誰でも入りやすいボランティア 要領のいい人間を集めるだけだったら、 もっと要領のいいやり方があるかとは思いますがそれはさておき(笑) 「誰でも入りやすいようなボランティア活動」ですが、これは結局技術の問題になってしまうんでないかと個人的には感じてしまいます・・・。 このボランティア・ツアーは参加者に対して試験とかあるんでしょうか? まさか!ですよね? ツアーと銘打っている以上、誰でも申し込めるのではないかと思います。 そうするとあらゆる人が申し込めるわけです。 極端にいうと、日本でもボランティアなどやったことがない、それどころか何の社会経験もない、下手するとバイト経験もない、海外旅行経験もない、そういう学生でも誰でも申し込めるという話になります。 技術もなくて人の役に立とうとするのは、本当に難しいことかと考えます。 日本に「誰でも入りやすいボランティア」がないのはそのためでしょう。 本当に人の役に立てるのは、きちんとそのボランティアをする内容の分野で知識をもっていたり技術を得た人間だけでしょう。何の知識もなくて旅行の延長線上でやるようなボランティアには自ずと限界があります。 「誰でもできるような仕事」であれば、それこそ現地で現地の人を雇ってやったほうがずっと効率いいかもしれません。現地に対する知識も、現地にずっと住んでいてあらゆる状況を理解している人たちと、現地を初めて訪れる日本人とでは、それこそ雲泥の差があるかと・・・。 ボランティアをやる期間にもよりますが、1週間とかであったら現地に慣れることもできないまま終わってしまう人も続出しそうな匂いすらします(笑)しかもボランティアではよくある団体作業・・・いきなりツアーで集まった顔も知らない人たちが本当に力をあわせてできるんでしょうか?(笑) 考えれば考えるほどミステリアスなボランティア・ツアー。 その実態やいかに? どなたか参加された方はどうかレポートください。興味あります。 このツアー、就職のことを抜かして考えれば、技術はなくてもキモチはアツい、そういう人に向けてのツアーかと思います。もちろん、本当にキモチがアツければ、自然と技術を学ぼうとするようになるのが普通だとは思いますが・・・どうであれそのアツい気持ちは尊重されるべきかと思います。 ただ、このボランティアツアーを取っ掛かりにして、後に本格的にボランティアをやる人が出てくるのであれば、それはいいことですよね。 HISはぜひその部分を狙ってほしいです。動機は最初は「就職に有利」であったとしても、何年かのちに、やっぱりボランティアがやりたくなってその就職先を辞める人が出てきたら、それは「成果」です。つまり、大きな目でみれば、就職のためのツアーではなく、退職のためのツアーです(笑)
日本人に、技術も語学力もある人間なんていませんよ(涙)。 K28さんは、人の評価の基準が高すぎますよ。 >>技術もなくて人の役に立とうとするのは、本当に難しいことかと考えます。 それを言うならば、 技術があって、英語もしゃべれなければ話にならないでしょう。 でも、いまの日本で、ちゃんとした技術もあり、英語もしゃべれる人間なんていませんよ。 そういう人間は、協力隊にも、はっきり言えば、外務省にもいません。 日本人は、英語はまともにしゃべれません。 だから、ウリは、誠実さしかないんですよ。 シニアボランティアの場合は、 言葉がしゃべれなくても、ちゃんとした技術があるでしょう。 若者は、技術なんてないです。 でもそういう若者を、海外へ出すことでも役には立ちますよ。 だって、中国の地震の時は、 誰一人救出できなくても、 黙祷をささげただけで、中国は日本にいい印象を持ったわけです。 だったら、 黙祷をささげる技術を持った若者、 だって、必要でしょう。 日本は世界から見捨てられつつあります。 若者も、日本に閉じこもってます。 ですから、政府が、ボランティアに金を補助して、 とにかく、海外へ出すことを考えた方がいいです。 そうでないと、韓国や中国の若者に、 追い越されてしまいます。 まあ実際、英語力、旅行力、では、完全に韓国人に負けてますよ(涙)。 僕が、インドのアンジュナビーチで出会った若者との話が、あります。 韓国人旅行者と英語で議論をする@アンジュナビーチ/ゴア http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/2005/koreans.htm shimくん「在日認定」を語る@カラングート/ゴア/インド http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/2005/asia_restaurant.htm なんかね。 みどりのくつした
ちょっと誤解を生んだようですが、真意はこういうことです 中国四川省で救出隊として活躍した方たちは、警視庁や消防庁などから選抜されたスペシャリストたちでした。これは明らかに「ボランティア」とはまた違う、プロフェッショナルな仕事だったと思います。こんなことを素人にやらせたら、人を助けるどころか、自分が死にかねないと思います。結果としては生存者救出とはいかなかったにせよ、これはもう少し早い時期に派遣できなかった政治的な理由もあったかと思います。生存者は救出できませんでしたが、中国の人たちは高い評価をしてくれました。 ボランティアというのは、別に給料が出るというわけではなく、こういうプロフェッショナルな仕事とはまた違うでしょう。しかし、給料が出なくても、プロと同じか、それに準じるくらいの能力をもたないと、なかなかこういう緊迫した状況では役に立ちません。でも、状況に応じて、さまざまなニーズがあると思います。そこまで高い技術や能力をもたなくたって、できることはたくさんあるでしょう。英語だってプロの救出隊がみんなできるかといえばそんなことはないと思います。四川省のケースなどはむしろ、英語などより遥かに大事なこととしてその分野の技術力・専門能力が求められたケースだったかと思います。 自分は、みどりのくつしたさんが言うように、日本は人をもっと出すべきだと思うし、そのために政府が資金をもっと出すことだって必要だと思います。この部分は、もともと自分も強くそう思っています。でも、ボランティアというからには、何かをボランティアしているわけであって、そこには内容によって最低限の技術力は必要になることが多い、それを自分は言いたかったのです。技術能力も高くて英語も万能な人を無給で集めるなんて非現実です。 別にこれは全部ボランティアにする必要はないと思います。その給料を日本政府が払えばよいのです。もしかしたらODAよりも役にたつかもしれません。そうすれば、もっと人を出せるでしょうし、優秀な技術者の人たちを派遣することもできます。業種によっては国内ではなかなか仕事が得られない分野の技術者たちもいるかと思います。そうであれば、双方にとってよいわけです。さらには、ボランティアをする人たちには、そういう技術者たちを招いて適切な研修を事前に行なえばいいんじゃないでしょうか。 若い人たちでも技術をもっている人たちはいっぱいいます。そういう力を海外での貢献にあてることは、とてもいいことだと思います。ボランティアはそういうことを補助する役目としても有効でしょう。この部分は、システムがきちんと確立すれば、受付先もより広い間口をもって機能するでしょう。