ったのだけど、トイレがない。
    道を挟んだ隣のインフォメーションにあって、やっと一安心。
    まだ日も明るいし、夕食まで時間があるから、マリーナ・デ・カンポの海でも見てこようと、また駐車券を購入。
    港に向かって歩いていくと、ちょっと道路から外れた所に、歩行者天国のお店どおりがあって、ゆっくりいろいろ見てまわった。
    けっこう人がブラブラと歩いていて、リゾートっぽいかも。ウインドウショッピングを楽しみながら夕焼けの港に出る。
    昨日もだったけど、雲がなければ夕日がキレイだろうになぁ~とちょっと残念に思う。ホント今回は天気が思わしくない。
    防波堤から海面を見ていたら、なんか小さい魚が泳いでいる。黒っぽいから分かりづらかったのだけど、一生懸命見てたら
    パンくずをたくさん持ったおばちゃんが来て、脇で魚にあげ始めた。と思ったら、すごい数の魚がわれ先にビチビチと!!!
    大きさはドジョウくらいだったけど、まさにスイミーの世界(知ってる?)・・・「うわ~」と口を開けているワタシたち。
    きっとおばちゃんはこれを見せてくれようとしたんだろう。

    ホテルに着き、いちど部屋に戻る。
    せっかくよい席に通してもらったので、ジーンズではなく、持って来た中でとりあえずマシな服に着替える。
    水着きたままだったしね^^;
    昨日と同じ時間くらいにレストランへ。今日は両脇はまだ来ていないみたい。
    と、ふと見ると左隣のテーブルには、昨夜、老夫婦が残していった白ワインがワインクーラーに入ってスタンバイしていた。
    半分くらい入ったままテーブルを立って行ったので「もったいないね」と言っていたのであるが、
    ステキなサービスがあるホテルなのだな~と感心。
    メニューは日替りで、実は朝食時にワタシたちは既にメニューを渡され、もう注文済みであった。
    連泊している客にはそうしているのだろう。
    素材はなんとなく解ったのだけど、それがどんな調理でどんな料理がでるのかは理解できなかったので、
    ある意味おまかせ、というかお楽しみ料理ということで、とりあえず昨夜と同じサラダバーを前菜として食べた。
    ちなみに飲み物も飽きずに同じものを頼んでしまった。
    プリモは、ワタシはムール貝のクリームスープが来た。ムール貝は4つほど殻ごと入っていて、
    スープはクリームに負けない海の味がした。
    ダンナはチーズのクレープだった。これが、初めて見たのだけど、チーズに違う種類のチーズが挟んで畳まれている状態。
    その上にホワイトソースとパルミジャーノが乗っている。どこまでも伸びる白いチーズはモッツァレラっぽかったが、
    もう一種は不明。とにもかくにも、これが美味しかった。美味しいなんてもんじゃなく、ダンナと大絶賛。
    なんていう料理かご存知の方おしえてください。。。
    セコンドは、ワタシが豚(っぽい)肉のキノコソース付け合せにフライドポテト。
    これは普通に美味しかった。ポテトも丁寧に揚げてある。
    ダンナは、カメリエーレがテーブルのそばまで来てワゴンで骨をちゃんと取ってくれてから
    サーブしてくれた舌平目のグリル。感激でした。
    ドルチェは、他にフルーツやモカジェラートもあったのだけど、
    ふたりともバニラアイスにホイップとチョコレートソース掛け。ペロリ。
    今夜はコーヒーは頼まず、部屋に戻る。食事が終わってすぐ部屋に戻れるのはいいなぁ。ホント気に入った、このホテル。

    湿気が多いのか、外に干しておいた洗濯物がちゃんと乾いていない。逆に部屋の中に干したほうが乾燥も防いで良いのかな。
    明日は朝7時にはホテルを出発しなくては。荷物の整理を終えて寝ようと思ったら、
    テレビで映画『アルマゲドン』を流していて、イタリア語なのに最後まで見てしまう。
    なぜか知ってる映画がテレビでやってると見ちゃうんだよね~前はナポリで『ホームアローン』見ちゃったし。
    寝たのは深夜0時半くらい?!起きられるのかな~。。。