円高のナヤミ どこまで

K28さん

まあこれほどイッペンに円高がすすむとたしかにあちこちギクシャクするでしょうね。 しかし いまや自動車などの大型機器のほとんどはかなりの部分が現地生産(海外生産)で生産コストのかなりの部分が円では無いのだそうですね。その分 円高ショックはかなり軽減されているようです。 しかも近年はかの国はかなりの物価上昇だったとかで売値もけっこう上がっているのだとか。その上 以前と違って米国市場への依存率もかなり低下していると、TVのニュースで報じていました。

もちろん円高による日本経済の影響は 直接に、間接にかなり大きなものがあるのはいうまでもありませんが お隣の大国ほどいまや直接輸出の形をとっていない、それだけ市場をとられてしまっているという実情があるようです。

もしかするとせっせと溜め込んだ外貨準備高(そのほとんどがドル建てのようですね)、民間金融機関を含めて保有する莫大な米国国債のカチの目減りが実は一番の憂うべき事態なのかもしれません。

>円高が続けば、いずれ輸出産業は崩れていき、日本社会全体が大不況に陥っていくでしょう。

は たしかにおっしゃるとおりですが 初めての経験ではありませんね 。 何事もバブル崩壊のせいにしていますが そもそもバブルも、その崩壊も、その後の状況も、そして今の円高もみな一連の動きではないでしょうか。なるべくしてなっているような気がします。

冷静に見て円がここまで安かったのは 果たしてフェアであったのかという気もしているのですが いかがでしょう。

ご隠居さんのブツブツでした。

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1件のコメント

  • 08/03/20 04:51

    Re: 円高のナヤミ どこまで

    たしかに生産コストは軽減しているでしょうね。ただ、鉄鋼などの原材料高がそれを帳消し、どころかそれを上回っているのが現状のようです。原材料高の要因は前にも記したようにドル安(貨幣安?)と結びついています。輸出企業は、今は「しっかり対策しているから大丈夫」といっていても、本音はきっと泣いています。誤って「もうボロボロだよ」とでもいえば、あっという間に株価は下がるでしょう。

    今は、たぶんどの輸出企業も、「強がり」をしている時期かと思います。そのうち、本当に倒産する会社や、やっていけない部門がでてきたときに、本当の危機がやってくると思います。

    これはもちろん初めての経験ではないですが、バブルのときのように国内の政治主導だけでそれを改善できる余地は少なく、あくまで米国の政策次第というところが痛い点です。

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